あきたさけ!

秋田と日本酒をこよなく愛する男の地域活性化ブログです

社会人の出会いはどこにある?20代後半、奇跡をくれたのは職場でした。

こんにちは、さるあみです。

 

以前、こんな記事を書きました。

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もうしばらく恋愛はいいかな、って思ってました。

 

実は私、去年までは彼女がいたんです。10個下の彼女が。

彼女と出会ったのは前の職場で、いわゆる職場恋愛というやつでした。

彼女は夜間のアルバイト。私は夜間の責任者。

職場恋愛ではありがちな、悩みを解決してあげているうちに仲よくなっていたパターンでした。

 

「この商品ってどこにありますか?」

「これってどうしたらいいですか?」

「いまお客さんに言われたんですけど……」

 

いろんな偶然が重なり、何かあれば彼女は私を探すようになっていました。

「よかった、まだいた!」

そんな風に喜んでくれる彼女に、自分の価値を教えられたのを覚えています。

しかし、当時は私が29。

彼女は19歳でした。

私は起こりえないことを想像するほどもう若くもなく、ありえないことだと言い聞かせて過ごしていました。

 

「頼みやすくて都合のいい人」

 

きっとそんなイメージなんだろう。周りの人間がそう思っているように、きっと彼女もそうなんだ。

だから、そういう人でいよう。

卑屈な考えでした。

ですが、卑屈な考えをもってからの私は、彼女に自分から声をかけるようになっていました。

 

「どした? なんかわかんないか?」

「大丈夫か? 手伝うよ」

 

“どうせ何も起こらない”というネガティブさが、逆にポジティブに働きました。

 

そして、ある日。

ようやく連絡先を交換したんです。メールアドレスを。

時代遅れ感はありますが、それは彼女が私に合わせてくれたからに他なりません。

今なら「LINE交換」といいます。

けど、当時はまだ「連絡先交換しよう」だったので、プロフィールをメールに貼り付けて送る形になってしまいました。

メールでのやりとりをして2日後にはLINEに移ったので、気を遣わせたなぁと思います。

 

そうして、LINEに切り替えてからのやりとりが2日ほど続きました。

他愛もないやりとり。不器用な会話。

向こうもまだ敬語で、テンポはいいけど探り探りなトーク

ただ、そんななかで彼女は勇気を出してくれたんです。

「困らせることを言ってもいいですか?」と。

 

私は、1日考えさせてほしいと言いました。

答えなど決まっているくせに、悩んだフリをしたんです。

10も離れている。

俺ももう若くない。

もっといい人がいる。

貴重な10代20代を俺なんかにつかわせたらダメだ。

いろんな倫理、道徳、一般論が駆け抜けていきました。答えは決まっているのに。

1日考えても考えなくても、答えなど同じだというのに。

 

こうして私は、10も離れた女性と付き合うことになりました。

なにより“私を見てくれている人がいたこと”が嬉しかった。

 

ずっと私は、誰の目から見ても社畜でした。

できない量の仕事を異常な責任感でやりきる。自分しかいないんだから、自分がやるしかない。

そういう生き物です。

だから、褒められることはあれど、評価されることはありませんでした。

残業してやりきる姿勢など、評価の対象にはなりません。

だって、残業=仕事ができないですから。

 

周りが呆れるほど一生懸命に仕事をして、何も得るものがないまま体を壊す。

未来は決まっていたんです。

 

だから、嬉しかった。

無駄じゃなかった、って。

俺のやってきたことは無駄じゃなかったんだ、って。

なんにもないはずの人生が、彼女に壊されたんです。

 

最初にお伝えしたように、すでに別れてしまってはいます。

ですが、付き合っていた期間に見た景色はどれも輝いていました。

当たり前の景色は、誰と見るかで大きく違ってきます。

 

思い出など日記にしかならないので割愛しますが、少なくとも“一生懸命な姿”はかならず誰かが見ています。

そこにほんの少しの“誰かのため”が加われば、きっと応えてくれます。

 

夜間勤務は学生ばかりで、年の離れた私は浮いた存在でした。

だからこそ、出会いなどありえない。

やがて学生たちは卒業し、私は齢をとり、また次の学生が入ってくる。

そのループによって、私と学生たちの年の差はどんどん広がっていく。

だからこそ、もう出会いなどありえないと思っていたんです。

 

くつがえります。

常識は簡単に。

 

そして、そこから先をつくるのは自分です。

針の穴のようなわずかなスキマに、赤い糸を通せるかは自分次第です。

ありえないことなんてありません。

起こりえないことなんてありません。

30手前の男が声をかけてもらえたんです。出会いはかならずあります。いつだって。

 

彼女には、ありがとうの言葉しかありません。

貧しき時に受けたパンには命ほどの価値があるように、苦しき時に受けた恩を忘れることなどできません。

どれだけ振り回されても、それ以上のものをもらいました。

とはいえ、この身にできることなどもうないので、あとはただ幸せを祈るだけですけどね。

 

「そんなにツライ思いをするくらいなら恋愛なんてしなきゃいいじゃないか」

 

そういう意見もあるかと思います。

もったいないです。そんな考え。

 

「こんなツライ思いは、恋愛しなきゃできないんですよ」

 

誰かのために上にも下にも心が震える人生なんて、恋愛してなきゃできません。

どれだけ心が震える瞬間があるかどうか。

幸せって、きっとそこにあるんだと思います。

 

平坦な人生で心が固くなってしまうと、振動しなくなります。

そうなる前にです。

心が震えなくなる前に。

 

私と一緒にまた人を好きになる人生、はじめませんか?

さるあみでした。

 

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