こんばんは、さるあみです。
今回は、湖畔の杜ビールのなかでも『天』の名をもつ3種のビール。
そのなかから『天恵』を飲んでいきたいと思います。
『天恵』とはどういう個性をもったクラフトビールなのか。
おなじ天の名をもつ『天空』と比べてどうなのか。
おなじく『天涯(てんや)』と比べてどうなのか。
詳しくみていきましょう。
- 『湖畔の杜ビール 天恵』ってどんなビール?
- 『湖畔の杜ビール 天恵』の味はどうだった?
- 『湖畔の杜ビール』でほかにおすすめは?
- 『湖畔の杜ビール 天恵』の商品情報
- 『湖畔の杜ビール 天恵』の感想・評価まとめ
『湖畔の杜ビール 天恵』ってどんなビール?
『湖畔の杜ビール 天恵』とは、田沢湖畔にある(株)トーストがつくるクラフトビールです。
『天』の名をもつビールは冒頭でもお伝えしたとおり3種類あります。
- 天空(てんくう)
- 天涯(てんや)
- 天恵(てんけい)
なかでも『天恵』は、ちょっと異質なビールといえます。
なぜなら、原材料にお米をつかっているからです。
つかっているお米は『仙北産のあきたこまち』。
おなじくお米をつかったクラフトビールにはあくらビールの『古代米アンバー』がありますが、あちらは赤褐色をしています。
これは古代米がもつアントシアニンによるもので、お米がビールに強い影響を及ぼす例といえそうです。
では、『あきたこまち』をつかった場合はどうなんでしょうか。
グラスに注いでみると、やや薄めの黄金色をしています。
そしてすぐに気づかされるのが、やや強めのにごりです。
その様はまるでホワイトビールのよう。
ピルスナーを売りにしている湖畔の杜ビールにしてはめずらしい色合いを、まずは目で楽しむことできます。
とはいえ、『にごり』だけでは個性的なだけで終わってしまいますよね。
安心してください。
実は、『天恵』もまた華々しい賞を獲得しているんです。
2019年秋季全国酒類コンクール:第1位
「むかし賞を獲ったことがある」だと、「じゃあ今は?」という疑問が浮かんでしまいます。
ですが、5年以内に獲っているとなれば話は変わってきますよね。
さて、そんな『天恵』ですが、いったいどんな味わいだったのでしょうか。
味の感想にうつっていきましょう。
『湖畔の杜ビール 天恵』の味はどうだった?
『天恵』の味わいをひとことで表すのならこうなります。
「静かなバランス」
全体的に、静かな味わいです。
ある意味で基準とすべき味わいかもしれません。
にごりの分だけコクと苦みはあるけど、突き抜けるほどではありません。
薄い黄金色の分だけスッキリ感はあるけど、突き抜けるほどではありません。
味わいのどれかが突出するのを、あきたこまちでフタしている印象。
だから、良くいえばバランスがいいです。
グラスがどんどん進みます。
これはあくらビールの古代米アンバーを飲んだときにも思ったことなのですが、お米をつかうことで『なめらかさ』と『静かなバランス』が生まれているように感じました。
いってしまえば、尖ったものがない。
人によっては「物足りない」と感じるかもしれません。
たとえば、キレを求める人。
たとえば、深いコクを求める人。
たとえば、苦みがほしい人。
たとえば、爽快感がほしい人。
「ビールにはこれが必要なんだ!!」という強いこだわりのある人には、ちょっと不向きだと考えます。
ですので、
- コクと苦みを求めるなら『天涯(てんや)』
- 爽快感を求めるのなら『天空(てんくう)』
- バランスを求めるなら『天恵(てんけい)』
といったように、好みにあわせて選んでみてくださいね。
『湖畔の杜ビール』でほかにおすすめは?
というわけで、『天』から始まるそれぞれの記事へはこちらからどうぞ。
『湖畔の杜ビール 天恵』の商品情報
受賞歴
☆2019年秋季全国酒類コンクール:第1位
『湖畔の杜ビール 天恵』の感想・評価まとめ
わたしは、先に『天空』と『天涯』を飲んだことで、『天恵』には静かな印象をもちました。
ですが、もし最初に飲んでいたら。
最初に飲んでいたら、またちがった感想をもっていたかもしれません。
飲む順番によっておもしろくなるシリーズ。
そう考えると、飲み比べがおもしろいクラフトビールと言えそうです。
- 天空
- 天涯
- 天恵
それぞれにクラフトビールの楽しさが詰まっているので、ぜひ1種類で終わらせずに全種類を飲んでみてくださいね。
それでは今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
ちなみ、買いにいくのが面倒だというあなたは、これだけ覚えて帰ってください。
『DREAMBEER(ドリームビア)』
クラフトビールが自宅に届くサービスなので、どんなに疲れた日でも帰れば自宅にクラフトビールがあります。
幸せって、帰宅後のビールがうまいことですよね。