こんばんは、さるあみです。
つい最近、サキホコレをつかったクラフトビールが話題になりましたね。
4社あわせて限定10000本ということもあり、発売日は各所でにぎわいが見えました。
ですが、ちょっと待ってください。
『お米をつかった酒』となると、まずは日本酒を思い浮かべるのではないでしょうか。
“サキホコレをつかった地酒”
これこそが先に挙がるべき企画なのでは……
なんて思っていたら、実はもうすでにスタートしていたんです。
“サキホコレをつかった日本酒造り”
いったいどこの蔵が立ち上がったのか。
そして、発売の時期はいつになるのか。
もう少しだけ詳しくみていきましょう。
企画に参加した酒造は3社
『サキホコレをつかった日本酒造り』に参加を希望した蔵の数は8つ。
そのなかから県醸造試験場が抽選を行い、3つの蔵にしぼりました。
3つの蔵とは、
- 出羽鶴酒造(出羽鶴)
- 鈴木酒造店(秀よし)
- 大納川(天花)
()内は代表銘柄。
県をあげたプロジェクトでありながらも、なぜ参加蔵をしぼる必要があったのか。
そこにはこんな理由がありました。
実は、鳴り物入りで先行販売されたサキホコレですが、生産されたのは400トンほど。
うち酒造りのために割り当てられたのは3トンほどでした。
そのため、ひとつの蔵に1トンずつ振り分けるなら3社が限界。
抽選という形になったようです。
抽選の方法は不明。
なので、ちょっとだけ推測してみます。
出羽鶴酒造、鈴木酒造店、大納川に見える共通点
実は、今回参加した3社にはちょっとした共通点があるんです。
その共通点とは、
“過去に飯米をつかった日本酒を発売している”
です。
たとえば、出羽鶴酒造。
出羽鶴酒造は『つぶぞろい』が発売された頃に、つぶぞろいをつかって『純米吟醸 つぶぞろいのお酒』を発売しています。
飯米のもつ甘みをうまく引き出し、スッキリとした後味で飲ませる1本です。
つぶぞろいの発売年だけの商品かと思いましたが、2021年にも発売。
季節商品としての地位を確立しています。
さらに、鈴木酒造店。
秀よしでおなじみの鈴木酒造店も、いち早く飯米でチャレンジした酒造のひとつです。
もしかしたらCMを覚えている方もいるかもしれません。
発泡清酒『ラシャンテ』
あきたこまちをつかった発泡性の日本酒で、細身のデザインとあわせてシャンパンのような装いでした。
当時はまだ『発泡清酒』というジャンルが弱く、珍しかった1本です。
価格もけっして安いものではなかったので、「見かけるけど手は出ない」という方も多かったのではないかと思います。
ただ、これだけは言わせてください。
シードルのような甘酸っぱさがたまらない1本です。
「あきたこまちがこうなるのか!」という驚きを忘れることはできません。
可能性に満ちた1本なので、気になる方はぜひ一度飲んでみてください。
そして、大納川。
大納川もまた、飯米をつかった日本酒造りを行った酒造です。
つかったのは『めんこいな』。
そして発売時期は2021年と、ごく最近のことでした。
もともとチャレンジ精神にあふれる蔵だと感じていましたが、ここに来てさらに増しているように思います。
『いまここ』を全力で楽しむ大納川がつくる『サキホコレ』の1本。
とりわけ期待がかかりますよね。
ということで、あくまでも抽選なのでとことん推測でしかありませんが、『飯米での実績』がおもしろい3社でした。
サキホコレの日本酒。発売時期は?
サキホコレをつかった日本酒の発売時期は、
“2022年秋頃”
サキホコレの先行販売が終わり、本格始動となる頃に同時発売となります。
ちなみにですが、出羽鶴のお酒は9か月ほど寝かせて来秋の発売。
つまり、ひやおろしと同じ状態での出荷となります。
夏を越えて味がのった1本。
どんな味わいでデビューするのか、今から楽しみですね。
それでは、今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
今回名前を挙げた日本酒のレビュー記事がありますので、良ければこちらもどうぞ。