こんばんは、さるあみです。
今回は、辛口好きが避けては通れない1本。
『刈穂 山廃純米 超辛口』をレビューしていきます。
ラベルにも大きく+12度と書かれているので、なかなか手に取れなかった方も多いのではないでしょうか。
この記事を読むことで、
- 辛口が得意ではない人の感想
- 辛口好きの感想
この両方がわかります。
ぜひ、最後までゆっくりしていってくださいね。
それでは、いってみましょう。
- 『刈穂 山廃純米 超辛口』ってどんなお酒?
- 『刈穂 山廃純米 超辛口』の感想は?
- 『刈穂 山廃純米 超辛口』の商品情報
- 『刈穂 山廃純米 超辛口』のインスタグラムでの口コミは?
- 『刈穂 山廃純米 超辛口』の感想・口コミ:まとめ
『刈穂 山廃純米 超辛口』ってどんなお酒?
『刈穂 山廃純米 超辛口』は、大仙市の秋田清酒がつくる日本酒です。
秋田清酒は『刈穂酒造』と『出羽鶴酒造』があわさった会社で、『刈穂蔵』と『出羽鶴蔵』にわかれています。
そのため、蔵それぞれに代表銘柄があるのも大きな特徴です。
今回紹介していく『刈穂』はもちろん『刈穂酒造』の代表銘柄で、『山廃純米 超辛口』は1年をとおして買うことのできる通年商品となります。
『山廃純米 超辛口』の大きな特徴は3つ。
- +12度の大辛口
- カートン入りがある
- スーパー、コンビニでも買える
下2つに関しては、プラスに受けとる方もいればマイナスに受けとる方もいるかもしれません。
なぜなら、普段づかいにカートンは不要だから。
さらに、どこでも買えるとなると優先順位が下がるからです。
ですので、どう受けとるかはこれを読むあなたにゆだねられます。
そして、+12度の大辛口。
これを超える辛口となると、なかなかお目にはかかれません。
パッと浮かぶのは山本の『ど辛』、ゆきの美人の『超辛』、あるいは刈穂が自社でつくる『気魄の辛口』くらいでしょうか。
- 山本『ど辛』:+15
- ゆきの美人『超辛』:+16~18
- 刈穂 『気魄の辛口』:+25
+6から先が大辛口と言われる世界で、+10を超えるものはそう多くありません。
さらに、ゆきの美人『超辛』は地酒屋さん限定。
『気魄の辛口』もアンテナショップが中心で、スーパーまでおりてくることは稀です。
といった事情からみると、先に挙げた『カートン入りがある』『スーパー・コンビニでも買える』というのはプラスの要素になりますよね。
とはいえ、問題は味です。
飲んでみてどうだったのか。
続きをご覧ください。
『刈穂 山廃純米 超辛口』の感想は?
先にお伝えしておくと、私は行きすぎた辛口が苦手です。
その上での感想となりますので、あなたの好みと照らし合わせながら読み進めてみてくださいね。
ではでは。
この1本の味わい、「うまみ」として受け止められるかで評価が大きく分かれるのではないかと考えます。
なぜなら、「雑味」とも受けとれるからです。
実際、私は「うまみ」として受けとめられませんでした。
しっかり辛くて、酸をともなったうまみが確かにあります。
ただ、このうまみが重いです。
丸みある甘みとお米のクセもいっしょに感じられます。
なので人、世代によっては雑味に感じるかもしれません。
特に、吟醸酒を好む人。
あるいは、冷やして飲むのを好む人。
そういった方にはあまりオススメできないというのが正直な感想です。
いうなれば、昔ながらの大辛口。
はじめて日本酒を飲む層ではなく、今までもずっと飲んできた層に向けた辛口です。
ターゲットをしっかりと絞って、その層を狙い撃ちした1本という印象でした。
『刈穂 山廃純米 超辛口』の商品情報
- 使用米:美山錦・秋の精
- 精米歩合:60%
- アルコール度:16~17%
- 日本酒度:+12
- 酸度:1.9
- おすすめ飲用温度:常温から熱燗まで
参考価格
- 1.8L:2,737円
- 720ml:1,470円
- カートンなし:1,373円
- 300ml:598円
※いずれも税込み
『刈穂 山廃純米 超辛口』のインスタグラムでの口コミは?
やっぱり『+12度』の辛口となれば辛口好きが飲まないはずもなく、インスタにはたくさんの投稿がありました。
- ふんわりと米の旨味。食べ合わせで味が出てくる
- +12度ってこんなもの?癖なくすうっと飲める
- 辛口好きには安定
- 強さも味もあるけど、変に残らない
- 熱燗でゴーダ・チェダーにも合う
- コスパがいい
- 辛口好き、あつまれ!
一部を抜粋させていただいただけですが、辛口好きにはたまらない1本のようですね。
熱燗でチーズと合わせるというのも、日本酒の幅が広がりそうで素敵です。
『刈穂 山廃純米 超辛口』の感想・口コミ:まとめ
私は15年前、数年前と、過去に2度ほど飲んではいるのですが、やはり好みが遠ざけます。
「あえては買わない」というのが正直な感想です。
ただ不思議なもので、やっぱり好みの問題なんですよね。
私の祖父なんかは、現代の日本酒を飲むと、
- 味がしない
- 物足りない
- 酸っぱい
- おれには甘いな
と言います。
酒担当者時代のお客さんにも、「2級酒が飲みたいんだけど、どれだ?」と聞かれたことがあります。
好みに正しいなどないのだと考えさせられる一幕でした。
ですので、これを読むあなたに無責任な言葉を投げます。
『刈穂 山廃純米 超辛口』は私の好みではありませんでした。
ですが、あなたにとってそうかはわかりません。
確認は、ぜひあなた自身で。
それでは、今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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