「せっかく秋田に帰って来たし、なにか買って帰るか~」
「職場になにかおみやげ買っていかないと」
その『なにか』って、めちゃめちゃ悩みますよね。
こんにちは、さるあみです。
おみやげ選びって意外と疲れます。
だって、種類が多すぎるから。
人間、選択肢が多すぎると選べなくなる生き物です。
あれもこれも、
などなど惹かれる言葉が並ぶせいで、選ぶのに難儀しますよね。
そんなときは、いっそ原点に帰りましょう。
【金萬】
これぞ、これこそ、秋田がいろんな意味で誇る銘菓です。
ラテンのリズムで謳ってもいい。
ウクレレでしっとり歌い上げたっていい。
28個食べたっていいんです。
今回は、そんな『変わらぬ味にまごころを込めて』レビューしていきます。
この記事を読めば、あなたの迷いは吹き飛びます。
ぜひ、最後まで懐かしみながらお付き合いくださいませ。
- 金萬 is ナンバーワン!(訳:金萬とは?)
- 金萬だーいすきー♪(訳:金萬の名前の由来は?)
- めっちゃ美味しい~(訳:金萬の味は?)
- 28個、食べました♪(訳:金萬の呪い)
- キンマーン!(訳:30代以上の方向け)
- まとめ:金萬は、変わらぬ味にまごころを込めて
金萬 is ナンバーワン!(訳:金萬とは?)
そもそも金萬とは、一言でいえば“白あんの入った一口サイズの大判焼き”です。
その歴史は古く、愛され続けて60年。
県民で知らぬものはいないほどの知名度を誇る秋田のお菓子です。
きっと、それはずっと変わりません。
これから生まれる子どもたちにも延々と語り継がれていく、消え物でありながら消えることのない秋田銘菓。
それが『金萬』です。
金萬だーいすきー♪(訳:金萬の名前の由来は?)
金萬の名前は、かつて秋田駅前にあった『金座街』で『まんじゅう』を売ったことに由来します。
残念ながら金座街はもうありません。
ですが金萬だけは、秋田駅前で今もかわらず売られ続けています。
直営店舗は以下のとおり。
- アゴラ広場横の大屋根下。公営駐車場の並び。
- フォンテ2Fの入口
- トピコ2F、みやげ物売場
金萬を扱っているお店となればスーパーやおみやげ屋も含まれますが、『金萬のお店』となれば上記の3店舗。
どこでも買えるのは強みです。
ただ、お求めの際は『直営店の趣』を感じてほしいと思ってしまいます。
めっちゃ美味しい~(訳:金萬の味は?)
60年愛される味。変わらぬ味。
それってどんな味なんでしょう。
気になりませんか。気になりますよね。気になるはずです。
私は先ほど、金萬を一言でいうなら“白あんの入った一口サイズの大判焼き”と言いました。
実はこれ以上ないくらい的確に表せたと思っています。
まさに、『白あんの入った一口サイズの大判焼き』なんです。
生地はふちの部分だけ少し厚くて。
そこに歯ごたえがあるので、噛んでも楽しくて。
はちみつの入った白あんは甘さがやさしく、舌の上で静かに伸びて。
甘さの余韻がお茶とよく合って。
一口サイズだからあっという間に1個が消えて。
気づけば次の1個に手が伸びている。
もはや魔性の女。
気がつけば“とりこ”になっているんです。
素朴で飽きがこないからこそ老若男女に支持されて、金萬は県民の60年に寄り添ってきました。
28個、食べました♪(訳:金萬の呪い)
CMで強烈なインパクトを残したフレーズ。
「28個、食べました♪」
実はこのフレーズ、語尾に音符なんかつけて陽気な雰囲気ですが、違うんです。
まったくの誤解。
「28個、食べました♪」は、秋田県民にとってはまさに呪いです。
いわば、県民狩り。
秋田県民をあぶり出すための踏み絵なんです。
知り合いに同郷の匂いを感じたら、こう尋ねてください。
「金萬、何個たべた?」
28個と答えれば秋田県民。確定です。動かぬ証拠です。
親指立てたら現行犯。逮捕です。もう言い逃れはできません。
カンタンに落ちますので、ぜひ試してみてくださいね。
キンマーン!(訳:30代以上の方向け)
「28個、食べました♪」のフレーズに眉ひとつ動かさなったあなたは、きっとこちら側の方に違いありません。
キンマーン!
リコ=おいしい
ダメ ダメ ダメマ~ス
リコ キンマン クェロマス uh~
リコ キンマン
金萬っ♪
- リコ=おいしい
- ダメマス=もっとください
- クェロマス=もっと欲しい
筆者は完全にこちら側の人間です。
ドラゴンボールZがはじまる時間帯にかならずといっていいほど流れていました。
それと同じくらいの頻度で『はごろもフーズ』のCMも流れていましたが、それはまた別のお話。
- 28個
- リコ=おいしい
最低でもこれだけは覚えておくと、あなたも立派な金萬マスター。
「もちろん、これですよ」と言って、スーツの懐から金萬がとり出せるようになりますよ。
まとめ:金萬は、変わらぬ味にまごころを込めて
金萬は、いくらでも食べられる素朴さがあります。
10個入りと20個入りが売られていますが、10個だとあっという間。
職場に買っていく分だとしても、あっという間になくなってしまいます。
さらに、有事の際に懐から取りだす分もふくめれば、金萬はいくつあっても足りません。
しかも、金萬には保存のきく『真空パック』と、その日に焼いた『生』の2パターンがあるんです。
『生』は3日しか保ちません。
ドキドキしませんか?
新鮮で、まだ温かい金萬。
先に挙げた直営3店舗、
- 公営駐車場の並び
- フォンテの2F
- トピコの2F
ここでしか買えない、思い出に残る味わいです。
ぜひぜひ、秋田を帰省したときは直営店での購入をおすすめいたします。
私もこの記事を書くために生の金萬を買って食べましたが、手が止まりません。
幼いころはCMを見ながら、
「28個!? すげぇ!」
と尊敬のまなざしを向けていましたが、ひょっとしたら師を超える日が来るかもしれません。
あなたもぜひ、秋田のおみやげとして。
また、ふと思い出したときはお取り寄せして。
さまざまな楽しみ方をしてくださいね。
それでは今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
お取り寄せできるように記事下にリンクを貼っておきますので、よろしければご利用くださいませ。
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