「女性にも勧められる秋田の地酒が知りたい」
「洋菓子にも合わせられそうな日本酒ってない?」
今回の記事は、そんなあなたに向けて書いています。
こんにちは、さるあみです。
日本酒にあわせる料理といったら日本食。
和食のイメージがありますよね。
だから、ちょっと敷居が高い。
おじさんの飲み物という印象が拭えないのは、あわせる料理の印象も大きいです。
けど、もし。
もしも、洋食にもあわせやすい日本酒があったら。
スイーツにもあわせやすい日本酒があったら、日本酒が今より少しだけ身近なものになると思いませんか?
今回ご紹介するのはそんな日本酒。
【高清水 デザート純吟】
秋田市の酒造メーカー『秋田酒類製造』がつくる、『デザート日本酒』という新ジャンルです。
わたしが実際に飲んだ感想もまじえて、商品情報をお伝えしていきます。
この記事は、デザート純吟が気になっているあなたの背中を押す記事となっていますので、最後まで楽しんでいってくださいね。
それでは、いってみましょう。
【高清水 デザート純吟】ってなに?
【高清水 デザート純吟】とは、秋田酒類製造が2年の月日をかけてつくりあげた、まったく新しい日本酒です。
洋菓子にあう日本酒への試みは、各地ですでにありました。
10年ほど前に新潟の今代司酒造がつくる『花柳界』を飲んだときは、『甘さ』への挑戦を感じたことを覚えています。
ただ、あのときはまだ早かった。
早かったように思います。
時代ではなかったんです。
“珍しいものへの興味”が飲ませただけで、"洋菓子にあう日本酒”というものにモチベーションがあったわけではありません。
そして、いま。
時代は変わり、日本酒が『千』の味わいから『万』の味わいへと大きな変化をみせています。
そんななかで新たな産声をあげたのが、『デザート日本酒』という新カテゴリー。
【高清水 デザート純吟】です。
味わいは後述しますので、少しだけデザインに触れていくと、みえてくるのは『洋』へのこだわり。
720mlではなく500mlにすることで、ボトルがスリムになりました。
さらに、ラベルの色がゴールド。
ラベルの文字も、英語表記にすることで『和』を徹底して遠ざけているように感じます。
このように、ぱっと見だとワインのように見えるのも、【デザート純吟】の大きな特徴です。
【高清水 デザート純吟】の味は?
【高清水 デザート純吟】の味わいをひとことで表すとこうなります。
“つよい甘みを酸味でフタ。女性に勧めたい甘酸っぱくて飲みやすい日本酒”
どうみても二言です。
香りは華やかで、甘酸っぱさがいい方向に働いているように感じます。
味わいは、強い甘みを酸味でフタしているよう!
甘さの伸びを、酸味で切る。
だらだらとした甘みが続かないので、さっぱりとした味わいになっています。
酒質はクリアーで雑味がなく、『甘酸っぱさ』がダイレクトに感じられます。
ただ、そこまで軽いかと言われればそうでもなく、量を飲むのには適さないかもしまれません。
もともとサイズが『500ml』と『180ml』しかないので、そのあたりは安心できそうです。
無理なく飲みきれるサイズでの販売もふくめて、おすすめしたいのはやっぱり女性。
さらに言えば、
『白ワインや強めの缶チューハイを好む、日常的にお酒を飲んでいる女性』に向けた日本酒、という印象を受けました。
まったくお酒を飲まない方が日本酒を手にとるはずありませんもんね。
「缶チューハイ1本だと単純に多くて余る」
「炭酸がいらない」
「白ワインの酸味だとちょっと強いけど、ほかに飲めるお酒がない」
そんな方にこそ飲んでいただきたい日本酒です。
【高清水 デザート純吟】の商品情報
常温で飲むよりも、よく冷やして飲むのがおすすめです。
ちなみに、日本酒度-35という数値は甘さの方向にぶっとんでいます。
日本酒度は0が中間。
プラスにいけばいくほど辛いとされ、+12度を超えたあたりから『超辛口』として売りに出しているところもあるほどです。
となると、-35って……なに?
とんでもない甘さを想像しちゃいますよね。
けど、それを3.5という高い酸度でフタしているので、おもしろいくらいバランスがとれいるんです。
「数値がアテにならない」
とまでは言いませんが、数値を超えた味わいが楽しめます。
【高清水 デザート純吟】は、日本酒好きな方にも試していただきたい1本ですね。
【高清水 デザート純吟】の感想・評価:まとめ
あらためて、どんな方におすすめかをまとめるとこうなります。
- 日常的にお酒を飲まれている女性
- 甘いだけの日本酒が苦手だという方
- 辛口よりも甘口の日本酒が好きな方
- 日本酒が苦手になるような経験をした方
いずれにしても、「日本酒を飲んでみたい」と思っている方が最初に飲むお酒ではないかな~という印象です。
「こういう日本酒もあるんだなぁ」
「おもしろい日本酒だ」
こういった感想も、ふだん飲んでいる人だからこそ出るものだと思います。
【高清水 デザート純吟】を楽しむのなら、辛口、甘口、うまくち、さまざまな味わいのものを飲んでからのほうがいいかもしれません。
「ふだん飲んでいる日本酒とはあきらかに違う!」
という驚きも、この【デザート純吟】の醍醐味だと思いますので。
あとは、日本酒で失敗する。
「わたし、日本酒ダメなんだよね」
という経験をした方。
そんなあなたにも驚きをくれる日本酒です。
伝統を守るだけでなく、新時代へ向けての挑戦を。
秋田酒類製造の試みは、酒飲みにワクワクをくれますね。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございます。
よい晩酌を!
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