こんばんは、さるあみです。
正直に言わせてください。
「口に合わない日本酒は、あります」
おいしくないと思う日本酒も、苦手意識のある酒造も、たしかにあるんです。
そして、そういう日本酒が何本も続くと怖くなります。
「次もおいしくなかったらどうしよう」と。
だから私は、こう考えることにしました。
おいしく飲めばいいのだ、と。
今回紹介するのは、日本酒のカクテルです。
日本酒はそのまま飲むのが正義だという人からすれば、邪道ともいえる飲み方かもしれません。
ですが、これがうまかった。
トマトジュースで割るだけでこんなにもおいしくなるとは思いませんでした。
この感動を、あなたにも。
ぜひ、最後まで楽しんでいってください。
日本酒をトマトジュースで割るだけ『レッド・サン』
あなたはレッド・アイというカクテルをご存じでしょうか。
レシピは簡単です。
ビールとトマトジュースで1:1。
両方をグラスに注いでステアしたものがレッド・アイです。
このカクテルの特徴は、アルコール度数の低さ。
そして、苦みの抑制です。
そのため、ビールが苦手な人でも飲みやすいカクテルとして人気があります。
また、迎え酒としても知られていて、リバイバーカクテル(回復させる一杯)のひとつとして数えられています。
さて、そんな身体のための一杯であるレッド・アイですが、ベースを日本酒に変えるだけで別のカクテルになるんです。
それこそが、レッド・サン。
日本人のためのリバイバーカクテルです。
『レッド・サン』のレシピ
レッド・サンのレシピはもちろん、日本酒とトマトジュースで1:1。
それぞれをグラスに注いでステアするだけでOKです。
……と言いたいところなのですが、ここはもっとズボラに。
自分用なのですから、好みの味わいに仕上げてしまいましょう。
★レッド・サンのズボラレシピ
- 日本酒:1
- トマトジュース:2
上記の割合で割るのがオススメです。
なぜオリジナルレシピよりも日本酒が少なめなのかというと、1:1ではまだアルコール感が強いからです。
飲んだときに感じるのはトマト、そしてアルコール。
お酒に弱い私にとって、これではリバイバーカクテルにはなりません。
カッと元気になりたいなら1:2。
これでようやく、トマトジュースの酸味と日本酒のまろやかな甘みが感じられるようになります。
そして、このまろやかな甘みが絶品なんです。
後味が心地よくてたまりません。
苦手なトマトジュースがここまで飲みやすくなるのかと、驚きを隠せませんでした。
リバイバーカクテルとして飲むなら日本酒が1、トマトジュースを2で。
アルコールとして楽しむのであれば日本酒が1、トマトジュースも1で。
そんな風に、自分好みの割り方を試してみてはいかがでしょうか。
『レッド・サン』の他にオススメなカクテル
今回は、『口に合わない日本酒』に出会ったときの飲み方として、強い味わいのトマトジュースを例にとりました。
ですが、日本酒のカクテルにはまだまだ可能性が潜んでいます。
たとえば、こちら。
タイトルにもあるとおり、『香りが合わない日本酒』に出会ったときにオススメなのが、この『サムライ』です。
材料は3つとありますが、かまえる必要はありません。
- 日本酒
- 氷
- ライム
たったのこれだけです。
日本酒のロックにライムをしぼったもの。
これだけで香りから米が消えて、ライムの爽やかさが立ち上ります。
つかう日本酒によって味わいは大きく異なるので、ぜひいろいろな日本酒で試してみてくださいね。
まとめ:日本酒をトマトジュースで割ってみて。レッド・サンがうますぎる!
私自身、やはりまだ先入観があって、そこから抜け出せてはいません。
その先入観とは、
“日本酒はそのまま飲むもの”
伝統が残したものは偉大であり、先人たちの魂を割って飲むだなんてとんでもない。
まして、加水ではなく、別の飲み物を混ぜるなんて言語道断だ!
そんな考えがメンタルブロックとして立ちはだかる毎日です。
ただ、カクテルという可能性はずっと昔からあったんです。
たとえば、ひれ酒。
たとえば、骨酒。
たとえば、こんぶ酒。
どれも立派な混ぜ物で、味を変えるものに他なりません。
なので、私を含めてこの言葉を届けたい。
「日本酒には、カクテルという飲み方がある」
おいしい、おいしくないではなく、おいしく飲むのだ、と。
それでは、今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。