あきたさけ!

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大平山から贅沢な古酒が登場。ポイントはここだ!

こんばんは、さるあみです。

 

『酒は天下の大平山』のフレーズが有名な小玉醸造から、おもしろい商品が出ましたね。

その名も、

 

“大平山 三年古酒 雄町 純米大吟醸

 

名前からわかるのは、『三年熟成』で『雄町』をつかった純米大吟醸だということ。

ですが、このお酒にはもうひとつ大きなポイントがあるのです。

そのポイントこそが、『三年古酒 雄町 純米大吟醸』のもっと知られるべき部分。

アピールポイントとなります。

ちょっとだけ詳しくみていきましょう。

 

 

『大平山 三年古酒 雄町 純米大吟醸』のポイントは『造り』にあり

実はこの『三年古酒』、三年寝かせたから古いというわけではありません。

本当に古いのは『造り』なのです。

というのも、今回の1本につかわれた醸造法は、今から約90年前のもの。

 

“1934年の全国酒類品評会で1位を獲ったときの醸造法”

 

が使われています。

あくまでも『再現』したものなので、完全に当時のものかはわかりません。

ですが、それでも、『過去』を『現代』によみがえらせた1本というのは貴重ですよね。

残念ながらこのお酒を、

 

「懐かしいなぁ」

 

という方は、もうこの世にはいらっしゃらないかと思います。

懐かしむにはあまりにも年月の経ち過ぎた1本です。

 

まさに、大平山の『歴史』。

 

機械が整わない世界で『技術』のみをつかって造りあげた、当時の味が現代によみがえります。

 

リーズナブルな『大平山 純米大吟醸40』と比べてみると……

大平山といえば、高いスペックの酒を衝撃的な価格で提供してくれることでも有名ですよね。

その最たる例が、こちらの1本。

 

 

『大平山 純米大吟醸40』です。

こちらは、

 

  • 酒米:『秋田酒こまち』
  • 精米歩合:40%
  • 熟成:なし
  • 720ml:1,650円(税込み)

 

という破格のコスパを誇る純米大吟醸です。

 

※レビュー記事はこちら

 

www.saruami-sake.work

 

対する『大平山 三年古酒 雄町 純米大吟醸』のスペックがこちらです。

 

 

酒米は大平山にしては珍しく、秋田のものではなく『雄町』を使用しています。

 

『雄町』といえば、酒米のルーツとまで言われる歴史の古さ。

1859年に作付けがはじまり、一時は『幻』となった酒米です。

あの『山田錦』や『五尺万石』も、たどれば雄町に辿りつきます。

 

歴史があるのは『製法』だけでなく、『酒米』も。

 

ということになりますね。

 

まとめ:大平山から贅沢な古酒が登場。ポイントはここだ!

まとめると、『大平山 三年古酒 雄町 純米大吟醸』は、

 

  • 酒米のルーツである『雄町』
  • 大平山の地位を押し上げた、栄光の『製法』

 

これらを組み合わせた1本です。

思い出すというにはあまりにも昔すぎて、当時を知る人などいないかもしれません。

ですが、“先人の礎を知る”という意味では、これ以上ない1本なのではないかと思います。

 

これからまたギフトの時期が訪れます。

もし、あなたが年配の方にお酒を贈りたいと思っているのでしたら、一考の価値があるのではないでしょうか?

 

自分で飲むのは……

 

やっぱりちょっと高いですよね(汗)

 

それでは、今回はこのへんで。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

 

※贈り物にするならこちらもオススメ

 

www.saruami-sake.work

 

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