あきたさけ!

秋田に生まれて34年。秋田市のグルメやカフェ、そして地酒の魅力をお伝えします。

11,000円の価値がある。47clubで買いたい秋田の地酒はこれだ。

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「お世話になった方に日本酒を贈りたい」

「値段なんてどうでもいい。気持ちを込めたいんだ」

 

この記事は、そんなあなたに向けて書いています。

 

こんにちは、さるあみです。

 

ギフトの時期ともなると、スーパーや酒屋さんにはズラリとギフト用の日本酒が並びますよね。

 

  • 1.8Lの2本入れ
  • 720mlの2本
  • 720mlの3本

 

など、酒造さんから出ているおなじみセットはもちろん。

『〇〇オリジナルギフト』という形で、その店おすすめのセットもよく見かけます。

かつて私が担当してたスーパーでも、オリジナルギフトとして720mlの日本酒を2本詰めて販売していました。

オリジナルギフトの特徴は、あくまでもリーズナブルな価格で。

かつ、もともと売上のよいものがチョイスされていました。

 

ですので、お客様から毎年かならずこんな質問をされたんです。

 

「もっといい酒はないんだか?」

 

この質問、されるたびにハッとします。

普段から売れている日本酒なので、普段づかいとしておいしいお酒です。

贈り物としての価値もあります。

 

ただ、気持ちの込め方は人それぞれなんですよね。

 

価格や質に気持ちを込める方もいらっしゃるんです。

 

そのことに気づいたときに、この日本酒を思い出しました。

 

【秀よし 大吟醸 中だれ 生酒】

 

1.8L:11,000円という価格のなかに、大きな価値を込めた1本です。

この記事では、【秀よし 大吟醸 中だれ 生酒】の特徴にふれていきます。

いったいどういった日本酒で、どこにそれほどの価値があるのか。

それはこの記事を読めばわかります。

それでは、いってみましょう。

 

 

『秀よし』という300年

秀よしで有名な鈴木酒造の歴史は古く、300年を超えます。

『秀よし』の名前の由来は、“他のものより秀でてよし”から。

もしかしたら、そのネーミングから『豊臣秀吉』との関わりを想像された方もいるかもしれません。

実は、それも間違いではないんです。

 

秀よしの前の名は『初嵐』。

秋田藩との取引があった、いわゆる『御用酒』でした。

そして、『初嵐』の前に御用酒として納められていた日本酒の名前は『清正』。

飲み比べてみると、なんということでしょう。

 

「おいっ、この『初嵐』って酒、『清正』よりもうまいじゃないか!」

 

この評価がキッカケで『秀吉』と『秀でてよし』、ふたつの意味をもつ銘酒が誕生しました。

 

そして近年。

伝統は、新時代においても名を上げます。

2019年に行われたIWC【インターナショナル・ワイン・チャレンジ】において、『秀よし 純米大吟醸』が“秋田県で唯一のトロフィー受賞”という快挙を成しとげたんです。

 

秀よしには、伝統と歴史に裏打ちされた実力があります。

 

「『清正』よりもうまい酒だから『秀よし』なんだってさ」

 

そんな土産話も携えて、贈り物にしたい日本酒です。

 

秀よし 大吟醸 中だれ生酒ってどんなお酒?

さて、そんな歴史ある酒造より生まれし『秀よし』の『大吟醸』『中だれ』『生酒』となると、いったいどんなお酒に仕上がっているのでしょうか。

それぞれのワードの意味をみていきましょう。

 

大吟醸』とは、いわずと知れた特定名称酒の最上級。

精米歩合50%以下の、手間暇かけたものを指す言葉です。

 

つづいて『中だれ』ですが、

“中だれ”は、もろみを搾ったときに一番おいしいとされる中間部分です。

最初に出てくるのを『荒走り』『先垂れ』と呼び、最後に出てくる部分を『責め』『後垂れ』と呼びます。

もしかしたら、『荒走り』『中取り』『責め』の呼び名が一般的かもしれません。

 

そして、生酒。

一般的な日本酒には、『火入れ』がされています。

火入れとは文字どおり、日本酒を温める工程。

直接火にかけるわけではなく、湯につけて少しずつ温めていきます。

これにより、日本酒を劣化させる『火落ち菌』の発生を防ぐことができ、長期の保存にも耐えられるというわけです。

逆にいえば、生酒は火入れをしていないお酒なので、長期の保存には耐えられないことになります。

 

ところがどっこい。

 

なんと、今回ご紹介している『秀よし 大吟醸 中だれ生酒』は“3年熟成”なんです。

 

新鮮な生酒を、低温という適温で、3年間貯蔵。

酵母が生きた状態で年単位の熟成をへた日本酒というのは、ほんとうに珍しいです。

というか、「そんなお酒あるの!?」と驚かれる方のほうが多いかもしれません。

 

いまは技術も進化してきて、質の良いお酒というものが当たり前につくれるようになりました。

酒米酵母の組み合わせ。

いわゆるレシピのようなものもあり、「コンテストに出すならこの組み合わせ」というものもあったほどです。

ですが、そんな世になれどレシピにならないのが『年月』です。

年月だけは嘘をつけません。

 

3年熟成の日本酒をつくるには、3年熟成させるしかないんです。

 

秀よし 大吟醸 中だれ生酒の商品情報

  • 原材料名:山田錦・酒こまち
  • 精米歩合:40%
  • 日本酒度:+3.5
  • 酸度:1.2
  • アミノ酸度:0.8
  • 内容量:1.8L
  • 価格:11,000円(税込み)

 

11,000円の価値がある。47clubで買いたい秋田の地酒といえばこれだ:まとめ

【秀よし 大吟醸 中だれ生酒】の、特筆すべきところはやはり“3年間の低温熟成”。

これこそが、この1本のいちばんの売りであり、贈り物としての心だと思います。

 

どれだけ技術が発達しようが、どれだけ蔵人が研鑽をしようと、時の流れを早めることはできません。

ゆっくりとゆっくりと、しかし平等に。

 

贈り手であるあなたと、贈られる側である誰か。

きっと、その方との間にも『3年』という月日があったはずです。

 

3年前。

このお酒が仕込まれているとき、あなたとその方はどういうご関係でしたか?

そして、3年の月日でどう変化しましたか?

 

ゆっくりゆっくりと縮んだ関係もあれば、遠のいてしまった関係もあるかと思います。

もちろん、変わらぬ関係も。

 

この大吟醸にも3年の月日が経ちました。

 

香りにも味にも変化があったはずです。

それを些細な違いと受けとるか、大きな変化と受けとるかはわかりません。

ただ、その感想が話のタネになります。

親しい関係はより親しく。

遠のいた関係はほんの少し近づいて。

変わらぬ関係は、変わらぬまま。

 

【秀よし 大吟醸 中だれ生酒】は、流れた日々と関係をいろどる1本です。

 

今年はちょっと特別な1本、贈りませんか?