こんばんは、さるあみです。
ワクワクしませんか?
『直汲み』というパワーワード。
その言葉だけで、新鮮がおいしく詰められているのだと想像できますよね。
今回は、そんな『新鮮さ』を企業努力で残しに残した1本。
『まんさくの花 純米 直汲み』を紹介していきます。
最後まで楽しんでいってくださいね。
それでは、いってみましょう。
- 『まんさくの花 純米 直汲み』ってどんな日本酒?
- 『まんさくの花 純米 直汲み』の感想は?
- 『まんさくの花 純米 直汲み』の商品情報
- まとめ:『まんさくの花 純米 直汲み』は、グラスで踊る、すんごいガス感。
『まんさくの花 純米 直汲み』ってどんな日本酒?
『まんさくの花 純米 直汲み』は、横手市の日の丸醸造がつくる“努力”の1本です。
発売時期は、2月。
まだ雪解けの進まない如月の時をいろどります。
『直汲み』とは、酒造それぞれで異なる意味を持たせる表現。
日の丸醸造では、
“新鮮な泡を逃さないための手仕事”
のことをそう呼んでいます。
公式サイトの写真を拝見してみると、どうやらビン詰めの機械からしてちがうようです。
具体的には、自動ではなく手動。
大量のビン詰めに適したコンベアー式ではなく、『びん太』と呼ばれる手動のビン詰め機が使われているように見えました。
『びん太』とは、上にタンク、下にノズルのついた簡素なビン詰め機です。
システムは超簡単。
上のタンクに入っているお酒が、ノズルにビンを刺し入れることで出てくるシステムです。
出てくるといっても、もちろん『無尽蔵』ではありません。
ノズルにセンサーがついているので、ビンからは溢れないようになっています。
いつか聞いた知識なのでどこか間違っているかもしれませんが、確かそんなシステムだったはずです。
間違っていたらすみません……。
ともあれ、『びん太』も機械。
「結局、自動じゃない?」と思われたかもしれません。
実は『びん太』って、
“ノズルにビンを刺し入れるのも、ノズルからビンを抜くのも、人の手で行う必要があるんです”
だから、ほぼ手作業。
尋常ではない手間がかかるのだそうです。
これ以上はもう推測になってしまうので控えますが、“イメージしたお酒をつくるための企業努力”は、まだまだ隠れている予感がします。
そしてそれは、消費者には見えない部分です。
見えないところで手を込める。
『日の丸醸造』という蔵の誠実さが、この『直汲み』には込められるのかもしれませんね。
『まんさくの花 純米 直汲み』の感想は?
これはもう、この一言に尽きます。
“グラスで踊る、すんごいガス感”
正直、ホントに度肝を抜かれました。
いったいどうすればこんなにシュワシュワ感が残せるのか!
今まで『しぼりたて』や『生酒』、『朝搾り』など、さまざまな“新鮮”を体験してきました。
『直汲み』は、そのなかでもトップクラス。
『活性にごり』にも匹敵しそうなくらい、しっかりとガスが残っています。
なので、
すんごく明るい。
冷やしたかどうか関係なしに、清涼感を感じます。
味わいは、じわっとジューシー。
苦みのあるフルーティーさに、軽やかな甘みが乗っています。
甘辛度でいえば、『やや辛口』よりも『中口』です。
尻上がりなキレがないので、最後まで爽やかさが走りました。
人によって気になるとすれば、若さゆえの『苦み』でしょうか。
常にある味わいのひとつなので、気になる人はいるかもしれません。
開栓してから日を置くことで落ちついていくので、新鮮な味わいからの変化を楽しむのもまた一興ですよ。
※私はそもそも量が飲めないので、日を置くことになってしまいました。
『まんさくの花 純米 直汲み』の商品情報
※公式サイトより引用
純米 まんさくの花 直汲み | 秋田の地酒「まんさくの花」 日の丸醸造株式会社
まとめ:『まんさくの花 純米 直汲み』は、グラスで踊る、すんごいガス感。
私はこういったブログをやっているため、誰がいつ読んでも買えるよう通年商品を中心にレビューしてきました。
ですが、何も気にせずに飲んでいいのなら。
やっぱり季節限定品は外せません。
特に、冬場の限定品。
しぼりたての日本酒は、今しか飲めません。
なので、今回の1本。
『直汲み』を逃すのはもったいない。
逃すなんてもったいないです。
生まれたばかりの味わい。
理想を目指した企業努力の結晶を、あなたもぜひ。
一度は飲んでみてくださいね。
それでは、今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
※日本酒選びに迷ったら