あきたさけ!

秋田と日本酒をこよなく愛する男の地域活性化ブログです

日本酒好きな人と、そうでない人の好みの違い

休日はカレーを煮込んで過ごす日々です、さるあみです。

 

先日、前の職場の後輩と飲みにいってまいりました。

向こうは主にサワー系が中心で、日本酒はむしろあまり好きではない子です。

それでも私が日本酒党なのでよく、『ひとくちどう?』と言って飲ませたりするのですが、そこで気づきました。

 

うまい、の好みが全然違うことに。

 

私たちのような日本酒が好きで飲んでいる側からすれば、『吟醸香』はフルーティーさを楽しめるものです。

が、普段飲まない人は、この香りが苦手だったりします。

一白水成のジューシーさに飲みにくさを感じたり、雪の茅舎の甘さを快くおもわなかったりです。

さらに、先に挙げたように、『日本酒の甘さ』も受け入れられない理由なようです。

昨今、若い女性をターゲットとした甘めの清酒や発泡清酒が多くみられるようになりました。

ですがそれは、『すでに日本酒が飲める女性』を想定してしまっているのではないかと思うのです。

 

そもそも、日本酒が飲みたいと思わない女性に、どう飲ませるか。その時点ですでに強制しているような絵になってしまいます。

 

若い女性をターゲットにする。

 

ここにきて、その難しさを痛感してしまいました。

私たちの思う『うまい』は、『うまいではない』のですから。

 

そして先日の飲み会に話を戻します。

伺ったお店は秋田の地酒はもちろん、全国の地酒が多数とりそろえられており、そのなかから三種類を選んで飲み比べできるところでした。

私が選んだお酒は、岩手の『赤武』、茨城の『来福』、長野の『明鏡止水』。

 

赤武は純米酒

来福は純米吟醸 超辛口+18度。

明鏡止水は純米吟醸

 

赤武には軽快さがあり、質の良さを感じつつも飲みごたえを感じました。

ずっと飲んでみたいと思っており期待が膨れあがっていたお酒なのですが、その期待をこえてくるクリアーさ。ほかのお酒も飲んでみたいと、さらなる期待をもたせてくれるお酒でした。

 

明鏡止水はThe純米吟醸といった感じで、香り高さとジューシーさが混在。バランスの良さを感じました。

 

そして来福。

酒質はクリアーですが、強い辛口感。+18度に偽りなく、ひとくち飲んで手が止まってしまいました。

強力な個性。

そこに質が加わるとこんなに飲みやすくなるのか!!

そう思いつつも、やはり飲みなれた味わいの『赤武』と『明鏡止水』にばかり手が伸びてしまいます(笑)

 

そんな光景を眺めていた後輩。ひとくち飲んでみるかとすすめてみました。

すると不思議なもので、『赤武』と『明鏡止水』はひとくち飲んだだけだったのに、『来福』だけ飲みほしたんです。

ひとくち飲んで『ん?』と小首をかしげ、『これならいける』とばかりにちびり、ちびり。

やがて飲むペースは速くなり、グラスが空に。

そしてひとこと。「これなら飲めますね」

 

もうね、戦慄しました。

 

今までの価値観がこわれていく感覚。私がうまいと勧めていたお酒は、飲める人がうまいと思う日本酒に過ぎなかったのです。

飲めない人の入口にある日本酒ではなかった。

その事実に気づかせてもらった瞬間、世界は大きく広がりました。

私の飲みやすい、香りがいい、ジューシー、甘い、辛いはアテにならない。

これからは、一見して避けてきた日本酒も視野にいれよう、と。

ただでさえ楽しかった日本酒が、もっと楽しくなりそうな予感がしています。

 

あとは私の日常が、どう転がっていくのか、です。

転職して一か月。これでよかったのかと自問自答の日々をおくっています。

常に別の道を探しながら、かつ、私という個人に価値をつけたい。

肩書ではなく、私自体に価値を。

個のできる限界に向かってがんばっていこうと思います。

ずっと売る側にいたからこそ言える。

造り手側にもいきたいし、伝える側にもいきたい。

さまざまな関わり方で、日本酒を楽しんでいきますね。

 

まずは、『今いる道にある違和感』に耳をかたむけて、これからの人生と向き合ってみます。

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございます!!

よい晩酌を!!