毎年思います。
「あれ? いま時期でしたっけ」と。
こんばんは、さるあみです。
『全国』ではなく『秋田県限定』の品評会なので、そこまで規模は大きくありません。
なので、あまり興味がない方もいるかと思います。
ですが、逆に考えてみませんか?
規模が小さいからこそ恐ろしい、と。
だって、秋田の日本酒だけが集まって、そこに優劣がつくのです。
恐ろしくはありませんか?
「あの蔵は賞を獲ったのに、あの蔵は獲れなかった」
全国規模なら、結果は出品数の陰に隠れます。
「1000点も出品されてたのなら……」と、どこかで仕方ないと思えます。
ですが、今回は秋田県のなかだけ。
これほど身近に感じる品評会、そうはありません。
ということで今回は、秋田県清酒品評会がどれくらいの規模のものなのか。
ちょっとだけ詳しく触れていきます。
まったく長くはなりませんので、さらさらっと読みきっちゃってくださいね。
それでは、いってみましょう。
秋田県清酒品評会ってこんな会
2022年のものを例にとります。
今年は24の蔵が参加し、87点の日本酒がつどいました。
87点の内訳は以下のとおりです。
- 吟醸酒の部:46点
- 県産米の部:41点
この87点の日本酒を、14人で審査することになります。
とはいえ、いまこんな風に思いませんでしたか?
「14人って……多いような少ないような」
参考までに、全国燗酒コンテストを例に挙げてみましょう。
全国燗酒コンテストの審査員数は44人。
となると14人は、全国規模の品評会の約1/3ということになります。
そう考えると、数は少なくないように感じますよね。
この14人の審査によって県知事賞が選ばれることになります。
吟醸酒の部からは6点。
県産米の部からは3点。
出品されたお酒の数からすると、県産米の部がよりシビアな選考となりそうですね。
ちなみに、これまでの県産米の部は、『秋田酒こまち』をつかったお酒が大半でした。
ですが、今年は違います。
あの酒米たちが仲間入りをしたのです。
百田、一穂積。
『秋田酒こまち』一強の時代は終わりを告げます。
今回、県産米の部で4割を占めた新時代の酒米たち。
はたして爪痕は残せたのか。
表彰式は、10月26日。
ホテルメトロポリタンにて行われます。
ですので、結果はもう少しだけお待ちください。
ではでは、短いですが今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
次は結果でお会いしましょう!
※せっかくなので日本酒、探していきませんか?