こんにちは、さるあみです。
私、忘れていました。
秋田のお菓子としていろいろ紹介してきて、やれ
「あそこのあれがうまい」
「あそこのこれがうまい」
と好き勝手お伝えしてきました。
なのに、なぜこの商品が出てこなかったのか。
『セキトのだまこ餅』
平成、令和の生まれであれば縁のないお菓子かもしれません。
ですが、昭和の生まれであれば!
昭和の生まれであれば、一度は耳にしたこと、あるいは口にしたことのあるのではないでしょうか。
ひとくちで食べるのが暗黙のルール。
とろっと溢れる“ごまだれ”がたまらない、秋田が誇るお菓子です。
今回は、そんな『セキトのだまこ餅』を15年ぶりに買って食べてみたので、そのレビューとなります。
『要冷凍』の文字にどうしようかと悩んでいる、そこのあなた。
これはあなたの背中を押す記事です。
ぜひ、このおいしさを文字で理解していただいて、購入までたどり着いていただければと思います。
それでは、いってみましょう。
そもそも、だまこ餅って鍋に入れるアレじゃないの?
まず、だまこ餅と聞いて最初に想像するのは、鍋に入れる球体のほうですよね。
お米をつぶして丸めた団子型の具材。
『玉』に秋田弁の『〇〇っこ』がくっついて、『だまこ』『だまっこ』と呼ばれるようになったとされています。
こちらのだまこ餅の味わいは、スープに由来するので“しょっぱい”のが特徴です。
ですが、セキトのだまこ餅はその真逆。
お餅のなかにごまだれが入っているので、“甘い”のが特徴です。
セキトとは
さて、そんな『セキト』なのですが、本店は能代市にあります。
創業は、昭和12年。
和洋菓子の製造会社として誕生しました。
今でこそ『だまこ餅』のイメージが強いセキトですが、実は『だまこ餅』が生まれたのは創業から約50年後。
昭和61年のことなんです。
“午後の紅茶と同い年”と覚えていただけると、忘れることはないかもしれませんね。
現在は本店とバイパス店の2店舗を経営しており、お菓子屋さんでありながらも『能代の地酒コーナー』があることでも有名です。
セキトのだまこ餅の味は?
そして肝心な味なのですが、もうね、おいしいんです。
ひとくちサイズのお餅に、これでもか!という量の『ごまだれ』。
この『ごまだれ』がたまりません!
絹ごしの『ごまだれ』は、なめらかでとろけるような黒。
皿の上で割ってみると、その広がり方に驚きます。
ひとくちで食べなければならない理由が、とろ~っと広がるんです。
そして、その広がりが口のなかで起こったとしたらどうでしょう。
もちもち食感のあと、飛びだすのは『ごまだれ』だけではありません。
風味。
ごまの風味もまたブワッと広がるんです。
お餅自体のやさしい甘みと、ごまだれの甘み、風味。
ひとくちのなかに詰め込む量としては大胆すぎるほど、うまみが詰まり詰まっています。
もう、たまらん。
いってしまえば、ごま餅です。形の違うごま餅なんです。
それなのに、どうしてこんなに魅力的なのか。
可愛らしい見た目に、素朴な味わい。
けっして華のあるお菓子ではありません。
それなのに、食べられることがうれしいんです。
「おおおっ、セキトのだまこ餅じゃん!!」
と、心が震えるんです。
セキトのだまこ餅は、空腹を満たすお菓子ではなく、心まで満たすお菓子です。
この素朴な味わいは、よく沁みますよ。
セキトのだまこ餅の商品情報
すみません……。
パッケージ裏面の写真も撮ったのですが、デスクに残っていた消しゴムのカスが付いていたので掲載はやめておきます。
気にならない程度とはいえ、せっかくの商品が汚く見えてしまうのはいけません。
ということで、重要な情報のみ抜粋してお伝えしますね。
- 要冷凍
- 賞味期限は、冷凍で30日
- 解凍後は2日
- 10個入
そして、ここが大事!
“食べるときはひとくちで”
ごまだれが垂れてお召し物を汚す可能性がありますので、余程のことがない限りはひとくちで食べるようにしてください。
まとめ:セキトのだまこ餅はごまだれの量が圧倒的!モチモチなめらかがたまらない。
最後に、『セキトのだまこ餅』のオツな食べ方を紹介して結ばせていただきます。
その食べ方というのは、
『半解凍』
お餅はちょっとサックリとして、歯切れの良さが生まれます。
さらに、『ごまだれ』にはひんやり感とまとまり。
溢れるような感触こそなくなりますが、ひやっとした甘みがたまらない食べ方です。
半解凍で食べ始めて、食べ終わるころには完全解凍されている。
私的にはおすすめな食べ方ですよ。
それでは、今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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