部屋の片づけに全力だして、肩で息をしているさるあみです!
日本酒の感想でよく使われる言葉に『飲みやすい』があります。
甘くて飲みやすい! すっきりしてて飲みやすい! やわらかくて飲みやすい!
いろいろな理由で飲みやすさがありますよね。
そこには酵母や酒米や水や仕込み方、さまざまな要因があるのですがまずひとつっ!
ここを見ておけば『飲みやすい』に辿りつくかもしれない。
それが『精米歩合』です。
■じゃあ、精米歩合ってなんだろう?
精米歩合とはズバリ……酒米をどれだけ磨いたかを表すパーセンテージです。
となります。
ということで、下の写真を見てみましょう。
先日飲んだ春霞のラベルですが、こちらの精米歩合は50%!
つまり、『酒米を50%磨いたお酒』ということになります。
■じゃあ、なぜ磨く必要があるんだろう??
その疑問の答えは酒米の中心にあります。
酒米の中心『心白』……ここには良質なデンプン質がつまっています。
これが糖に変わって、雑味のないクリアな味を生んでくれるんですね。
酒米の表面にある雑味成分を磨きおとして洗練された味わいになる、というわけです。
『じゃあ磨いていないお酒は不味いのかよ!!!』
という疑問がわいてくる方もいらっしゃるかと思います。
答えは、そんなことない、です。
磨かなくてもクリアなお酒はあるし、磨いているのに雑味のあるお酒もある。
だから日本酒っておもしろいんですよね。
私はまず、『飲みやすい』、『飲める』に出会うことが大切だと思っています。
心がふるえる日本酒に出会えたら、それがきっかけの日本酒になります。
一生のなかで何度も思い出す、『あのとき飲んだうまい酒』。
あなたが最高の一本に出会うきっかけになれるよう、拙い知識と感想を発信していければと思います。
次回は、日本酒の感想をいくつか挟んでから『特定名称酒』についてひも解いていきますね。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
それでは、よい晩酌を!