こんにちは、さるあみです。
みなさん、KuraMasterというコンクールをご存知ですか?
Kura=蔵。
そう、日本酒のコンクールなんです。
フランスのパリで開催されるこのコンクールのはじまりは2017年。
実はかなり若いコンクールなんです。
「じゃあ、知名度もそんなにないんじゃない?」
と思われる方もいるかもしれません。
ですが、その影響力は年々増してきています。
なぜか。
その答えは、コンセプトにありました。
『フランス人によるフランス人のためのフランスの地で行われる、日本酒のコンクール』
審査員はほぼプロフェッショナル。
それも、いまのフランス飲食界をリードする、星付きのレストランやホテルで活躍するプロフェッショナルの方々です。
いわば、世界最高の舌をもつ方々。
世界で戦うには避けて通れない相手です。
さて、そんなKuraMasterが今年も開催されました。
全720銘柄。
金賞は164本。
プラチナ賞は73本。
はたして秋田県はいくつのメダルを獲得できたのか。
ご覧ください、どうぞ。
プラチナ賞は2本!IWC2019でも躍動した2本がフランスの地でも輝いた!
純米大吟醸の部から2本。
プラチナ賞に選ばれた秋田の日本酒はこちらです。
IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)でも見かけましたね!
外国の方を唸らせる『格』のようなものを感じます。
残りは金賞。いってみましょう。
金賞は3銘柄!木村酒造はすっかりKuraMasterの上位常連だ!
純米酒の部
- 木村酒造『純米吟醸 福小町』
純米大吟醸の部
やはり、前年に続き木村酒造の福小町が強いなという印象です。
そんななかでも小玉醸造の天巧。
こちらは国内でも高い評価を得ており、多数の賞も獲っている1本です。
IWCでもゴールドメダルの実績。
さらに同シリーズに磨きの度合いを変えた『天巧50』『天巧35』『天巧20』があり、今後が楽しみなシリーズとなっております。
まとめ
全体の賞の総数を見ると、秋田県はちょっとおとなしい結果になったのかなとは思います。
ですが、それでも今回は、評価された5銘柄に称賛と感謝の言葉を贈りたい。
昨今、『秋田 日本酒』という検索キーワードのうしろに入る単語はほぼ決まっていました。
それだけじゃないだろう、と。
秋田にはおいしい日本酒がたくさんあるんだ。
味は素晴らしいけど入手困難。下手すりゃ倍の価格で取引されるような日本酒が、秋田でいちばんの日本酒ですか?
手に入ったことを喜ぶようなお酒ではなく、当たり前に飲めるお酒で喜ぶ。
それが秋田県だったと思います。
だから、うれしいんです。
今回、『天巧』『福小町』『天の戸』『秀よし』が選ばれたことが。
どれも酒販店だけでなく、スーパーでも買える可能性のあるお酒です。
この手に入りやすさと、美味しさの調和。
入手するまでの敷居が低いこと。
それは、ユーザーを増やすきっかけにもなるのではないでしょうか。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございます。
みなさん、よい晩酌を!