こんばんは、さるあみです。
秋田のクラフトビールといえば、田沢湖ビールとあくらビールが有名ですよね。
どちらもアンテナショップやスーパーで買えるので、真っ先に挙げる方も多いのではないでしょうか。
ですが、忘れてはいけないのが『羽後麦酒』です。
『羽後麦酒』は、羽後町にかまえる小さな醸造所。
一度につくれる量が少ないことをポジティブにとらえ、さまざまな食材をつかったビールに挑戦しています。
たとえば、苺、ゆず。
変わり種では『ふきのとう』など、おおよそビールの原料としては聞いたことのない材料をつかったビールが有名です。
さて、そんな『羽後麦酒』ですが、変わり種だけではありません。
『羽後麦酒』を知る人ぞ知るビールへと押し上げた、定番品があるんです。
- PA001(ペールエール)
- BW001(ベルジャンホワイト)
- GA001(ゴールデンエール)
今回はこの3つのなかから、『BW001』を紹介していきたいと思います。
いったいどんな味わいに感じたのか。
あなたのビール選びに役立てるようにがんばりますね。
それでは、いってみましょう。
『羽後麦酒 BW001』ってどんなビール?
『羽後麦酒 BW001』の『BW』とは、『ベルジャンホワイト』の略。
ベルギーのヒューガルデン村で生まれた、白ビールのひとつです。
『ベルジャン』をアルファベットで表記すると『Belgian』。
『ベルギアン』とも読めることから、なんとなくベルギービールなのだと想像もできますね。
ベルジャンホワイトの大きな特徴は、副原料にあります。
コリアンダーは、ターメリックやクミンとならんでカレーに欠かせない香辛料ですよね。
なのでベルジャンホワイトは、“柑橘の爽やかさ”だけでなく“香辛料のスパイシーさ”を合わせ持つ、香りに特徴のあるビールだと言えます。
『羽後麦酒 BW001』を飲んでみた感想は?
とはいえ、実際に飲んでみて驚いたのは香りではありませんでした。
“軽さ”
さらさらっと入ってきて、するするっと喉を通ります。
さっぱりとした飲み心地のなかに、オレンジとコリアンダーの風味があるといった感じです。
ラガーやエビスビールのような苦みはまったく感じられません。
後味もどこか淡泊。
喉への刺激が少なく、さらさらと消えていきます。
ビールらしい苦みがないので、抜群に飲みやすいです。
この言葉はあまり使いたくないのですが、
“女性にもおすすめ”
です。
なぜ使いたくないのかというと、女性の好みを決めつけているように感じるからです。
女性なら苦みは苦手でしょう。
女性なら飲みやすいのを好むでしょう。
そんな決めつけがあまり好きではないので、なるべく使わないようにしています。
とはいえ、この1本。
『羽後麦酒 BW001』には使わせてください。
このライト感は女性にこそおすすめしたい、と。
あるいは、ビールの苦みがあまり得意ではない人にもおすすめです。
なので、普段からビールを飲む人にとっては、むしろ物足りないと感じるかもしれません。
コクと苦みが足りない。
飲んだ気がしない。
ガツンとくるものがないのは、利点でもあり、不利な点でもあります。
ライトなビールを好む方は、『羽後麦酒』をはじめる1本として選んでみてくださいね。
まとめ:軽快な味わいが女性にもオススメな、『羽後麦酒』入門の1本
ライトなビールなので、合わせる料理を選ばないのもうれしいところ。
ですが、あえて『これに合わせて!』と叫ぶのなら、
“ハーブの効いた料理”
です。
というのも、お酒のペアリングには3つの考え方があります。
そのなかのひとつが『同調』です。
これは、おなじような味わいでまとめることを言います。
失敗しづらい組み合わせなので、スパイシーさにはスパイシーさで。
パクチーやチーズなど、ちょっとしたクセのある食材と合わせてみると面白いですよ。
というように、お気づきでしょうか?
合わせる食材が、ちょっとオシャレなんです(30代男性目線)
なので、合わせる食材のオシャレさもまた、女性にオススメたる理由だったりします。
それでは、今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
※ビール選びに迷ったらこちらも読んでみてね