春の訪れを待ちながら雪景色をみる生活も終盤!
来月の今頃には、「みちのくの小京都」角館で桜が見ごろを迎えますね。
今回は、その角館桜まつりで飲みたいお酒を一本、紹介します。
ジャジャンッ!
鈴木酒造『秀よし大吟醸 角館四季 春』です!
なぜこの地酒がオススメなのか。
結論から言ってしまいます。
ずばり、デザインも味わいも完璧なんです!
専用の箱には武家屋敷の桜がデザインされていて、ラベルにも大きく『春』のひと文字。
さらに、『地酒処君ちゃん』限定販売。ほかでは買えません。
君ちゃんの場所は、武家屋敷通りから一本外れたところにあります。これはぜひ現地に行って確認してみてください。
さらに、味わい。凄みがある!
常温で飲んだ場合
やわらかーーーーーい!!
なんですか、これ! 液体にこんなこと言うのもあれですが、溶ける!
そして口に含んでほろり。
あ、溶けた。
その感覚を「まるで水のよう」と言いたいのですが、ぐっと飲みこんでこう言います。酒です。
まったく雑味のないうまみのかたまりが、舌の温度で溶かされたかのような錯覚。
うんまーーーー!
冷やして飲んだ場合
これまたうんまーーーー!!
香りにより甘みが乗りますね! 鼻が心地いい!
そして、味。
いっさいベタつかない、丸みのある甘みが出てきました。
キリっと後味スムーズで、飲んでも飲んでも飲める!
まだ飲みたい。もう一杯が止まらない(笑)
甘みと丸みとやわらかさから食中酒には向かないかもしれませんが、単体でひたすらうまいです!
飲んでる時間が肴。
手軽にレンジ燗で
わかってはいた……わかってはいたさ……。
飲みたいお酒を飲みたい飲み方で飲むのが最強だって。
ひとことで言えば、
『ちがう、これじゃない』
なんかね、いいところが根こそぎ奪われてしまいました。
スムーズさには刺激が生まれ、甘み控えて辛さ強まり、香りは鼻を刺す。
青りんごや梨のような香りは「なり」をひそめてしまいました……。
やわらかさも失われてしまい、このお酒と喧嘩でもしてしまったかのような錯覚を覚えます。
常、冷、燗と味わいの変化は幅広くて、楽しむことはできたかな~とは思います。が、できれば冷やしていただきたいお酒でした。
総括
桜で春をめで感じ、地酒でしっぽり春に酔う。
現地で飲んでも、帰って飲んでも最高の一本です。
自分への手土産に買ってかえって、自宅で桜の余韻にひたる。思い出を肴に飲む一杯は格別ですよっ。
誰かへのおみやげにももちろん最適だと思います。
どこへ行ってきたのか一目でわかりますし、目を見開くほど味もよし。
角館桜まつりに行った際は迷わずこの一本に飛びついていただきたい、逸品中の逸品です。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございます!
2019年の角館桜まつりも、誰かにとっての一生の思い出になることを祈っております。
地酒と桜。最強タッグを楽しんできてくださいね。
よい花見酒を。
よい思い出を。