こんにちは、さるあみです。
ラーメン好きなら知らないとは言ってほしくない、隠れた名店があります。
名を、『天寿の郷』。
今では珍しくなった『屋台』形式のラーメン屋さんです。
目印になるのは、白い軽トラと温かみのある灯り。
牛島商店街へと向かうカーブのふくらみで、赤ちょうちんが誘います。
屋台ゆえに、
“ぬくもりや思い出を食す”
と、『雰囲気』でまとめたいところですが、伝えたいのは『味』です。
なにせ、おいしい。
ただただおいしいんです。
「マニアの多いラーメンだけは勝負するまい」と思っていますが、『天寿の郷』だけは語らぬわけにはいきません。
それほどに、もっと知られてほしい。
穴場であってほしいけども、にぎわってほしい気持ちもあるんです。
というわけで今回は、牛島の眠らない赤ちょうちん。
『天寿の郷』をご紹介します。
最後まで楽しんでいってくださいね。
- 『天寿の郷』の場所は?
- メニューはシンプル。みそ、しょうゆの2つのみ!
- 騙されたと思って、まずはしょうゆ、いってみて
- 『天寿の郷』の定休日・営業時間
- まとめ:牛島にラーメン屋台?天寿の郷はみそもしょうゆもうまいんだ。
『天寿の郷』の場所は?
まずは、先ほどからチラチラと触れている『天寿の郷』の場所なのですが、住所には直せません。
『屋台』ゆえに、『定位置』というだけ。
なので、目と鼻の先にある『牛島郵便局』の住所をお伝えしておきます。
太平川にかかる『太平橋』へと向かう大きなカーブが、そのまま目印です。
牛島商店街側から向かう場合も『太平橋』を目印にしてください。
メニューはシンプル。みそ、しょうゆの2つのみ!
メニューは、
- しょうゆラーメン:500円(税込み)
- みそラーメン:500円(税込み)
- 麺ダブル(玉2つ):700円(税込み)
このシンプルさがたまらんのです。
まずは驚く、その価格!
これ、すごくないですか?
いまどき500円ですよ。
原料が高騰し値上げする飲食店が増えているなかで、ワンコインは常識が壊れます。
しかもなんと、“普通盛りのラーメンでも麺の量は3割増し”です。
食べ盛りの学生はもちろん、1杯で満足したい我々『秋田男児』にもとことんうれしい仕様となっています。
騙されたと思って、まずはしょうゆ、いってみて
※写真は麺ダブルです
『屋台』の味といえば、“昔懐かし”のキャッチフレーズがついて回る印象がありますよね。
煮干しでとったあっさり味。
どこかもの足りない味わいを思い浮かべるのではないでしょうか?
ところが、『天寿の郷』のしょうゆラーメンはまったく違います。
あっさりだなんてとんでもない。
むしろ、がっつり味の中華そば。
鶏ガラと豚骨がコク深い、濃厚中華です。
さらに、特筆すべきは具材にあります。
自家製の分厚いチャーシューは食べごたえがバツグン。
むかし、東京のホテルでチャーシューの代わりにハムの入った『昔ながらの中華そば』を食べたことがあるのですが、わけが違います。
“ちゃんと噛んで、ちゃんと味わえる”
『天寿の郷』のチャーシューには満足感があるんです。
そして、もうひとつ意外なところでメンマがおいしいんです。
もうね、臭みがゼロ。
スーパーなどに売っているメンマって、なぜか独特な臭みがありますよね。
あの『臭み』とも『クセ』とも取れる味わいで、メンマが苦手な方もいるのではないでしょうか。
ところがどっこい。
『天寿の郷』のメンマは、ごま油の風味ゆえなのかまったくクセがありません。
やわらかくて、やさしい食感。
味付けはけっして強くないのに、思い出してしまうおいしさがあります。
スープに驚き、具材に驚き。
あちらにもこちらにも舌つづみを打って、ずるずるずるずる。
たいらげる頃にはスープも減り、細麺によく絡んでいたのだと気づかされました。
空になった丼を片手に、大きなため息。
ひと息つくと、ここが『屋台』であることに改めて驚かされます。
「700円でこのボリューム。そして、この味わい。お得すぎるでしょう」
『また行きたい』ではなく、『また行く』と誓ったラーメン屋台でした。
『天寿の郷』の定休日・営業時間
- 定休日:不定休
- 営業時間:17:00頃~24:00頃まで
『天寿の郷』の近くに住む友人いわく、
「雨降ってたり天気が悪いとちょいちょいいない」
とのことでした。
荒天時はお休みだと思ったほうがいいかもしれませんね。
まとめ:牛島にラーメン屋台?天寿の郷はみそもしょうゆもうまいんだ。
これは妬みになってしまうのですが、一言だけ言わせてください。
「友人が羨ましすぎるッッ!」
なぜ私の居住区にないのか。
あれば夜食が捗ります。
あれば、ふとした思い付きでうまいラーメンが食べられます。
「腹減ったな……」
その欲求に、人情が応えます。
近くを通る学生の子たち。
仕事が終わって自転車をこぐ男性。
楢山に住む人たち。
あなたのいる区域には、素通りするにはもったいない場所があります。
ラーメン好きの方だけでなく、通り道にしている方。
ぜひ一度、足を運んでみてくださいね。
それでは、今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
あきたさけ!では、普段は秋田の地酒レビューをしています。
思い出したときでもいいので、ぜひそちらも読んでみてくださいね。
ではでは。