こんばんは、さるあみです。
先日、秋田の新聞を賑わせたクラフトビール業界からの一石。
“サキホコレのクラフトビール”
県内4社からの同時発売ということもあり、あなたも心が躍りに踊ったのではないでしょうか。
実は、私もそのひとり。
日本酒のレビューばかりしていますが、クラフトビールにも目がありません。
発売日は、仕事中もワクワクが抑えられませんでした。
ですが、
「仕事が終わったらすぐに買いに行かなきゃ!」
この考えが甘かった。
福小町の貴醸酒よりもずっと甘かったんです。
夕方では時すでに遅し。
買えたのは『あくら』『田沢湖』の2本のみ。
しかも、どちらも最後の1本でした。
『羽後麦酒』と『湖畔の杜』の姿はありません。
2本買えたことを幸運と思うべきか。
2本は買えなかったことを不運と嘆くべきか。
私はこれを、幸運と捉えたい。
買えなかった2本よりも、買えた2本と向き合います。
というわけで今回は、サキホコレを使用した田沢湖ビール。
『秋田のお米エール サキホコレ』をレビューしていきます。
もう飲んだ方もまだの方も、最後まで楽しんでいってくださいね。
それでは、いってみましょう。
- 田沢湖ビールがサキホコレを使うとこんなビールに
- 『秋田のお米エール サキホコレ』を実際に飲んでみて
- 『秋田のお米エール サキホコレ』の商品情報
- まとめ:田沢湖ビールとサキホコレがコラボ。キレと香りがすんごい1本に
田沢湖ビールがサキホコレを使うとこんなビールに
田沢湖ビールがサキホコレを使うことで出した特徴は、
- 色
- キレ
- 香り
麦芽、ホップなどの原料のなかにサキホコレを配合することで、これまでのビールに比べて明るい色合いを実現しています。
その色合いは、まさに黄金。
ややにごりある黄金色に輝きが見えます。
そして、キレ。
麦汁を時間をかけて発酵させることで、ドライでキレのある味わいに仕上げたとのこと。
発酵期間を長くすることで辛口に仕上がるのは、日本酒と似ているかもしれませんね。
さらに、香り。
こちらは公式に、一部に秋田県産のホップとつかうことで咲き誇るようなホップの香りが楽しめるとあります。
サキホコレ自体は、噛めば奥から甘みが現れるお米。
粒は大きく、あきたこまちを凌ぐ県産米として期待されています。
ですが、ビールはドライでキレのある味わいとのこと。
はたして、ビールとのマッチングはどうだったでしょうか。
『秋田のお米エール サキホコレ』を実際に飲んでみて
これは田沢湖ビールのはなかった味わいなのではないでしょうか。
まず、香りがすごい。すんばらしい。
ホップの華やかさにどこかスパイシーさが乗っています。
これが心地良いんです。
嗅がなくても香ります。
勝手に鼻をくすぐります。
飲む前からすでに心を鷲掴みされてしまいました。
そして、味!
ブログ用に調べるまでは『ドライでキレのある味わい』ということを知らず、『サキホコレ』のイメージで飲んだんです。
すると、まさにこれ!
“ドライでキレのある味わい”
甘みがなくて、さっぱりとした苦み。
コクがないので苦みが明るく感じます。
そして、キレがいいんですよ。
さっぱりとした苦みとキレの余韻がたまりません。
色には“にごり”があるのに味わいはクリアーで、田沢湖ビールの地力に感動すら覚えました。
この1本、脂を流し込むためのビールにするなんてとんでもないです。
ちょっと贅沢な和食とともに、味わって楽しみたいクラフトビールでした。
『秋田のお米エール サキホコレ』の商品情報
- スタイル:ブリュットIPA
- IBU:35
- アルコール分:5.5%
- 発酵方法:上面発酵
- 賞味期限:180日
まとめ:田沢湖ビールとサキホコレがコラボ。キレと香りがすんごい1本に
『秋田のお米エール サキホコレ』は、数値でみれば苦みは田沢湖ビールのトップクラス。
IPA(インディアペールエール)ということもあり、その数値はアルトをも凌ぎます。
ただ、アルトをコクのある苦みとするのなら、『秋田のお米エール サキホコレ』は“さっぱりとした苦み”です。
そのため、おなじ苦い系でも苦みの質がちがいます。
どちらも飲みやすいのですが、ひとつを選ぶとしたら『サキホコレ』のほう。
飲みやすさだけで選ぶのなら『秋田のお米エール サキホコレ』のほうを選びます。
ですが、全体のバランスでみたら、
- うまみ
- コク
- 苦み
これら三拍子を飲みやすく仕上げたアルトがうまいです。
不動の人気ナンバーワンが陥落するには至らないかな~という感じでした。
クラフトビールって、飲み比べるのが最高に楽しいですよね。
今回、改めて『飲み比べる幸せ』を感じられました。
クラフトビールって、たまらないですよね。
それでは、今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
ちなみに、田沢湖ビールを苦みの少ない順番でまとめています。
ぜひ、この機会にあわせて楽しんでいってくださいね。