あきたさけ!

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【ゆきの美人 活性にごり】の感想・評価:つよいガス感と苦みあるまろやかさ。

ゆきの美人 活性にごりの感想・評価

こんばんは、さるあみです。

 

ゆきの美人といえば、ほかの酒造と比べてちょっと寸胴なビンをつかっています。

近くにビンがあれば見ていただきたいのですが、胴の部分が太くなっているのが特徴です。

 

キャップもほとんどが、スクリューキャップではなく押し込むタイプ。

開けるときに、ガス感による押し返しが楽しめるのもひとつの特徴となっています。

 

ですが今回。

今回紹介するのはまったくの逆。正反対。

 

『ゆきの美人 活性にごり』は、細長のビンにスクリューキャップの1本なんです。

 

夏らしい緑のビンでありながら、割と年中みかける『活性にごり』。

いったいどんな日本酒だったのか。

詳しくみていきましょう。

 

 

『ゆきの美人 活性にごり』とは?

『ゆきの美人 活性にごり』とは、秋田市の中心部にある『秋田醸造』がつくる発泡性の日本酒です。

 

期間限定品ではありますが、発売は年4回。

3、6、10、12月の4回発売となります。

四季の頭に発売されると考えれば覚えやすいかと思います。

 

『ゆきの美人 活性にごり』の大きな特徴は、ただひとつ。

味よりなにより、これだけは念頭にいれてほしい特徴があります。

それは、

 

超・超・超・開栓注意ッッ!!!

 

吹きこぼれるなんていう次元ではありません。

吹き出します。

特に、買って帰ったらすぐに飲みたいかと思います。ですが、グッとこらえてください。奴らはそのタイミングを狙ってきます。

もしどうしても飲みたい気持ちが勝るのであれば、これだけは覚えて帰ってください。

 

何度も何度も開けては閉めをくりかえし、泡がのぼってこないの確認してからフィニッシュ!

 

もしくは、吹き出すのもふくめて『活性にごり』だと諦めてください。

 

基本的にはこの2択です。

 

では、そもそもなぜ吹き出すほどのガスが充填されているのでしょうか。

答えは、造りの特殊さにあります。

 

『ゆきの美人 活性にごり』は、ビン詰めしたお酒を火入れすることなく貯蔵したお酒です。

つまり、生酒の状態。

活性にごりというよりは『瓶内二次発酵』にあたるお酒かもしれません。

 

『瓶内二次発酵』のお酒は酵母が生きている状態で貯蔵されているため、貯蔵している期間の分だけビンのなかで発酵がうながされます。

貯蔵時の温度が高ければ、発酵はさらにうながされます。

そうすると、どうなるのか。

 

めっちゃ炭酸ガスが発生します。

 

目には見えませんが、酸素ボンベのように強い圧がかかっているんです。

そしてそれは、開栓時に爆発します。まるでシャンパンのように。

 

だから要注意。

開栓注意なんです。

 

くどいほど注意をうながしていますが、一度でも買ったことのある方であれば「うん、うん」と納得してくれているはずです。

私も過去2回ほどいただいたことがありますが、2回とも一人で「ふーー! 上がってきた上がってきたー! はい閉める~~~」とテンションがハイになりました。

もう一度いいます。

一人で、です。

 

というわけで、味の感想にいきましょう。

 

『ゆきの美人 活性にごり』の味はどうだった?

『ゆきの美人 活性にごり』の味わいをひとことで表すのであればこうなります。

 

かたい微発泡と苦みあるまろやかさ。

 

香りはやはり、押し上げるものがあるのでフルーティー

味わいはしぼりたての生酒をつかっているためか、フレッシュさと硬さがあります。

若いといえばいいでしょうか。

そのため、にごりの分だけまろやかですが、若い酒特有の苦みも感じられます。

 

以前、千代緑の活性にごりを『大人のカルピスソーダ』と表現しましたが、ゆきの美人もそう。

食事中に飲める大人のためのカルピスソーダです。

 

ただ、もどかしいのはやっぱり苦み。

ぐびぐび飲みたい味わいですが、引き締めが強すぎてそれが叶いません。

あくまでも日本酒として。

あくまでも大人の嗜みとして楽しみたい1本でした。

 

『ゆきの美人 活性にごり』の商品情報

ちいさく仕込む酒造さんだと、まったくおなじ日本酒というのをつくるのは困難です。

そのため、日本酒度や酸度などにもバラつきが出ます。

もちろん誤差の範疇とはなりますが、ここに「活性にごりの数値はぜったいにこう!」と書くことはできません。

ですので、変わらない部分だけお伝えしておきますね。

 

  • 原材料名:米(国産)、米麹(国産米)
  • 精米歩合:55%
  • アルコール分:14.5度
  • 要冷蔵

 

『ゆきの美人』で他におすすめの1本は?

ゆきの美人でおすすめしたいお酒はたくさんあります。

が、しかし。

そのどれもが季節限定であったり、発売時期が限られていたりで、「これなんすよ!これがおすすめ!今すぐ飲んで!」と推せるものは多くありません。

 

「おすすめされても売ってないんだけど……」

 

というのは勧める側としても心苦しいので、できる限り定番品を紹介させていただきますね。

 

ゆきの美人『純米酒

ゆきの美人の純米酒といえば『完全発酵』ばかりがフィーチャーされがちですが、忘れてはいけないのが『普通の純米酒』です。

この純米酒、冗談を抜きにしていちばんのオススメかもしれません。

それくらいおいしいんです。

 

どうおいしいのかは、こちらの記事へ。

 

www.saruami-sake.work

 

ゆきの美人『純米吟醸

こちらも、『愛山麹』や『山田錦』など酒米の名がついた純米吟醸が多々あるなかで、あえて『普通の純米吟醸』です。

なぜなら、私がゆきの美人を知ったきっかけの1本だから。

ひとくち飲んだだけで和食に合うと思わせるチカラは見事のひとことです。

 

詳しくはこちらの記事へ。

 

www.saruami-sake.work

 

ゆきの美人『純米吟醸 雄町』

実は私、雄町という酒米にあまりいい印象がありませんでした。

たまたま飲んだお酒がそうだったのかもしれませんが、重くて酸がキツかったんです。

だから、ちょっと敬遠していた部分があります。

 

ですが、この1本でその印象は大きく変わりました。

詳しくはこちらの記事へ。

 

www.saruami-sake.work

 

『ゆきの美人 活性にごり』の感想・評価まとめ

いかがだったでしょうか。

 

活性にごりだけでなく、ゴリゴリと他のゆきの美人も推してみました。

 

やはりちいさく仕込む酒蔵の利点は、種類の豊富さにあるかと思います。

新商品が出たなと思った翌月にはまたちがう商品が出てくる。

そんな目まぐるしい変化が楽しみでもあります。

 

ですが、忘れてはいけないのが常にある1本です。

純米酒』や『純米吟醸』など、当たり前にある1本。

そして『活性にごり』のように、年4回とスキマなく発売される1本。

そういった1本がうまいというのは、買い手にとってうれしいことですよね。

 

地酒屋さんでしか取り扱いのないブランドではありますが、見かけたらぜひ手に取ってみてくださいね。

それでは今回はこのへんで。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

 

※日本酒選びに迷ったらこちらの記事もおすすめですよ。

 

www.saruami-sake.work

 

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