こんにちは、さるあみです。
旅行、出張、異動でもかまいません。
秋田に訪れている方や、これから訪れる方に質問です。
“どうせ秋田に来たならおいしい日本酒が飲みたいと思いませんか?”
米どころにして酒どころ。
そんな秋田の地において、日本酒も飲まずに帰る。
もったいないです。
それでは秋田の夜を1割しか楽しめていない。
いや、3割しか楽しめていません。
・肩肘張らずに入れるお店。
・ご飯はもう十分食べたし、ちょっと1杯だけ。
・座ると長居してしまうから立ち飲みで十分。
・帰りの電車の前にちょっとだけひっかけたい。
・ホテルに戻る前にあと1杯だけ許してよぉ~。
そんなあなたに贈る、今回の記事はこちら。
Sake-Naviとあきたくらす。どちらも違って、どちらもいい。
Sake-Naviは秋田の繁華街『川反』に店舗をかまえる、立ち飲みスタイルのアンテナショップ。
あきたくらすは秋田駅直結の『トピコ2F』にある、カウンター式のアンテナショップです。
どちらも共通するのは、立ち飲みであること。
そして、秋田の日本酒が飲めるというところです。
では、それぞれにどういった利点があるのか。
日本酒の購入方法や、店の雰囲気、予算なども合わせて紹介していくのでお付き合いください。
それではいってみましょう。
37の蔵元が集結。豊富な種類に、立ち飲みだけどついつい長居してしまうSake-Navi。
秋田市の繁華街「川反」に店舗をかまえるSake-Naviは、秋田県酒類卸さんが立ち上げたアンテナショップです。
卸業者のお店となると、期待するのは品揃え。
秋田にある蔵元の数は37。
全部飲めたらなぁ~、を叶えるショップ。
それがSake-Naviです。
購入方法がちょっと特殊。慣れるまで戸惑うかも。
秋田の全蔵の日本酒が飲めるとあっては行かずにはいられませんよね。
ですが、ちょっとまって。
こちらのお店はちょっとだけ購入方法が特殊。
手順を書いておきますので、参考になれば幸いです。
- まずは席を決めます。窓際のみ外を向いて座って飲むスタイルで、あとはすべて椅子はなく、立ち飲み用のテーブルが置いてあるだけです。人数と滞在時間で決めるのがいいと思います。
- 席にある用紙に『飲みたい日本酒の番号』を記入します。ランクがスタンダード、ミドル、プレミアムと別れており、ランク毎に値段が設定されています。同じランク内であれば3つ選ぶことで『飲み比べセット』にしてもらうことも可能なので、たくさん楽しみたい方はそちらがオススメです。「いっそ店のオススメが飲みたい!」という方は『店長おすすめセット』がいいですよ。
- 用紙に番号を記入したら用紙を店員さんに渡して、券売機へ。
- お金を投入したらタッチパネルの『日本酒』をタッチ。すると、ランク、セット、季節の日本酒といったボタンが表示されるので、自分の注文したランクやセットのボタンを押して、右下の『発券ボタン』を押してください。
- 出てきた券も店員さんに渡して、注いでもらって完了です。
そしてなんと言っても、その価格! 卸業者だからできる低価格がそこにある。
まず驚くべきはチャージ料がないことです。
席代がないから、ただ純粋に飲む分だけ払えばいい。
ふらっと立ち寄っても余計な散財が一切ないのが大きな利点です。
そして肝心な価格ですが、こちら。
- 単品スタンダード 60ml 250円
- 単品ミドル 60ml 400円
- 単品プレミアム 60ml 500円
- 店長おすすめセットA・B(40ml×3) 500円
- スタンダード お好みセット(40ml×3) 500円
- 季節の限定酒 400円
もうね、破格。
“破壊”する“価格”と書いて“破格”です。
とかくおすすめしたいのは『店長おすすめセット』と『季節の限定酒』の2つ。
『店長おすすめセット』は何よりお得で、この値段ではぜったいに飲めない1本が混じってたりします。
それに気づいたときの静かな興奮。
どうぞ、体験してみてください。
そして、『季節の限定酒』。
こちらは名前のとおり、今しか飲めない秋田の日本酒が400円で楽しめます。
飲食店限定で卸している『あきたG倶楽部』の日本酒も飲めたりするので、こちらもおすすめです。
長居するお客さんとすぐ帰るお客さんの割合は50:50
窓際で座っているお客さんは長居することが多く、立ち飲みされている方は1杯、2杯で帰っていくことが多いです。
混雑の時間帯は、やはり華金。
金、土の夜は賑わっていて、入れ替わりも激しいように見えます。
逆に平日の夜でしたら静かにのんびりと飲めるので、仕事終わりやホテルへ戻る前なんかにいいですね。
■営業時間
月~木 16:00~21:00
金、土 16:00~21:30
定休日 日曜日
■住所
■TEL
018-893-6405
時計見て 10分あれば あきたくらす。
そんな季語もない川柳を読んでしまうくらい、秋田駅でのちょっとした時間におすすめなのがあきたくらすです。
何より、その立地。
秋田駅直結の『トピコ』。その2階。
これでもかと立ち並ぶ『和菓子』『洋菓子』『アンテナショップ』のフロア。
そのカドにひっそりと、しかしよく目立つカウンターを構えているのがあきたくらすです。
立ち飲みなのでおかしな表現ですが、席数は10席ほど。
実際、10人いるとかなり窮屈に感じそうな一角です。
壁や“しきり”はなく、アンテナショップの一角にカウンターがあるのを想像していただけばわかりやすいかと思います。
そして、こちらの利点はなんといってもこちら。
NEXT5の5蔵の日本酒が飲める。
そうなんです。
みなさんは秋田のNEXT5をご存知でしょうか?
新政、ゆきの美人、一白水成、山本、春霞で有名な5つの蔵元からなるユニットです。
それぞれが秋田を代表する蔵元であり、その実力は県内外でも評判となっています。
中でも新政なんかはご存知の方が多いのではないでしょうか?
もしくは、新政目当てで訪れた方もいるのでは……?
そんな、5蔵の日本酒がお手頃価格で飲めてしまうのがあきたくらすです。
特に新政なんかは県内でも、買えない、飲めないで有名です。
それが当たり前に飲める。
加えて、もしこれを読んでいるあなたが6のつく日に秋田に滞在しているのなら、ぜひあきたくらすに。
6のつく日は新政の日。
6号酵母にちなんだ新政デーです。
この日はなんと、新政の飲み比べができます。
ふだん飲めないのなら、買えないのなら、ここで楽しむのがおすすめですよ。
店内の雰囲気や、購入方法もろもろ
店内は最初に言ったとおりアンテナショップの一角にカウンターがあるスタイルで、客層はまばら。
ただ、大きな荷物を抱えた方が散見されるので、観光客が多いというイメージです。
直接注文するスタイルなので、カウンターの店員さんに声をかけてください。
支払いは店を出る際に行います。
軽食と呼べるほどのものはなく、秋田ならではおつまみがあります。
予算は1500円ほど。
ものによってきますが、これで2~3杯は飲めますので秋田到着時、または帰る際にちょっと飲むには最適ですよ。
■営業時間
平日 11:00~21:00まで。
土日祝 10:00~21:00まで。
(LO 20:30)
昼間、秋田駅に到着した人も、翌朝、秋田を発つ人にもやさしい。
それがあきたくらすです。
最初はちょっと勇気がいるかもしれませんが、慣れれば居心地のよい空間です。
2Fフロアの喧騒から少しだけ遠ざかってみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回の記事はいかがだったでしょうか?
こっちのほうがいいよ! という記事を書こうと思って始めたのですが、書いているうちに両方好きな自分に気づいてしまいました。
どちらも違って、どちらもいい。
これを結論として結ばせていただきますね。
それでは今回はこの辺で。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
みなさん、よい晩酌を!
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