あきたさけ!

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【太平山 生酛純米 白神山水仕込み】の評価・レビュー:伝統と超軟水。

太平山 生酛純米 白神山水仕込みの評価・レビュー

こんばんは、さるあみです。

 

突然ですが、新商品と聞くと、あなたはすぐに飛びつく方ですか?

私はというと、ちょっと様子を見てしまいます。

 

「こういうブログやってるんだからアンテナ張っておけよ!」

 

という声が飛んできそうですよね。

実際、今回の1本についても少し出遅れてしまいました。

すでにあちこちに感想はあがっているかもしれません。

 

ですが、それでも。

それでもこのブログに来てくれた方へ。

気合を入れて紹介していきたいと思います。

ぜひ最後まで楽しんでいってくださいね。

 

それでは、いってみましょう。

 

 

『太平山 生酛純米 白神山水仕込み』ってこんな日本酒

『太平山 生酛純米 白神山水仕込み』は、潟上市にある小玉醸造がつくる新商品です。

発売日はなんと、2022年8月1日。

まだまだ生まれたばかりの1本です。

 

『太平山 生酛純米 白神山水仕込み』の大きな特徴は2つあります。

 

  • ドリルをつかった伝統の生酛仕込み
  • 超軟水である白神山地の水を使用

 

この“ドリルをつかった”というのが、太平山ならでは。

生酛造りの工程には、『山卸し』という作業があります。

櫂棒(かいぼう)という身長よりも大きな棒をつかって、蒸したお米をつぶす作業です。

 

これがとにかく重労働で!

 

櫂棒を持たせていただく機会があったのですが、まず、持つだけで重いです。

しかも、身の丈よりも長いんです。

なので、重いだけでなく、単純に扱いがむずかしいときています。

 

もちろん、蔵人の方々はその道のプロです。

ですが、家でお米を研ぐのとは訳がちがいます。

やわらかくなったお米を、身の丈よりも長く重い棒でつぶすんです。

 

できればやりたくないですよね(笑)

 

そんな重労働である『山卸し』に、小玉醸造は『ドリル』を用いました。

理由は「やりたくないから」ではありません。

“より効率よく、空気に触れる時間を減らし、きれいな酵母”にするためです。

すごい発想ですよね。

 

実は、このドリルをつかった手法。

“秋田流生酛造り”と呼ばれています。

県外にも伝わっているほどで、いまでも数蔵でつかわれているそうです。

なので、県外に行った際、『ドリル』という文字が見えたら手に取ってみてください。

そこに秋田が見えるかもしれませんよ。

 

そして、もうひとつのポイント。

白神山地の水』

 

この湧水は、主に八峰町の『山本酒造店』でつかわれていて、ネーミングもズバリな『白神のめぐみ』が有名です。

水質は『超軟水』で、まさに日本酒向き。

ただし、採水地が北の県境なので、潟上市からではかなりの距離があります。

なので、この1本……

 

相当な労力と手間がかかっています。

 

『太平山 生酛純米 白神山水仕込み』を飲んでみて

香りからすでに生酛らしい!

さらさらとした酸っぱい香りが、ヨーグルトを思わせます。

 

口当たりは、めちゃめちゃやわらか。

それにフタをするかのように酸味が主張してきます。

水のやわらかさが後ろに回るので、

 

前面にある伝統色も強い。

後方にある透明感も強い。

 

という、混ざることのないお互いの主張がスゴイです。

それがちょっと「もったいない」気がしました。

 

ただ、水の余韻はたまりません。

決して高い辛口ではないのに、消えるような後味。

伝統を感じつつも、飲みやすさでグラスが進みました。

 

試しに熱燗にしてみると、さっぱりHOTなヨーグルトに。

引き締まって飲みやすく、フッと消える後味がより顕著に感じられました。

 

好みでいえば、燗よりも冷やです。

冷たくして、酸の主張と水の良さを感じていただければと思います。

 

『太平山 生酛純米 白神山水仕込み』の商品情報

  • 原料米:飯田川産美山錦100%
  • 精米歩合:59%
  • アルコール度:15度
  • 日本酒度:+2.3
  • 酸度:1.7
  • 使用酵母:きょうかい1701号
  • 720ml:1,320円
  • 1.8L:2,640円

 

まとめ:伝統と超軟水。どちらも混ざらずに感じられる1本

なんだかんだいって、あっという間の1本でした。

コスパも良いですし、

 

 

などをつかった料理に合わせると、より日常に溶け込むのではないでしょうか。

後味のさっぱり感で脂も流せそうなので、お肉と合わせるのもおもしろいかもしれませんよ。

そうなると、なんだか何にでも合いそうですね。

 

あなたも秋田の食卓に1本、いかがですか?

 

それでは、今回はこのへんで。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

 

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