あきたさけ!

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【まんさくの花 純米大吟醸 超限定】の感想・評価:超限定?そう言わずに……

まんさくの花 純米大吟醸 超限定の感想・評価

こんばんは、さるあみです。

 

もうね、ちょっと早いけど言わせていただきます。

 

めっちゃ好き。

 

まんさくの花シリーズでいちばん好きといっても過言ではない、文字通り『超限定』の1本です。

早く感想をお伝えしたいので、前置きはいれずにサクサクいっちゃいましょう。

 

この記事では、『まんさくの花 純米大吟醸 超限定』がどんな日本酒なのか。

そして、どんな味わいだったのかがわかります。

ぜひ、最後まで楽しんでいってくださいね。

 

 

まんさくの花 純米大吟醸 超限定』ってどんな日本酒?

まんさくの花 純米大吟醸 超限定』は、毎年、年2回発売の『超限定酒』です。

発売時期は、5月、10月。

その年の酒造りがちょうど終わりを迎えたころに発売し、次の年の酒造りが始まるころにまた発売する。

そんな、日本酒における1年を告げる1本となっています。

 

精米歩合は45%。

名前にもあるとおり『純米大吟醸』……なのですが、なんと価格は純米吟醸クラス!

酒屋さんによって価格がちがう可能性があるので『こうっ』とはいえませんが、1800円ほどで買えてしまいます。

 

使っているお米は『吟の精』と『山田錦』です。

16度でありながらも原酒なので、酒米と水を余すことなく堪能できます。

 

日本酒度は+1と、限りなく中口に近い辛口。

人によっては甘口に分類するかもしれません。

 

ちなみに、肩ラベルにある『瓶燗一度火入』とは、火入れをするときに、

 

『酒に直接火を入れるのではなく、瓶を熱して酒を温める方法』

 

をいいます。

瓶を熱い湯につけることで、酒の温度はゆっくりと上昇。

そこから冷水で急激に冷やすことより、酒質を損なうことなく火入れができます。

 

「じゃあ、みんな瓶燗火入れでよくない?」

 

と、思われたかもしれません。

ところがどっこい。

良い話にはかならず裏があるってもんです。

 

実は瓶燗火入れって、手間の割に、数が稼げないんです。

 

やり方は酒造によりけりかと思いますが、一日でできる量がまるでちがいます。

さらに、瓶は急激な温度変化に弱いです。

それを熱して、冷やす。

その工程は、きっと割に合わないといってもいいはずです。

なので、『瓶燗火入れ』は、原材料以外の部分でできる最高の企業努力といえそうですね。

 

まんさくの花 純米大吟醸 超限定』の味はどうだった?

そして肝心な味なのですが、これはもう冒頭でお伝えしたとおりです。

 

めっちゃ好き。

 

もうね、うまい。おいしい。美味。

 

単純に、吟の精が好きだというのもあるかもしれません。

うまみや香り、口当たりなど、ひとつひとつの項目でみれば、吟の精という酒米にはかならず上がいます。

でも、全体のバランスでみたのなら。

全体のバランスでみたのなら、私は吟の精が大好きです。

 

これはプラスマイナス半々の感想なのですが、吟の精の中心には濁ったうまみを感じます。

白でも黒でも透明でもなく、灰色のうまみ。

深いでもなく濃いでもなく、調和のとれたうまみ。

突き抜けていないからこそ出せる『あんべいい』があるんです。

 

とはいえ、吟の精をつかったすべての日本酒がそうかといわれれば、それはちがいます。

原酒のうまみと甘み。凛と喉をとおるやわらかさ。

今回のうまさは、まんさくの花だからこそです。

 

うまかった~!

 

まんさくの花 純米大吟醸 超限定』の商品情報

 

正式名称は、『純米大吟醸一度火入れ原酒 まんさくの花 超限定』

 

まんさくの花 純米大吟醸 超限定』の感想・評価まとめ

いかがだったでしょうか。

 

出荷が年に2回しかない限定酒ではありますが、取り扱い店が多いので『探す』という感覚は必要ありません。

発売時期さえ逃さなければカンタンに手に入ります。

それに、ラベルも目立ちますしね。きっと素通りする心配はないはずです。

 

あとは縁。

 

目的があって地酒屋さんを訪れたのであれば見かけても『次』にされるでしょうし、目的がなくても『今日じゃない』という感覚はあるものです。

ぜひ、あなたのタイミングで買って楽しんでみてくださいね。

 

ではでは、今回はこのへんで。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

 

ちなみに、冒頭で超限定を「いちばん好き」といいましたが、『うまからまんさく』を入れていいのなら選ばずに2強です。

どちらかを飲んでいいといわれたら、たぶん15分くらい立ち尽くします。

そのくらい、どちらもおいしい地酒です。

なので、よければこちらの記事もどうぞ。

 

www.saruami-sake.work