こんばんは、さるあみです。
KURANDの酒ガチャって、オリジナル商品ばかりなのでなかなか『当たり』がイメージしづらいですよね。
私としては、
「知らない日本酒を『当たり』にされても喜びづらい」
というのが正直なところでした。
ですが、そのお酒を知っていれば。
“知っていれば”どうでしょうか。
“おいしい”という情報さえあれば、高レアのものが届いても“より”喜べるのではないでしょうか?
というわけで今回は、SSRの1本。
【白那】
を紹介していきます。
デザインひとつをとっても日本酒らしさのない、スパークリングワインのようなオシャレな1本です。
ぜひ最後まで読んで、興味をもっていただければと思います。
それでは、いってみましょう。
白那ってこんな日本酒
白那は埼玉県にある滝澤酒造がつくる、スパークリング日本酒です。
滝澤酒造の代表銘柄は『菊泉』。
白那がモダンでワールドワイドな日本酒だとすれば、菊泉はクラシカルなデザインをしています。
なので、『菊泉』という銘柄だけをみると結びつかない。
『白那』というスパークリングに、『意外』というイメージをもつ方も多いのではないかと思います。
ところがどっこい。
どっこいです。
スパークリング日本酒を語るにおいて、滝澤酒造を外すことなどできないんです。
特に、世界に目を向けたスパークリングとなると尚更。
実はいま、世界では『スパークリング』ではなく、『awa酒』というネーミングが普及しつつあります。
『awa酒』とは、いわゆるスパークリング日本酒に違いはありません。
あるとすれば、『基準』。
“定められた品質に届いたもの”だけが名乗ることを許された、世界に羽ばたくためのスパークリングのことをいいます。
そして、この『基準』をつくった協会こそが、2016年に発足した『awa酒協会』。
滝澤酒造の杜氏『滝澤英之』氏は、その副理事長を務めておられます。
言うなれば、
“awa酒普及活動の第一人者”
『白那』は、そんな方がつくる1本です。
「試しにつくってみました」なんてものではありません。
実績、実力をともなったスパークリング。
いや、awa酒。
乾杯の時をイメージし、デザインはあえて赤と白のみの色使いに。
「泡の躍る酒が必要とされる場所」
をとことん意識したボトルデザインとなっています。
まさに、ハレの日のための1本です。
また、白那の大きな特徴として、あえて『おり』を残していることが挙げられます。
目の粗い袋でお酒を濾過することにより、泡にもうまみ。
たださっぱりと飲ませるだけではない、日本酒らしさも残したawa酒を実現しています。
ということで、実際に飲んでみました。
白那を飲んでみて
先に言わせてください。
私、スパークリング日本酒があまり得意ではありません。
それを踏まえた上の感想となります。
「これなら飲めるぅぅぅ~~!!」
なんでしょう。すごく上品な口当たりなのに、泡が力強いんです。
そして口に入れた瞬間、濃厚。
しかも甘すぎないんです。
泡だけなら甘口に感じていたかもしれません。
口当たりのやわらかさだけなら甘口に感じていたかもしれません。
高い酸度。
そしてちいさな苦み。
これらが合わさることで、中口の爽やかさがこれでもかと堪能できます。
一言であらわすのなら、
「硬さのない、うまみ豊かな中口スパークリング」
おいしい。
余韻もながくて、舌に花のような香りが残ります。
品の良さがすごいです。
ちなみに、これは失礼にあたるのであなたと私だけの秘密にしてください。
泡をなくしてから飲んでみました(小声)
すると、甘みよりも酸味がズドン。
若いレモンのもつ『苦み』と『酸っぱさ』にも似た味わいが、奥からジワッと感じられました。
なので、
ぜひ、飲むならガスのあるうちに。
けっして真似はしないでくださいね。
白那の商品情報
まとめ:白那は硬さのない、うまみ豊かな中口スパークリング
いかがだったでしょうか。
酒ガチャは、ネガティブに考えてしまえば、好んで飲まないジャンルが届くことだってあり得ます。
でも、それを前向きに捉えれば。
ポジティブに捉えれば、世界が変わります。
景色が変わります。
フルーツのような甘いトマトに出会ったときのように。
獲れたての、まだ透明なイカを食べたときのように。
苦手が好きに変わることはあります。
5本ガチャを頼み、届いた5本をみたときは驚きました。
唯一の高レアがスパークリング日本酒だったことに。
「いつ飲もっかな」
「いつ開けたらいいんだろ」
そんな風に遠ざけていたんです。
でも、いざ飲んで「うまっ」の一言が出たときに思ったんです。
これが酒ガチャの醍醐味なんだよな、って。
本当に、楽しい経験をさせていただきました。
次もまた5連で頼んでみようと思います。
次はどんな日本酒が届くかな。
それでは、今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
\日本酒好きなら一度はやってみて/