こんばんは、さるあみです。
KURANDの酒ガチャ、楽しいですよね。
すべてがオリジナル日本酒なので、名前だけでは味も知名度もわかりません。
さらに、必ずしも高レアのものが口に合うとも限りません。
なので、まさにガチャ。
何が届くかわからないワクワクと、届いてもまだわからないワクワクが、大きな醍醐味です。
でも、もう少しだけ知っていれば。
「あ、これ、あの人がオススメしてたやつだ」
というものが届けば、なんとなく楽しみ方も増えると思いませんか?
この記事ではそんなあなたのために、ノーマルレアの『海京』を紹介してきます。
「なんだノーマルレアか……」
というガッカリが正反対の驚きに変わりますので、最後まで楽しんでいってくださいね。
それでは、いってみましょう。
『海京』ってこんなお酒
『海京』は京都のお酒で、ハクレイ酒造が醸します。
使われている酒米は、あなたもはじめて耳にするかもしれません。
『祝(いわい)』
京都の蔵元だけが使う、いちどは生産が途絶えた復活の酒米です。
復活の酒米として有名なものには『亀の尾』がありますし、なんだかロマンを感じますよね。
漢字一文字なのも、男の子には刺さります。
36歳男性にもブスッと刺さっています。
仕込に使われている水は、地元『由良ヶ岳』の『不動山水(ふどうさんすい)』。
超軟水でありながらも甘口、辛口どちらの味わいも生めるとして、ハクレイ酒造で重宝されている湧水です。
ハクレイ酒造の代表銘柄には、大辛口の『酒呑童子』があります。
そして、いま紹介している『海京』は-3度の甘口。
この幅広い味わいは、「まさに!」という感じがしますよね。
さて、甘口であることをネタバレしてしまったところで、感想を見ていきましょう。
『海京』……これ、たまらんですよ
まず香りなのですが、もろにパイナップル。
夏を制する香りがします。
味わいもパイナップル!
トロピカルなフルーティーさに、アルコール強めなうまみがよく乗ってきます。
甘辛度でいえば、しっかりとした甘口。
まろやかな口当たりなのに、あと味に強さがあります。
このままでもしっかりおいしいです。
明るいジューシーさと飲みごたえのバランスが抜群です。
でも、氷をひとつ。
ロックスタイルにすると、もっと夏向けになります。
17度あったアルコールがやわらぎ、飲み口から重さがスッ。
少しずつ消えていくので、お好みのところでゴクゴクいっちゃいましょう。
そのままでもロックでも。
また届いても喜んで飲みたい、おいしい1本でした。
『海京』の商品情報
【豆知識】ハクレイ酒造ってなんでカタカナなの?
ハクレイ酒造という文字をみて、あなたもこう思いませんでしたか?
「なんでカタカナ?」
白き嶺(みね)と書いて『白嶺』。
「『白嶺酒造』でよかったんじゃ……」と思ってしまいます。
ですが、そこにはひとつの時代があったんです。
1832年の創業当時、カタカナ表記はもっともモダンな形とされていました。
ゆえのカタカナ表記。
……ではありません。
ハクレイ酒造が目指すのは、常に新しく、変化する蔵。
新しいものを取り入れること。
その柔軟さゆえのカタカナ表記なんです。
まとめ:『海京』はトロピカルな甘みが夏~~~ッ!
『海京』を飲んで調べていて、いちばんおもしろかったのが『アミノ酸度』の数値です。
その数値、1.6。
「高いの? 低いの?」
と思われたかもしれませんが、なかなかの高さ。
しぼりたての日本酒にはまず見られない数値です。
なので、もしかしたらある程度寝かせた日本酒なのかもしれません。
うまみ、ジューシーさ。
アルコール分に負けない口当たり。
南国を思わせつつも、どこか落ちついている。
若さと熟成のいいとこ取りをしたかのような1本です。
デザインもステキな青なので、ぜひ、気の知れた相手との席にもっていってくださいね。
女子会はもちろん、日本酒を持ち寄るような会にもオススメですよ。
それでは、今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
※酒ガチャで届いたお酒の感想はこちら