あきたさけ!

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【高清水】どれがおすすめ?この秀麗無比がすごい!2022

こんばんは、さるあみです。

 

おなじシリーズの日本酒って、追いかけるの大変ですよね。

年間で4種類発売されるのであれば、がんばって4種追いかけたい。

そう思っても、やっぱり飲みたいと思わないものが1本くらいはあるものです。

 

この『秀麗無比』シリーズだってそうです。

『秋田流寒仕込み×6号酵母』というコンセプトで、味わいはもちろんバラバラ。

当たり前のことですが、4本すべてが好みに合うとは限りません。

 

というわけで今回は、勝手にやってしまいます。

『秀麗無比ランキング』

 

否。

 

題して、『どれがおすすめ?この秀麗無比がうまい!2022』

あらゆる方面から怒られそうなタイトルですが、他の浮かばなかったので仕方ありません。

突き進みましょう。

 

信用になるかはわかりませんが、筆者はこれまでに300本ほど秋田の日本酒を飲んできています。

『秀麗無比』も、4本すべて飲みました。

その上でいちばんはどれだったのか。

包み隠さずハッキリとお伝えしていきます。

ぜひ、あなたの日本酒選びの参考にしてみてくださいね。

 

それでは、いってみましょう。

 

 

覚えていってほしい! 秀麗無比ってこんなお酒。

『秀麗無比』は、あの『高清水』で有名な蔵元『秋田酒類製造』が送りだしたシリーズです。

発売は、2021年冬。

『しぼりたて純米』からスタートしました。

 

『秀麗無比』の大きな特徴は3つあります。

 

  • 秋田県内限定販売
  • すべて『秋田流寒仕込み×6号酵母
  • 4種それぞれ担当者がちがう

 

1つ目、2つ目については、裏ラベルでもPOPでも擦られてきた情報なので割愛します。

私がおもしろいと思ったのは、3つ目。

なんと、4種発売でそれぞれに担当者が存在しているんです。

 

ふつう、蔵を代表する杜氏さんって各蔵1人のイメージがありますよね。

ですが、『秀麗無比』には3人の名が連ねられています。

なぜなのか。

 

実は、意外と知られていないのですが、秋田酒類製造は2か所にあります。

ひとつは秋田市川尻。

本社蔵と呼ばれ、蔵開放のときにはこちらが開放されます。

 

そしてもうひとつが、御所野にあるんです。

御所野の蔵はそのまま『御所野蔵』と呼ばれ、出品酒など小仕込みのものはこちらで仕込まれます。

 

蔵は2つ。

なので、代表杜氏が2人。

ここまではわかりました。

では、あと1人はどこの何者なのか。

そこらへんにも触れながら、ランキングに移っていきましょう。

 

1位:秀麗無比 しぼりたて純米

『しぼりたて純米』は、冬発売の第1弾。

新酒の季節にあわせて彗星のごとく登場しました。

 

『しぼりたて純米』の大きな特徴はこちらです。

 

  • マスカットやメロンのようなフルーティー
  • 凛とした透明感
  • 残り3本への期待が高まる1本

 

『秋田流寒仕込み×6号酵母』というハッキリとしたコンセプトのなかで、どういった個性を見せてくるのか。

最初にその答えを見せてくれたのは、御所野蔵。

『加藤均』杜氏でした。

 

味わいはとにかく明るくて、曇りのないフルーティーさ。

やわらかくも静かで、凍える夜によく合います。

 

精米歩合は65%と、決して磨かれたものではありません。

それなのに、なぜか感じるのは『透明感』。

香りにあるヨーグルト感も、味わいにあるフルーティーさにも、美しさがあるんです。

 

正直いって、おいしい

 

シリーズの期待を高めるという点でいえば、文句なしの第1弾でした。

 

2位:秀麗無比 山廃純米

『山廃純米』は、秋発売の第4弾。

各蔵がこぞって『ひやおろし』を展開してくるなかで、やや異彩を放っての登場です。

 

『山廃純米』の大きな特徴はこちら。

 

  • めっちゃ山廃
  • 季節にドンピシャ
  • 高清水らしい遊びのないバランス

 

シリーズラストを飾る1本は、川尻にある本社蔵から。

『菊地格』杜氏による原点の1本です。

 

正直いって、好みはわかれます。

なにせ相手は『山廃仕込み』。

伝統が相手です。

 

一般的に『山廃仕込み』のお酒は、酸とうまみが強く出るといわれています。

高清水も漏れることはありません。

確かな『山廃』。

それも、お手本のような『山廃』です。

というのも、これ、まさに高清水のイメージどおりの1本なんです。

 

“遊びがない”

 

いい意味で捉えてもらっても悪い意味で捉えてもらってもかまいません。

とにかくバランスがいいんです。

しかも、『山廃』としてバランスがいい。

酸味とうまみを引き出して、それ以外の味わいを1歩引かせている感じがたまりません。

 

造ったらできてしまった、ではなく、“造ろうして造った1本”。

そんな印象を受けました。

 

たぶん、杜氏さんの実力が半端ではないのだと思います。

イメージを形にできること。

それが当たり前にできるからこそ、『高清水』という大規模な展開ができるのだと感じました。

 

この1本、おいしいですよ。

 

3位:秀麗無比 特別純米酒

※写真、撮り忘れました……

 

特別純米酒』は、5月発売の第3弾。

白のラベルが涼しげな、シンプルなデザインでの登場しました。

 

特別純米酒』の大きな特徴はこちらです。

 

  • 御所野蔵と本社蔵のブレンド
  • 主役は杜氏ではなくブレンダー
  • 甘口寄りでバランスがいい

 

正直にいってしまえば、

 

“無個性”

 

だからおいしい。

それもそのはず、この3本目。

主役が杜氏ではありません。

特別純米酒』の主役は『ブレンダー』。

『沢畑秀実』氏による1本なんです。

 

なのでこの1本は、御所野蔵と本社蔵のいいとこ取り。

イレギュラーのない、バランスが見事な1本となっています。

 

ただ……

 

それだけに、良くも悪くも『それなり』に落ちついているように感じました。

おいしい。

でも、人に薦めたいかと言われれば特に……というのが本音です。

 

自分の意思で買うならGO。

他人に薦められて買うならNO。

 

そんな、薦めるにはちょっとだけ押しが弱い『特別純米酒』でした。

 

4位:秀麗無比 無濾過純米原

『無濾過純米原酒』は、2月発売の第2弾。

本社蔵の『菊地格』杜氏より届きました。

 

『無濾過純米原酒』の大きな特徴はこちらです。

 

  • 18.5度の原酒
  • 重いのにやわらかく、甘さ控えめ
  • そのままでもオンザロックでも

 

『原酒』スタイルで登場した2本目は、飲み方が自由。

そのままでは舌に強いですが、オンザロックで“ちょうどいい”が見つかります。

 

あなたにもきっと体調のすぐれない日があるはずです。

そんなときは、薄まった状態で。

逆に酔いたい日は、ガツンとそのままで。

キンキンの状態で飲みたい場合は、氷が解ける前にグイっと。

さまざま飲み方を試してみてはいかがでしょうか。

 

実は筆者も、オンザロックが大好きです。

発売時はまだ冬ですが、部屋は暖かいのでキンキンがよく合います。

放っておくとガンガン薄まっていきますが、それもまた粋というもの。

刺激なく喉をとおる最後の1滴は、なかなか喉にはやさしいものです。

 

とはいえ、それならなぜこの1本が4位なのか。

理由は、

 

“よく似たお酒が高清水より発売されているから”

 

です。

そのお酒がこちらです。

 

 

正直に言ってしまいます。

『秀麗無比 無濾過純米原酒』とは、このお酒が名を変えただけなのではないか、と。

それくらいそっくりな味わいでした。

なので、「売っていればどちらでもいいかな」というのが本音です。

 

ガツン系の原酒のなかでは飲みやすさがピカイチなので、どちらかを見かけたらぜひ手に取ってみてくださいね。

高清水らしいバランスの良さが光りますよ。

 

まとめ:確かにおいしい!でも、似ている味わいも……

ということで、順位をつけさせていただくならこのような結果になりました。

 

  1. しぼりたて純米
  2. 山廃純米
  3. 特別純米酒
  4. 無濾過純米原

 

4位に関しては同じようなお酒があるということで、このような順位にしてしまいました。

が、実はもう1本。

同社の日本酒とそっくりな味わいのものがあります。

それは、

 

“しぼりたて純米”

 

同社がつくる『春の純米』と味わいがよく似ています。

とはいえ、『しぼりたて純米』は生酒。

『春の純米』は火入れです。

明確な違いがありますし、発売の時期もちがいます。

おなじお酒の『生酒』と『火入れ』の可能性もありますが、私は中の人ではないので真相はわかりません。

どちらも本当においしくてコスパにすぐれた1本なので、そのまま1位とさせていただきました。

 

とはいえ、味わいが似るってスゴイことですよね。

 

秀麗無比は、杜氏の名がのる渾身のシリーズ。

それに、毎年発売される『定番品』が並ぶんです。

それってつまり、すべての商品が“渾身の1本”ということではありませんか

 

どのお酒にも全力。

 

そんな姿勢が垣間見えて、素敵だと思います。

まだまだブランドが浸透していないであろう『秀麗無比』ですが、今後もおなじ味わいを目指していくのか。

それとも、その年ごとに仕込みを変えていくのか。

目が離せませんね。

 

さて、この記事はあなたにとって参考になりましたか?

ではでは、今回はこのへんで。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

 

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