こんにちは、さるあみです。
秋田駅から徒歩圏内で、しかも無料開放されているスポットといえば『千秋公園』が有名ですよね。
春の桜にはじまり、夏の深緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、さまざまな表情をみせてくれるスポットです。
ただ、
- いつでもいける場所にある
- 駐車場を探さないといけない
そんな大きな安心とちょっとした不安で、足を運んだことのない方も多いのではないでしょうか。
実は私もそうでした。
「有名だけどわざわざ行く理由もないし、桜まつりのときくらいだよなぁ」
というのが本音でした。
ですが、千秋公園の紅葉を見にいってから考えがガラリと変わったんです。
「もったいないことをしていた。なんで四季を楽しまなかったんだろう」と。
というわけで今回は、“千秋公園の四季”についてふれていきます。
ぜひ最後まで読んで、足を運ぶきっかけにしてくださいね。
それでは、いってみましょう。
- 千秋公園の春は桜まつり。昼の桜と夜の桜。2度の感動を1日に。
- 千秋公園の夏は深緑。流れる水音とともに涼を。
- 千秋公園の秋は紅葉。赤赤としたノムラモミジとオオモミジは、カメラ忘れる美しさ。
- 千秋公園の冬は肌で感じる絶景。抜けるほどの晴天がよく似合う。
- まとめ:千秋公園で季節を散歩。自然が美しすぎる。
千秋公園の春は桜まつり。昼の桜と夜の桜。2度の感動を1日に。
春は桜まつり。
毎年4月中旬から下旬にかけて開催されている、千秋公園最大のイベントです。
2019年は11日間の開催でした。
なんといっても目玉はたくさんの出店。そして、イベントの数々です。
桜景色をのどかに楽しむのではなく、賑わいのなかで楽しみたい方におすすめします。
そして、その出店なのですが、これが毎年なかなかおもしろいんです。
かならずその年のブームがやってきます。
チーズハットグの屋台でみかけた長蛇の列は、秋田県初といっていいのではないでしょうか。
『ここが最後尾です』の看板を秋田県でみることになるとは思いませんでした。
ちなみに、ブームの屋台にいくのでしたら夜がおすすめです。
夕方過ぎまでは学生を中心にとんでもない列ができますが、そこを越えれば若干落ちつきます。
経験談ですが、10分程度ならんだだけで買うことができました。
「え、10分もならぶの!?」
と思われるかもしれませんが、日中の列は非常事態です。
「握手会ってこんな感じなのかなぁ」とぼんやり眺めていたことを覚えています。
そして、夜がおすすめな理由がもうひとつ。
夜桜という空模様です。
見上げた空がいつもと違った色を見せます。
花より団子なんて言葉がありますが、夜桜には団子も霞んでしまいます。
日中に歩き回って疲れたら、座って飲んで食べて、見上げてみてください。
疲れが吹き飛んでしまいますよ。
千秋公園の夏は深緑。流れる水音とともに涼を。
夏は穴場スポット。
春よりも人の静けさは増し、自然の声に耳を傾けることができます。
売店でソフトクリームを買って、食べて涼。
流れる水音を聴いて涼。
けっして涼しいものではありませんが、風情がくれる清涼感は夏にしか味わえません。
季節をからだで感じるために、散歩コースに入れてみてはいかがでしょうか。
千秋公園の秋は紅葉。赤赤としたノムラモミジとオオモミジは、カメラ忘れる美しさ。
桜まつりを『動』の景観だとすれば、紅葉は『静』の景観を呼べるのではないでしょうか。
紅葉期間に屋台はなく、イベントはありません。
あくまでも散歩の延長。
おだやかに過ごすためのスポットとして、歩くことと座ることがメインとなります。
だから、秋の千秋公園はとっても静か。
『観ること』を目的とした方がほとんどで、口数よりもシャッターを切る数のほうが多いくらいです。
ただ、だからこそ落ちつくんです。
急がない空間が、秋の千秋公園にはあります。
お金をかけないデートスポットとしてつかうも良し、いつもの散歩に華を添えるも良し、喧騒からはなれるために向かうも良し。
秋の千秋公園は、賑やかじゃないからこそ楽しめる空間となっています。
言葉をかわさずとも通じあえる方と、同じ景色をみてはいかがでしょうか。
個人の感想ですが、紅葉の落ちつきは千秋公園によく似合います。
赤色に落ちつきを覚えるというのは紅葉ならではですよね。
千秋公園の冬は肌で感じる絶景。抜けるほどの晴天がよく似合う。
冬の景色はぜひ、見るのではなく感じていただきたい絶景。
というのも、冷気すらも千秋公園の美しさだからです。
見るべきところは木々だけではありません。
視界に映るすべて。
誰かが歩いた足跡も、枝をしならせる積雪も、抜けるほどの晴天も、すべてが景色です。
ザクザクという足音も、枝から滴る水滴も、晴天の照り返しも、どれもが冬の色なんです。
正直にいうと私は、桜のころよりも美しいと感じました。
晴天の日にいけば、日差しの照り返しに目を奪われます。
それはもう『明るさ』ではありません。『輝き』です。
この感覚は写真ではなく、ぜひあなたの目で感じていただきたく思います。
まとめ:千秋公園で季節を散歩。自然が美しすぎる。
いくつ言葉をかさねても、伝わらないものはあります。
いくつ写真を撮影しても、伝わらないものはあります。
私も、実際に足を運ぶまでは知らなかった景色です。
特に冬。
一見、いく理由のない季節に思いますが、大人になればありがたさを覚えます。
喧騒から離れられること。
そのありがたさ。
ぜひあなたも、日常のなかに組み込んでみてくださいね。
それでは今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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