こんばんは、さるあみです。
インスタグラムやツイッターを眺めていると、突然あらわれる『酒ガチャ』の文字。
「おもしろそう!」と思いつつも、やっぱり不安の方が勝りますよね。
「合わないものが届いたら損だよなぁ」
「知らない銘柄ばっかり」
せめて誰もが知っている有名銘柄があれば……と思ってしまいますよね。
やっぱり、『知らない』って『不安』です。
金銭が絡むのであれば、なおさら失敗したくなどありません。
でも、ちょっと待ってください。
ということは、『知ってしまえば不安は消える』ということですよね。
だったら話はカンタン。
私、実際にやってみました。
【5連ガチャ(日本酒のみ):11,000円】
※やってみた感想はこちらの記事に。
届いた5本は、いずれも知らない銘柄。
ラベルもおしゃれなものばかり。
なかでも“たぬき”が描かれた『PONKO』は、可愛さが群を抜いています。
というわけで今回は、『PONKO』をレビューしていきます。
いってみましょう。
『PONKO』ってこんな日本酒
PONKOは、滋賀県にある『美富久酒造』がつくる超ライトな1本です。
実をいうと、もともと『美冨久酒造』は、仕込みの70%が『山廃仕込』というゴリッゴリの伝統派。
酸味とうまみが深い、しっかりとした味わいが特徴の蔵なんです。
では、PONKOはというと……?
もうね、真逆です。
正反対の1本。
蔵の説明(70%が山廃)を読んでもまったくピンときません。
なぜならPONKOは、
“日本酒度-60”
甘口なんてチャチなものではありません。
大甘口にまとめられてもハミ出ています。
しかも、ハミ出ているのは日本酒度だけはないんです。
アルコール度数も、“らしくない”数値を叩き出します。
“10%”
なんと、低アルです。
10%といえば、低アルコールのなかでもなかなかの数値。
13%台を低アルとする酒蔵も多いなかで、相当攻めた1本と言えそうです。
そして、忘れてはいませんか?
美冨久酒造のいちばんの特徴を。
美冨久酒造の大きな特徴は、70%が『山廃仕込』。
ということは、『酸』の扱いには一日の長があります。
-60の超甘口。
10%の低アルコール。
という新たな道をゆけど、伝統は外しません。
PONKOは、酸度もスゴイんです。
なんと3.5。
いまピンと来なかったあなたも、こう言われればどうでしょうか?
『一般的な日本酒は1.1~1.5ほど』
『酸を売りにしている日本酒でも2.0はあまり超えない』
どうですか?
PONと来ませんでしたか?
なので、『PONKO』というお酒をまとめるとこうなります。
“伝統の山廃蔵が超甘口に仕上げた、時代に合わせた低アルコールの1本”
商品説明だけですでにおもしろく、ワクワクしてしまいますよね。
もう不要かもしれませんが、実際に飲んでみた感想も置いておきますね(笑)
『PONKO』ってこんな味でした
開けたての香りにはややクセがあって、マスカットのような甘酸っぱさ。
味わいは、濃厚な甘みがズキューーーンと来ます。
そこから追いかけるように酸味がきて、申し訳程度の苦みがポツン。
甘みが7、酸味が3といったところでしょうか。
アルコール度数が低いので、ダラダラとした重みはありません。
ただ、重みがない分、『あれ』が引き立ちます。
より一層の『甘み』です。
「あまーーーい!」
「けど、軽くて飲みやすーーーい!」
「あ、やっぱりあまーーーい!」
という感じで、最後はやっぱり甘みに落ちつきます。
舌には綿あめのような“ふんわりとした風味”が残るので、なんだか童心に帰ったよう。
- 20代
- 女性の方
- 甘口が好きな方
- これから日本酒を飲んでみたい方
あと、女子会などの集まりに持っていけば、ラベルも合わせて盛り上がるのではないかと感じました。
私は届いた5本のなかから最初に飲んだのですが、この衝撃を忘れることはありません。
『PONKO』はまさに、ガチャの醍醐味。
知らない、わからないの壁をぶち壊す、『おもしろい』が詰まった1本でした。
まとめ:『PONKO』は山廃蔵の挑戦。超甘口の低アルコール。
いかがだったでしょうか。
今回購入した5本、すべてレビューするかはまだわかりません。
ただ、そのわからないなかでも、『PONKO』だけはレビューすべきだと思いました。
正直、こんな日本酒が届くとは思っていなかったんです。
まさに衝撃。
ガチャガチャならでは。
ランダムだからこそ、自分では選ばない『おもしろさ』に出会えました。
酒ガチャは、刺激です。
日本酒選びに迷ったら、運にまかせるのもおもしろいですよ。
それでは、今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。