あきたさけ!

秋田に生まれて33年。もっと知られてほしい秋田を発信します!

【2020年版】地元民が81のレビューから選ぶ秋田の日本酒10選

「秋田のおみやげに地酒を買いたいけど多すぎて迷ってしまう」

「どうせならあまりメジャーじゃないものがいい」

 

今回の記事は、そんなあなたに向けた記事になります。

 

こんにちは、さるあみです。

 

秋田の生まれて33年の月日が経ち、日本酒との付き合いも増えました。

当ブログ『あきたさけ!』においては、秋田の地酒のレビュー記事が80を超え、いよいよ大台が見えてきたところにあります。

インスタグラムには140本ほど載せており、短い感想のものが多くなっています。

 

ただ、どちらにも共通しているのは、記事が多すぎることです。

日本酒選びの参考にするにはやさしくありません。

 

「さあ、この80本の中から好きなものを選んで!さあ!さあ!」

 

なんて言われても、困るだけですよね。

 

というわけで今回は、秋田の地酒レビュー81記事の中から厳選に厳選をかさねて10本をご紹介します。

選考理由は『うまい』だけではありません。

それぞれの地酒にそれぞれの理由がありますので、きっと気になる1本が見つかるはずです。

 

 

それでは、最後までゆっくりしていってくださいね。

 

 

1、浅舞酒造『天の戸 美稲八◯ 純米無濾過生原酒』

浅舞酒造『天の戸 美稲八◯ 純米無濾過生原酒』

選んだ理由は、『時代の流れ』です。

 

低精白の時代が来ています。

酒米の質がすばらしいものとなり、磨かなくても雑味のないうまい酒ができました。

磨かないことでコストも抑えられ、安価で質の良い日本酒が楽しめる時代です。

 

味わいは、厚みがあるのにクリアで後に残りません。

鼻から抜ける黒糖のような風味は甘くなく、ただコクとして感じられます。

 

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2、阿櫻酒造『阿櫻 純米吟醸 無濾過原酒 AKITA雪国酵母UT-1 ゆきのふスペシャル』シリーズ

阿櫻酒造『阿櫻 純米吟醸 無濾過原酒 AKITA雪国酵母UT-1 ゆきのふスペシャル

選んだ理由は、『新世代への期待感』です。

 

昔の日本酒のラベルというものは、シンプルで達筆。いわば男性的なものがほとんどでした。

そのため、個性がなかった。

もっといえば、若さがなかったんです。

 

「味で勝負しているのだから、ラベルなんてシンプルでいいんだ!」

 

そういう意見もあるかと思います。

ですが、どんなにいいお酒でも、手にとってもらわない限りは味も伝わりません。

まして若い世代を取り込むのであれば、『かわいい』『かっこいい』を避けるわけにはいかないですよね。

 

阿櫻のこのゆきのふスペシャルは、そういった意味でも革新的な日本酒です。

 

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3、秋田清酒『刈穂 ホワイトラベル 純米生』

秋田清酒『刈穂 ホワイトラベル 純米生』

選んだ理由は、『日本酒のグローバル化』です。

 

こちらの刈穂ホワイトラベルは、酸度がなんと3.8!

一般的な日本酒の酸度が1~2であることからも、その異常な高さがうかがえます。

 

香りからも味わいからも酸味を感じますが、後には残りません。

レモンをしぼって食べる料理と合わせると、抜群の相性を見せてくれそうです。

イタリアンやフレンチとも合わせられそうなので、日本よりも欧州での評価が高そうな日本酒ですね。

 

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4、齋彌酒造『雪の茅舎 大吟醸 花朝月夕』

齋彌酒造『雪の茅舎 大吟醸 花朝月夕』

選んだ理由は、『贈り物としての価値』です。

 

由利本荘市にある齋彌酒造は、NHKで放送されている『プロフェッショナル~仕事の流儀~』でも取り上げられ話題になりました。

 

その味わいは、加水していないため濃厚さがあります。

さらに、圧力をかけない搾り方をしているため、口当たりはやわらか。

+4度の辛口でありながらも、ほんのりとした甘みを感じます。

 

知名度と、ちょうどいい価格。

そして何より日本酒としての質の高さが、贈り物としての価値を高めている地酒です。

 

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5、千歳盛酒造『チトセザカリ 純米吟醸:桃色』

選んだ理由は、『香り』です。

 

「美郷錦と秋田美桜酵母が出会うとこんなにも華やかな香りになるのか!」と驚かされた日本酒です。

香りも味わいも、喩えがとにかくフルーツになってしまうほどのフレッシュさがあります。

香りを引き立たせる意味でも、ワイングラスで飲むのがおすすめです。

 

すでに2019年分は完売になってしまいましたが、千歳盛酒造の公式サイトによれば“新酒の発売は2020年2月~3月になる”とのこと。

新酒がでたら、お見逃しなく。

 

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6、秋田清酒やまとしずく 山廃純米酒

やまとしずく 山廃純米酒


選んだ理由は、『コストパフォーマンス』です。

 

やまとしずくというシリーズは、販売契約店のみで販売されている商品です。

やまとしずく 〇〇(酒米の名前)』といったように、さまざまな酒米で醸されたものがあります。

そのため、『山廃純米酒』は少しだけ影が薄め。

 

ですが、特徴のあるラベルに一切負けることのない個性的な味わいは、一杯の満足度がダントツです。

深みのあるジューシーさは癖になること間違いありません。

 

さらに、『コストパフォーマンス』で選んだからには価格も破格。

四合瓶で1300円を切ります。

軽めの日本酒に飽きた方こそ楽しんでいただきたい一本です。

 

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7、秋田清酒『刈穂 吟醸酒 六舟』

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選んだ理由は、『どこでも買える便利さ』です。

 

秋田清酒といえば先程『やまとしずく』をご紹介しましたが、こちらの『六舟』は『やまとしずく』の真逆をいきます。

『六舟』は、どこでも買えるんです。

コンビニでもスーパーでも、どこにでも売っている秋田の地酒です。

 

見かけたらぜひ飲んでみてください。

きっとこう思います。

「どこでも買えるようなお酒がなんでこんなにうまいんだろう」と。

 

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8、木村酒造『福小町 特別純米酒

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選んだ理由は、『秋田県内限定販売だから』です。

 

価格も抑えられてる上に、静かに感動するうまさがあります。

「毎日飲めたら幸せだろう」と感じる、けっして贅沢ではないうまさです。

 

ただ、量販店での取り扱いはないため、どうしても規模の大きな、あるいは力のある酒屋さんに足を運ぶ必要があります。

季節によって入れ替わりの激しい日本酒業界において、あえて『福小町 特別純米酒』を選ぶのか。

そう問われれば、難しいお酒といえそうです。

 

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9、福禄寿酒造『一白水成  純米吟醸 槽垂れ』

福禄寿酒造『一白水成 純米吟醸 槽垂れ』

選んだ理由は、『味』です。

 

文句なくうまいお酒。

かつて、日本酒イベントでさまざまなお酒の飲み比べをさせていただいたのですが、『一白水成 純米吟醸 槽垂れ』のインパクトは驚くべきものでした。

なにかが尖っていて印象に残ったのではなく、ただひたすら“うまさが記憶に刻まれるお酒”だったんです。

青りんごのようなフレッシュな香りは、女性にもおすすめしたい一本です。

 

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10、新政酒造『新政 グリーンラベル』

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選んだ理由は、『味』です。

 

私は新政グリーンラベルを売る側だったため、いまだに買ったことはありません。

 

「次はいつ入りますか?」

「入ったら連絡もらえますか?」

「そろそろ入荷しましたか?」

 

そんな問い合わせの山にウンザリしていた人間です。

ですので、手に入らない日本酒である『新政』にいいイメージがありません。

どんなにうまくても、等しく提供できない日本酒になんの価値があるのだろうと思います。

 

それでも私は、日本酒を飲んで感想を書いている人間です。

私情や考えがあろうと、うまいものはうまいと紹介しなければなりません。

 

新政グリーンラベルは、うまいです。

1.8L:1850円(税抜)という価格でこんな味を出されてしまったら、リピーターになるのも仕方ない。

問い合わせがくるのも仕方ないと思います。

 

実際、私も飲めればラッキーだと思いますし、買えればうれしくもあります。

『新春しぼりたて』『No.6』なんかは、やはりおいしかったですしね。

挑戦する姿勢はすばらしいものだと思いますし、伝統と革新を兼ね備えた秋田を代表する蔵元にちがいはありません。

ただ、どこかでプレミア感が上乗せされているんじゃないかな。

そんな風に思ってしまいます。

 

秋田には『新政』がある。

けれども、『新政』だけじゃないでしょう。

 

レビューするたびに考えさせられる蔵元です。

 

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地元民が81のレビューから選ぶ秋田の日本酒10選:まとめ

今回ご紹介した10本は、このようになりました。

 

 

『味』だけで選ぶのであれば、好みの面から偏りが生まれていたかと思います。

『ゆきの美人』も入れたかったのですが、個別記事を用意できていなかったこともあり今回は入っていません。

もっと正直にいえば、10本に絞り込むことができず16本までが限界でした。

なので、“16本の中からランダムで10本を選んだ”というのが今回の記事となります。

 

あなたの好きな一本は入っていましたか?

 

おまけ:地元民ではなくプロが選ぶ、日本の酒15000選

あなたは『saketaku』というサービスを知っていますか?

 

saketakuとは、全国の日本酒をプロが厳選し定期的の宅配するサービスです。

いま、日本酒の人気はとどまること知らず、その種類は15000種にもおよぶといわれています。

そのため、個人で網羅するのは困難。

というよりも、不可能といって過言ありません。

 

特に、他県の日本酒となればメジャーなものの名前は知っていても、地元消費のお酒となると知るよしもないですよね。

そんな“ちょっとめずらしくてうまい日本酒”に、定期的に出会えるとしたらおもしろくないですか?

 

saketakuなら、出会えます。

 

気になった方は、こちらの記事も合わせてどうぞ。

 

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今までにレビューした81本のリストはこちら。

あなたの好きなお酒はありますか?

 

名前の前に『◎』がついているものは今回紹介したもの。

『◯』がついているものは、ランダムで外れてしまった6本です。

 

  1. ◎浅舞酒造『天の戸 美稲八◯ 純米無濾過生原酒』
  2. ◯木村酒造『福小町 芳香辛口』
  3. 秋田清酒『出羽鶴 純米吟醸 つぶぞろいのお酒』
  4. 北鹿『北あきた にごり酒
  5. 福乃友酒造『福乃友 秋上がり 秋田犬ラベル』
  6. 阿櫻酒造『からくら 本醸造
  7. ◯佐藤酒造『特撰 出羽の冨士 特別本醸造
  8. 秋田清酒やまとしずく 純米酒
  9. 鈴木酒造『秀よし 特別純米酒 山田錦100%』
  10. ◎阿櫻酒造『阿櫻 純米吟醸 無濾過原酒 AKITA雪国酵母UT-1 ゆきのふスペシャル』
  11. ◯栗林酒造『春霞 初しぼり生 純米酒
  12. 木村酒造『角右衛門 無圧上槽 中汲み』
  13. 栗林酒造『春霞 栗ラベル 酒こまち白』
  14. 秋田清酒やまとしずく 純米吟醸 ユキノヤマト』
  15. 秋田清酒やまとしずく 純米吟醸 ひやおろし
  16. 齋彌酒造『美酒の設計』
  17. 山本合名『純米 ど辛』
  18. ◎齋彌酒造『雪の茅舎 大吟醸 花朝月夕』
  19. 山本合名『逆転サヨナラ満塁ホームラン』
  20. 飛良泉本舗『飛良泉 山廃純米酒
  21. 齋彌酒造『雪の茅舎 山廃純米』
  22. 齋彌酒造『雪の茅舎 秘伝山廃』
  23. 山本合名『ツーアウトフルベース』
  24. 齋彌酒造『雪の茅舎 荒走 生酒』
  25. 秋田酒類製造『高清水 山廃ひやおろし
  26. 奥田酒造『純米吟醸 中汲み 花あかり』
  27. 福乃友酒造『福乃友 純米吟醸 秋田犬ラベル』
  28. 浅舞酒造『天の戸 純米吟醸 ランドオブウォーター』
  29. 秋田清酒やまとしずく 純米吟醸 ヤマトルネード』
  30. ◎秋田清酒『刈穂 ホワイトラベル 純米生』
  31. 秋田清酒『出羽鶴 純米大吟醸 MARLIN』
  32. 千歳盛酒造『チトセザカリ 純米吟醸:水色』
  33. ◎千歳盛酒造『チトセザカリ 純米吟醸:桃色』
  34. 大納川『天花 純米吟醸 無濾過原酒』
  35. 秋田清酒やまとしずく 純米酒 夏のヤマト』
  36. 日の丸醸造まんさくの花 美郷錦70』
  37. ◎秋田清酒やまとしずく 山廃純米酒
  38. 齋彌酒造『雪の茅舎 奥伝山廃』
  39. 北鹿『すずしな』
  40. 秋田清酒純米吟醸 六舟サマーミスト』
  41. 備前酒造『特別本醸造 山内杜氏
  42. 鈴木酒造『賢人 本醸造 濁り酒』
  43. 天寿酒造『鳥海山スパークリング 純米吟醸
  44. 飛良泉本舗『飛良泉 夏冷酒』
  45. ◎新政酒造『新政グリーンラベル』
  46. 秋田清酒『出羽鶴 純米吟醸 愛山』
  47. 秋田酒類製造『高清水 純米大吟醸
  48. 秋田酒類製造『高清水 無濾過純米酒
  49. 北鹿『雪中貯蔵 特別純米酒
  50. 秋田酒類製造『高清水 デザート純吟』
  51. 天寿酒造『鳥海山 清澄辛口 本醸造
  52. 天寿酒造『鳥海山 純米吟醸
  53. 鈴木酒造『あきた舞妓 緒叶羽 純米大吟醸
  54. 阿櫻酒造『阿櫻 特別純米 無濾過原酒』
  55. 北鹿『北秋田 大吟醸
  56. 秋田酒造『純米酒 よ~いとナ』
  57. 鈴木酒造『秀よし 爽快純米』
  58. 鈴木酒造『秀よし大吟醸 角館四季 春
  59. 栗林酒造『春霞 花ラベル 純米新酒』
  60. ◯秋田清酒やまとしずく 純米吟醸 美郷錦』
  61. 飛良泉本舗『大吟醸 IZUMI』
  62. ◎木村酒造『福小町 特別純米酒
  63. ◎秋田清酒『刈穂 吟醸酒 六舟』
  64. 秋田清酒『出羽鶴 自然米酒 松倉』
  65. 福乃友酒造『大吟醸 福』
  66. 山本合名『潤黒(ピュアブラック)』
  67. 新政酒造『No.6 R-type
  68. 木村酒造『福小町 大吟醸
  69. 日の丸醸造まんさくの花 純米大吟醸
  70. ◎福禄寿酒造『一白水成 純米吟醸 槽垂れ』
  71. ◯飛良泉本舗『飛囀 HIBARI』
  72. 飛良泉本舗『飛囀 雛(HINA)』
  73. 齋彌酒造『雪の茅舎 純米吟醸
  74. 木村酒造『福小町 純米吟醸
  75. 秋田酒類製造『高清水 特別本醸造 生貯蔵酒』
  76. 鈴木酒造『発泡清酒 ラシャンテ』
  77. ◯栗林酒造『春霞 純米酒
  78. 秋田銘醸『爛漫 純米大吟醸 唐獅子』
  79. 飛良泉本舗『飛囀 HAKUCHO』
  80. 新政酒造『新年純米しぼりたて2019』
  81. 栗林酒造『春霞 純米吟醸 緑ラベル』