こんばんは、さるあみです。
今回は、やまとしずく好きが無知をさらすこの企画。
題して、
“やまとしずくに純米酒ってあったんか!山廃純米酒しか知らなかった……”
こちらをお届けいたします。
県南の地酒カテゴリにおいて、「あきらかに贔屓でしょ」というくらい『やまとしずく』のレビューをしてきましたが、まさかの盲点。
あって当たり前のジャンルのいまさらレビューです。
この記事を読むことで、やまとしずく純米酒のおおよその味わいがわかりますし、より秋田の地酒に興味をもっていただけるはずです。
どうぞ最後までゆっくりしていってくださいね。
やまとしずく純米酒ってどんな味?
山廃純米酒の感想を一言でいうならば、深みがある、です。
ところが、ここから山廃という単語をのぞくと感想が一変します。
軽い。
山廃純米酒よりも軽くてまろやかです。
甘みをもってなめらか~に入ってきて、口のなかを突き刺すことなく通っていきます。
香りには少しの青さがあって、酸味を感じます。
けれども、味わいにはツンとしたフルーティーさがないから終始おだやか。
これは吟醸酒には出せない味わいかもしれません。
伸びることなく静かにキレていくので、あと味は辛口な印象でした。
どちらがうまいかと問われれば、好みによるとしか答えられません。
ただ、明確な違いはあります。
広がりのあるジューシーさと深みを感じたければ『山廃純米酒』。
静かなまろやかさと軽さを感じたければ『純米酒』。
気分に合わせて飲み分けるのがいちばんだと思いますよ。
やまとしずく純米酒ってどんなお酒?
精米歩合と原材料は一般的な純米酒と差はないですが、アルコール度数がちょっと低めに設定されています。
15度。
ふつうの日本酒は16度のものが多いので、1度ほど低いことになります。
「たかが1度じゃん」
そう思われるかもしれませんが、缶チューハイで考えてみてください。
氷結が5度だとすれば、ほろよいは3度です。
「ほろよいはジュースだから」
なんていう人もいるくらいで、たった2度の差でもアルコールの強弱って感じますよね。
あとはラベルで気になるのが、おすすめの飲み方です。
純米酒って、ぬる燗・熱燗を推奨しているものが多いんです。
おすすめの飲み方は、常温もしくは冷やして。
ほぼ吟醸酒と変わらない推奨温度となっています。
燗となると「うちではできない」という方も多いですし、冷たくていいというのはありがたいですよね。
まとめ:やまとしずく純米酒・山廃純米酒。どちらも違ってどちらもいい。
今回は、日本酒の日に合わせたイベント『カンパイ秋田2019』のキャンペーンに当選したことで、知らない日本酒に出会うことができました。
冬場の飲み方としては、ちょっと寒い部屋で熱燗を楽しんだり、温かい部屋で冷酒を飲んだっていいんです。
ビールが売れないときはありませんからね。
冷たい飲み物は一年中、どのタイミングでも欲しくなるものです。
冷蔵庫から取り出してすぐに飲めるのがうれしい1本です。
味わいも突き抜けるものはなく、穏やかにしてまろやか。
のんびりと飲んでいるうちに1本空けてしまうこと間違いなしですよ。
それでは今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
さるあみでした。