こんばんは、さるあみです。
口に合わない日本酒や度数がキツすぎる日本酒って、日本酒を買っていると避けては通れない道ですよね。
そんなとき、あなたはどう飲みきっていますか?
もしあなたが飲みきれなくて困っているのなら、こんな飲み方はいかがでしょうか。
『こんぶ酒』
作り方は超カンタンです。
“干した昆布を日本酒に漬けるだけ”
たったこれだけで、飲みきれずに困っている日本酒が姿を変えます。
目の上のたんこぶとなっていた1本が、こんぶ1つでワンランクアップするんです。
ただし、これには注意点があります。
こんぶ酒がどういうものなのか。そして、私の失敗談とともにお伝えしていきますので、最後まで楽しんでいってくださいね。
お急ぎの方は注意点だけでも読んでいってください。
この失敗は、あなたにはして欲しくありませんから。
ではでは、いってみましょう。
こんぶ酒ってどんなお酒?
こんぶ酒とは、干した昆布を日本酒に漬けたものをいいます。
この飲み方は、NHKの朝ドラ『ごちそうさん』に登場したことで有名になりました。
ドラマ内では、
“安酒を上等な酒に変える魔法の水”
として紹介されています。
干しこんぶの『旨み成分』が酒に溶けだすことで、日本酒の旨みが増すのだそうです。
旨みの増す組み合わせとなると、下記のものが有名ですよね。
ブランデーとチョコレート。
ラムとレーズン。
その日本酒版といったところでしょうか。
レシピは超、超、簡単。
ですが、レシピサイトによってはちょっと難しく書いてあります。
“酒に対して1%のこんぶ”
ふだんから料理をする人は、パスタを茹でるときの食塩を思い浮かべるかもしれません。
ただ、料理をしない人からすれば1%ってちょっと難しいです。
なので、こうしましょう。
“日本酒1合に対して、干し昆布を2~3センチにちぎってポイ”
大切なのは、入れすぎないことです。
続いて、味の感想に移っていきましょう。
こんぶ酒の味はどう?
これがバツグンにおいしいんです。
旨みが増すのはたしかに感じます。
ですが、それ以上にこれが大きかった。
『味の落ちつき』
試しにアルコール度数19度の原酒で飲んでみたのですが、キツさがなくなりました。
驚きのまろやかさ。
そして、やや塩味をともなった旨みの伸びが感じられます。
カドというカドが落とされて、本当にただ“質が上がった”印象を受けました。
例えるなら、偏っていたパラメーターのバランスが良くなるイメージです。
数学以外オール1だった成績がオール3になったような調和があります。
なにより、度数を変えずに味を変えることができるので、最後まで日本酒として楽しめるのもうれしいところです。
ただ、ここからが重要。
最重要の項目です。
これを知っているのと知らないのでは、こんぶ酒の印象がガラリと変わってしまいます。
こんぶ酒をつくるときの注意点
「めっちゃダシ出るやん。もっと入れたろ」
「待てばもっとダシ出るやろ。ゆっくり飲も」
これ、NGです。
ぜったいにやめてください。
地獄をみます。
もっと入れたら味が完全に昆布です。
ほぼ昆布の臭みしか残りません。
朝、蛇口をひねってすぐの水道水くらい臭みがあります。
そしてもうひとつ。
ゆっくり飲むのもNGです。これも臭かった……。
時間が経てば経つほど、昆布の臭みが出てきます。
テレビに夢中でグラスを放置していたらえらい目に遭いました。
「そんな大げさな」
と思われた方、ぜひ試してみてください。
『旨み⇒臭み』への変貌ぶりに、驚かれること間違いなしですよ。
他に日本酒の変わった飲み方は?
こんぶ酒を“変わった飲み方”として紹介してきましたが、日本酒にはもっと変わった飲み方が存在します。
その飲み方とは、カクテル。
なんとなく、『日本酒は割らないもの』という印象があるかもしれませんが、その印象は崩れ去ります。
ぜひ、苦手な味わいの日本酒に出会ったときの参考にしてみてください。
まとめ:日本酒の変わった飲み方。昆布を入れるだけでワンランクUP!
まとめるとこうなります。
- こんぶ酒は“安酒を上等な酒に変える魔法の水”
- 日本酒1合に対して2~3センチ程度のこんぶをポイ
- 入れすぎない
- 時間をかけて飲まない
ひれ酒や骨酒は知っていても、こんぶ酒を知らない人は多いはずです。
ぜひあなたも試して、この飲み方を広めてくださいね。
それでは、今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。