こんばんは、さるあみです。
まんさくの花といえば秋田が誇る地酒ですが、いろいろ種類があって選ぶのに悩みますよね。
実は、もともとまんさくの花って、
- 小仕込
- 多種多様な酒造り
を売りにしているんです。
だから、そのラインナップは豊富。
地酒屋さんに足をはこぶたびに違った顔を見せてくれるブランドです。
でも、忘れてはいませんか?
『超』定番の1本を。
どれだけ種類が豊富でも、どんな蔵にもかならず存在する1本。
『純米酒』。
これを語らぬことには、そのブランドは語れないのではないでしょうか。
というわけで今回は、『まんさくの花 純米酒』をレビューしていきます。
正直な感想を書いていますので、ぜひ最後まで楽しんでいってくださいね。
それでは、いってみましょう。
- 『まんさくの花 純米酒』ってどんな日本酒?
- 『まんさくの花 純米酒』の味はどうだった?
- 『まんさくの花 純米酒』の商品情報
- 『まんさくの花 純米酒』の他におすすめの『純米酒』は?
- 『まんさくの花 純米酒』の感想・評価まとめ
『まんさくの花 純米酒』ってどんな日本酒?
『まんさくの花 純米酒』は、横手市にある日の丸醸造がつくる『純米吟醸クラスの精米歩合をほこる純米酒』です。
その精米歩合は60%。
酒米については明記されておらず、あくまでも『酒造好適米』とだけ書いてあります。
アルコール度数は15度と、すこしだけ低め。
アルコール度数はたかが1度、されど1度ですので、この『ちょっと低め』な数値が味わいにどう影響してくるのかが楽しみなお酒です。
そして、仕込み水。
日本酒は『米』と『水』でつくったお酒です。
だから米はもちろん、水もまた味を決める重要な役割を担っています。
例外を除けば、水のあるところに蔵があるので、酒蔵の数は水源の数ともいえます。
米どころとして有名な秋田県ですが、水もまた豊富。
しかも、酒造りに適した湧水がこんこんと湧いているのが、酒どころたる所以ともいえそうですね。
『まんさくの花 純米酒』の味はどうだった?
『まんさくの花 純米酒』の味わいなのですが、これに尽きます。
米。どこまでも米。
語彙力どこいったん……。
吸わなくても香る、米の華やかさ。
味わえば沁みる、米の鮮やかさ。
よく日本酒の味と香りは『花』や『果実』に例えられますが、『まんさくの花 純米酒』はどこまでも米由来。
だからすごい。
甘い辛いのイメージでいうと、わずかに辛め。
辛口を飲んでいるという感覚ではありません。
たぶん、アルコール度数をこれ以上あげてしまうと『古い日本酒』になってしまうのではないかと思います。
純米酒を重くなく、あくまでも軽く。
古風を軽快に。
そんな、これからも消えることのない伝統を感じた1本でした。
『まんさくの花 純米酒』の商品情報
『まんさくの花 純米酒』の他におすすめの『純米酒』は?
『純米酒』といえば、いわば蔵の顔。
どこの蔵にもかならず存在するお酒です。
だからこそ『純米酒』の味は、蔵の味といっても過言はありません。
というわけで、せっかくなのでオススメの『純米酒』をいくつか紹介していきたいと思います。
ぜひ『純米酒』をきっかけに、その蔵への興味ももっていただけるとうれしいです。
1、旨辛口純米酒 うまからまんさく(日の丸醸造)
「いや、また日の丸醸造やん。すでに興味持ってんもん」と思われたかもしれませんが、侮るなかれこのお酒。
+8度の辛口となれば、感想は辛さにばかり行きがちです。
でも、うまからまんさくは違います。
うまいんです。
下におく個別記事の写真は筆者がひくほど暗いですが、味わいは驚くほど明るいのでオススメの1本ですよ。
2、奥清水 純米酒(高橋酒造店)
湧水の里として知られる美郷町六郷。
その水の良さを遺憾なく発揮したのが、この『奥清水 純米酒』です。
量が飲めない筆者が、気でも狂ったのか一升で購入してしまいました。
ただ、それくらいスムーズな口当たり。そして、味わいです。
『一升で買って損をした』
そんな感覚は、1ミリも感じられませんでした。
ちなみに、個別記事にあるナゾの生き物は、美郷町の形をしたオリジナルマスコットです。
名前はまだありませんので、ぜひ付けてあげてください。
3、天の戸 醇辛(浅舞酒造)
「正直、なめていました」(さるあみ 30代男性)
スーパーでの酒担当者時代、在庫がはけていかず印象のよくない1本でした。
ですが今。
飲んでみて驚いたんです。
この辛口、うまい。
難しいことは言いません。ただ、今よりちょっとだけ『天の戸 醇辛』に興味をもってみてください。
灯台の下が暗かったことに気づかれます。
『まんさくの花 純米酒』の感想・評価まとめ
いかがだったでしょうか。
日本酒の市場というのは生き物で、常に動いています。
季節で限定品が出て、暦でも限定品が出る。
追いかけるのが本当に大変ですよね。
だから、『毎回』とはいいません。
日本酒を探すのに疲れてしまったときは、ちょっとだけ立ち止まってみてください。
『純米酒』はいつだってそこにあります。
『限定』に心を乱されてしまったら『原点』へ。
ぜひ、目を向けていただければと思います。
それでは今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
お近くで買えない方はこちらでどうぞ。
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