こんにちは、さるあみです。
通勤するときにはなかったのに、帰宅するときにはありました。
若葉町交差点、謎の自販機。
「いったい、いつの間に?」
あまりの驚きに初日はスルーしてしまったのですが、翌日ついに、勇気が私を自販機の前に立たせました。
なので今回は、その景色がいかなるものだったのかを取り急ぎお伝えしていきます。
サクサクいくので、最後まで楽しんでいってくださいね。
それでは、いってみましょう。
- 牛たんの自動販売機の場所は?
- 牛たんの自動販売機だけかと思いきや……?
- 自販機には『和顔』の文字。『和顔』って?
- デジカルビと豚ハラミを買ってみた!
- まとめ:ガソリンスタンドに牛たんの自動販売機!?いま、若葉町交差点がおもしろい!
牛たんの自動販売機の場所は?
突如現れた牛たんの自動販売機ですが、その場所は意外なところでした。
なんと、
“ガソリンスタンドの敷地内”
あなたは、『若葉町交差点』をご存じでしょうか?
『若葉町交差点』とは、割山、川尻、茨島、臨海へ向かうための十字路。
そこには、中川石油が運営する『ジョイフル臨海SS』があります。
牛タンの自販機は、その『ジョイフル臨海SS』の裏手側です。
給油スペースではなく、手洗い洗車スペースの側にぽっこりと設置されました。
「ぽっこりと?(笑)」
と思ったかもしれませんが、行けばわかる見事な違和感。
広くオープンなスペースに、牛たんが煌々と異彩をはなっているんです。
ちょっと写真を交えてみてみましょう。
牛たんの自動販売機だけかと思いきや……?
なんと、豚もあります。
さらに、意外とメニューも豊富。
ハラミやデジカルビ、それにホルモンなど、タンだけではないバリエーションが見えます。
とはいえ、牛、豚を扱っているとしても、いったいどうやって提供してくれるのかが問題ですよね。
うどんそばの自販機みたいに、その場で食べるタイプなのか。
あるいは、冷凍された肉がボタンひとつで落ちてくるのか。
そしてそれはパックなのか、パウチなのか。
というわけで、試しに買ってみました。
正解は、
“密閉されたパックのなかに、冷凍されたパウチが折りたたんで入っている”
でした。
これならコンパクトで、持ち運びもらくらくですよね。
汁や水分で汚れる心配も少ないので、なんとなく立ち寄っても持ち帰るのが苦になりません。
実は、自販機の前に立つまでは心配していました。
「丼で出てきたらどうしよう……」
その場で食べるシステムだったら、『立ち食い牛たん』という新ジャンルを立ち上げるところでしたから。
自販機には『和顔』の文字。『和顔』って?
当然とはいえ、秋田県民にはなじみのない社名『和顔』。
いったい、どういった会社なのでしょうか。
調べてみると、『和顔』の自販機にはコロナ禍を生きる消費者への思いやりがありました。
『和顔』とは、仙台市泉区にて2019年にオープンした『牛たん焼きの専門店』です。
『居酒屋』というカタチで運営をスタートしました。
ただ、私たちが経験してきたとおり、2020年初頭には新型コロナウイルスが見つかります。
『居酒屋』は目の敵にされ、やがて休業に。
『和顔』もまた、2号店の計画があるなかで長期の休業へと追いこまれました。
ですが、せっかくの牛たん。
“お店の”牛たんです。
「この味を、どうかご自宅で」
「こんな状況でも、お客様にはおいしい牛タンを楽しんでほしい」
そんな思いから『和顔』は土俵を変え、まずはスーパーでの展開を試みます。
そして、2021年夏。
たぶん、史上初なのではないでしょうか。
『牛たんの自動販売機』が、産声をあげました。
これからの売れ行き次第では県内各地への設置が進んでくれそうなので、ここからの展開が楽しみですね。
デジカルビと豚ハラミを買ってみた!
「牛たんじゃねぇのかよ!!」
という声が飛んできそうですが、筆者の財布はいつでも冷え切っています。
日本酒レビューを中心に行っているため、酒代が馬鹿になりません。
というか、酒代が馬鹿です。
そのため、おなじ1,000円なら質よりも量を選んでしまいます。
特に、私ひとりで食べない場合はまさにです。
ひとり1枚の牛たんよりも、ひとりで何枚も食べられる方法を探します。
なので、あえてのデジカルビ。
そしてハラミです。
デジカルビは、“にんにくの風味が豊かで、なにより驚愕のやわらかさ”でした。
まず、スジ切りがしっかりとされています。
このひと手間が、噛めばすんなり千切れるやわらかさに。
さらに、スパイシーさとにんにくの風味で鼻からうまいんです。
米がススムうまさ!
5人で分けるとあっという間だったので、次はひとり占めしたいと思います。
まとめ:ガソリンスタンドに牛たんの自動販売機!?いま、若葉町交差点がおもしろい!
さて、駆け足をお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?
価格だけでみれば、ちょっと高いと感じるかもしれません。
ですが、
- お店の味付け
- 丁寧なスジ切り
さらに、仙台では土産物であることを考えれば、お得な価格なのではないかと思います。
こちらでやることが『焼くだけ』というのも嬉しいところですよね。
1袋だと1~2人前ほどの量なので、あとは家族と相談して利用してみてくださいね。
私もまだ肝心な牛たんを食べていないので、何度か足を運ぶつもりです。
秋田市に吹いたスパイシーな風。
あなたもぜひ楽しんでみてね。
それでは、今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
普段は秋田の日本酒のレビューをしていますので、いつか思い出していただけるとうれしいです。
ではでは。