秋田駅から徒歩10分ほどの距離にある商店街。
通称『通町商店街』の一角に、ちいさな神社があります。
名を、
"招福稲荷神社”
170年以上ものあいだ地元の方々に信仰されてきた、稲荷大明神を祀った神社です。
招福稲荷神社の場所は?
招福稲荷神社の場所は、通町商店街の一角。
"楽な視力を売る専門店”のフレーズがなつかしい、『カモヤ眼鏡店』のとなりにあります。
世代ギャップがあってピンとこない方は、セブンイレブンを目印にしてみてください。
神社への入口はかなり細いです。
通町に何度も足を運んでいる筆者ですら一度地図を確認したほど。
なにせ、鳥居までの距離が長いんです。
遠目にみただけだとカモヤ眼鏡店の駐車場にみえます。
「ほんとにここ……?」
カモヤ眼鏡店の横のスペースを、疑いをもってのぞいてみてください。
そこが『招福稲荷神社』です。
招福稲荷神社のご利益は?
招福稲荷神社に祀られている神様は、稲荷大明神です。
古来より“産業の守護神”として信仰をあつめており、“火防守護の風守”を授けることで火難から免れると伝えられています。
今でこそ火難の驚異は減りました。
ですが、170年前の産業において火難は大敵と呼べたはずです。
かつてを想像すれば、信仰もうなずけますね。
招福稲荷神社『招福狐の行列』
招福稲荷神社では毎年10月に、本宮である東京都北区王子稲荷神社での行事にならってイベントが開催されています。
その名も、招福狐の行列。
参加者はみな『狐のお面』や『狐の化粧』をして、商店街を練り歩きます。
化粧を担当してくれるのは、秋田公立美術大学の学生たち。
地域が一丸となってイベントを盛りあげます。
『通町のイベント』とだけ書くと町内のちいさなイベントのように聴こえますが、来場者数が5000人に迫る一大イベントです。
可愛らしい小狐から色もの狐まで、さまざまな狐さんがつくる行列に出会ってみませんか?
招福稲荷神社:まとめ
最後に、招福稲荷神社についてまとめておきましょう。
★招福稲荷神社
中通にシャッターが目立っても、通町にシャッターはありません。
地域の住民に愛される店の数々が、イキイキと根付いています。
飲食店から酒屋、金物屋まで、かならずあなたにとっての楽しいがあるはず。
神社での参拝を終えたあとは、存分に通町商店街を楽しんでくださいね。
それでは、今回はこのへんで。
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