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【爛漫 百田 大吟醸原酒】の感想・レビュー:40%の贅沢。未来ある味わい。

爛漫 百田 大吟醸原酒の感想・レビュー

こんばんは、さるあみです。

 

このお酒、爛漫公式サイトにも情報がありません。

いったいどんなお酒なのか。

酒米と実際に飲んでみた感想を中心にいってみましょう。

 

 

『爛漫 百田 大吟醸原酒』の百田ってなに?

百田とは、秋田県生まれの酒米にして、まだ子どもとも呼べる歴史をもちます。

というのも、百田の開発がはじまったのは2010年のこと。

そこからさらに10年の歳月をかけて、ようやく、ようやくお披露目となった酒米だからです。

 

では、いったいなぜ10年もの歳月がかかったのでしょうか。

そこにはこんな理由がありました。

 

あなたは、酒米の王をご存じでしょうか。

名を『山田錦』。

兵庫県を一大産地とする、過去から現在にいたるまで君臨しつづけている酒米です。

 

そんな『山田錦』なのですが、実は、秋田での栽培は不可能だとされています。

不可能な理由には気象などの影響があり、秋田の地酒につかわれている『山田錦』は県外産がほとんどなんです。

 

となると、欲しいですよね。

寒冷地でも育てやすく、『山田錦』にも匹敵する秋田の酒米が。

今までの秋田の酒米にはないといわれる、『山田錦』の味わい。

それに劣らない地の米を求めるのはまさに必然といえます。

 

そうして生まれた酒米こそが『百田』。

 

期待を背負って生まれた、これからの秋田の日本酒業界を彩るであろう酒米です。

 

『爛漫 百田 大吟醸原酒』ってどんな日本酒?

『爛漫 百田 大吟醸原酒』は、そんな『百田』を贅沢にも40%まで磨きあげた1本です。

吟醸大吟醸の境目である50%ではなく、出品酒として出してもおかしくない精米歩合を誇ります。

 

さらに、大吟醸としては珍しく『原酒』です。

とはいえ、『原酒』といっても16~17度と低め。

一般的な日本酒と比べると1度ほど高い数値になります。

 

外観はスタイリッシュなブルーのボトルに、表ラベルのみのシンプルなデザイン。

秋田銘醸公式サイトにも商品情報はなく、とにかく情報のない日本酒です。

 

「これはもう早く飲むしかない」

 

たいした情報が提示できないので、ここは味の感想で挽回したいと思います。

 

『爛漫 百田 大吟醸原酒』の味はどうだった?

これ、すごいですよ。

贅沢な味わい。

香りからしてちがいます。

 

甘みあるフルーティーな香り。

立ちは強いですが、昇るというよりは溢れるように香ります。

 

口に含むと驚きのやわらかさです。

さすが40%といったところ。

ものすごくやわらかく湧き水のように入ってきて、舌の奥側で静かに開きます。

 

味わいには、甘み、酸味、そして、青いクセ。

このクセは以前、阿櫻の百田を飲んだときにも感じたもので、シンプルな旨みだけではない個性が感じられます。

量を重ねていくと青みも重なっていくので、飲めば飲むほど気になるかもしれません。

ここが好みの分かれ道です。

 

百田に未来感じるか否か。

 

少なくとも私は、期待をしつつも、まだ百田という酒米がよくわかってはいません。

青いクセを感じるまでは本当においしいのですが、終わりにくる青さが苦手です。

とても贅沢な味わいのなかに、たったひとつの分かれ道。

このクセさえ感じなければ、最後までおいしく飲める1本だと感じました。

 

あるいは熟成。

若すぎるからこそ青さを感じるのかもしれません。

寝かせることで抜けるものもあるので、今後の展開に期待を込めたいと思います。

 

『爛漫 百田 大吟醸原酒』の商品情報

  • 原料米:百田100%
  • 原材料名:米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール
  • 精米歩合:40%
  • アルコール分:16~17度
  • 内容量:500ml

 

『爛漫 百田 大吟醸原酒』の感想・レビュー:まとめ

美酒爛漫といえば、あの『黄色いパック』のお酒が有名ですよね。

でも、昨今の爛漫はちがいます。

挑戦意欲がすごいんです。

 

いち早く『百田』と『一穂積』に着目し、商品化。

吟醸2021においても、『百田』を100%使用した純米大吟醸を出品し好評を得ました。

なので爛漫は、『百田』の扱いに関して他の酒造よりひとつ抜けているのではないかと考えます。

 

だからこそ、あなたにもいまの『百田』を飲んでほしい。

はじまりの『百田』を知って、また10年後、『百田』のお酒を飲んでほしく思います。

そのときの爛漫はもっとすごいはずです。

 

「あの味がこうなったのか~」

 

と、『百田』の未来に期待していた過去を思い返す日がきます。

ぜひ、その日のために、いまの『百田』を楽しんでくださいね。

 

それでは今回はこのへんで。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

 

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