こんばんは、さるあみです。
日本酒のにおいって独特ですよね。
メロンやリンゴのような香りだったり、お米だとわかる香りだったり、よくわからない香りだったり。
とかく様々な香りがします。
でも、様々な香りとなると、好みじゃない香りもあるはず。
実は私も、買った日本酒の香りがイマイチだったなんてことはザラにあります。
そんなときはどうするのか。
正道を外しましょう。
人によっては邪道と思えるような道をいくんです。
その道とは、カクテル。
名をサムライ。
今回ご紹介するのは、“苦手な香りの日本酒に出会った場合におすすめなカクテル”です。
この記事を読むことで、日本酒の飲み方の可能性がひろがります。
あなたにとっての選択肢が増えます。
ぜひ、最後まで読んで楽しんでいってくださいね。
サムライの材料はたったの3つ
カクテルというとハードルがグッと高く感じますが、サムライの材料はたったの3つしかありません。
それも、ひとつは日本酒です。
もうひとつが氷。
そして、もうひとつがライムです。
★サムライのレシピ
- 日本酒:45ml
- 氷:適量
- ライムジュース:15ml
氷を入れたグラスに日本酒45mlを注ぎ、ライムをしぼって軽くステア。
上記がオリジナルレシピとなります。
「たったこれだけの材料でカクテルができるなんて簡単すぎ!」と思いませんか?
私は思いませんでした。
なぜなら、
計るのが億劫だから!
自分でつくって自分で飲むのであれば、せめてこのくらいでやっちゃいましょう。
★サムライのズボラレシピ
- 日本酒:好きなだけ
- 氷:好きなだけ
- ライム:しぼって出た分だけ
たったこれだけ。
たったこれだけの自己責任で、自分のためだけのカクテルができてしまいます。
念を押しておきます。
自分のためだけのカクテルです。
他人に提供するときは、オリジナルレシピに近づけたほうが嘘がありませんので、そちらでつくってくださいね。
サムライってどんな味?
サムライは、まさに日本酒の香りが苦手な人のためのカクテルです。
香りから米が消えます。
グラスのふちには爽やかさが溢れ、香りはほぼライム。
やや辛口程度のお酒だと、ほのかな甘みが酸味で上書きされます。
これがとにかく飲みやすい。
氷によるアルコール度数の低下はありますが、加えるのがライムのみなので大きな低下はみられません。
ただ、時間をかけて飲むことでどんどん薄まっていくので注意してください。
サムライに合うのはこんな日本酒
これはカクテル全般にいえることなのですが、まず第一に『味が崩れないお酒』です。
多少、氷が溶けたくらいでは度数ががた落ちしない日本酒。
- 原酒
- 熟成酒
などが当てはまります。
今回、私は17.5度と15度のお酒でつくったのですが、前者はジューシーさの残る味わいに。
後者は、香りこそ爽やかですがぼんやりとした味わいになりました。
後者に関しては、時間の経過とともに何を飲んでいるのかわからなくなるほど。
『薄める』という行為は、すべての日本酒にとってポジティブな行為ではないのだと痛感させられます。
サムライに合わないのはこんな日本酒
香りはライムでいい方向に上書きされるのですが、味わいには喧嘩が起きることもあります。
たとえば、先ほどお伝えした2つの日本酒。
17.5度のほうを度数の面で讃えましたが、味わいでいえばそうはいきません。
日本酒のもつ酸とライムの酸が合わないのでしょうか。
舌の上でハッキリと臭みとして認識してしまいました。
酸と酸がぶつかって、爽やかではありません。
なので、酸度の高い日本酒は避けたほうがいいかもしれません。
逆に、時間制限こそあれど、おいしかったのは15度の日本酒です。
薄まりすぎる前。
ステアしてすぐのゴールデンタイムは爽やかで飲みやすく、パンチが出ました。
度数を下げすぎると、
“ライムの香りがする日本酒のようなもの”
になってしまうので、サムライは早めに飲みきるのをオススメします。
まとめ:日本酒の香りが苦手な人にはサムライがおすすめ
というわけで、おさらいです。
★サムライのズボラレシピ
- 日本酒:好きなだけ
- 氷:好きなだけ
- ライム:しぼって出た分だけ
氷を入れたグラスに日本酒を注ぎ、ライムをしぼって軽くステア。
飾りつけにカットライムを落とすとカクテル感がグッと増します。
つかう日本酒は『味の崩れない日本酒』がいいですが、主旨から外れるので参考までに。
ぜひ、香りが合わないと感じた日本酒で試してみてくださいね。
私は機会があれば、
- 香りのフルーティーなもの
- 超甘口のもの
- 超辛口のもの
- 古酒
などでも試してみたいと思います。
それでは、今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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