「1500円以内でおすすめの日本酒が知りたい」
「管理も楽だし、冷やしておいしい日本酒が欲しい」
今回の記事は、そんなあなたに向けて書いています。
こんばんは、さるあみです。
今回は、ちょっと変わった日本酒をご紹介します。
といっても、変わっているのは『味』や『ラベル』ではなく『会社』。
『〇〇酒造』ではなく、『オエノングループ』から1本。秋田の日本酒を紹介していきます。
ざっくりとオエノングループ自体にふれてから【一滴千両 純米大吟醸】の味をレビューしていきます。
「オエノングループってあのお酒の会社か!」
「一滴千両ってパック酒のなら見たことあるかも!」
と、関心をもっていただける記事になっていますので、最後まで楽しんでいってくださいね。
それでは、いってみましょう。
- オエノングループって何?
- 『一滴千両 純米大吟醸』とは?
- 【一滴千両 純米大吟醸】の味は?
- 『一滴千両 純米大吟醸』の商品情報
- 『一滴千両 純米大吟醸』以外で1500円以下のおすすめは?
- 『一滴千両 純米大吟醸』の感想・評価:まとめ
オエノングループって何?
オエノングループとは、発酵技術をもちいたバイオテクノロジーをベースとして、酒類事業や加工用澱粉(コーングリッツ)の製造・販売をしている会社です。
なかでも酒類事業は幅広く、主力商品は酒好きの視界に入っているものばかり。
一例をあげると、
といったように、どれもこれも「あれ? 近所のスーパーに置いてるやつだ……」と気づかされますよね。
さらに、秋田県湯沢市にあるオエノングループ『秋田県醗酵工業』からも、さまざまな商品が展開されています。
- ブラックストーン
- あいぼう
- 秋田サワー
そして、今回ご紹介する【一滴千両】もそのひとつです。
『一滴千両 純米大吟醸』とは?
『一滴千両 純米大吟醸』とは、秋田酒こまちを50%までみがき、奥羽山系の伏流水でつくりあげた純米大吟醸酒です。
公式サイトによると、
- 香りは華やかで上品
- 口当たりはきめ細かくてやわらか
- 冷やすとキレの良さが冴え、すっきりとした飲み口に
と、秋田酒こまちらしい味わいを期待できるテキストが書かれていました。
実際に飲んでみてどう感じたのか。
次の項でみていきましょう。
【一滴千両 純米大吟醸】の味は?
『一滴千両 純米大吟醸』の味わいをひとことで表すのならこうなります。
“香りに米の重みと果実の軽さが混在している、上品な甘さの日本酒”
グラスにそそぐと、色はわずかに黄色です。
鼻を近づけると、香りにフルーティーさだけでなく米のもつ重みも感じられます。
味わいは、ふくらみはあるけど甘さが上品。
秋田酒こまちをつかっていると言われれば納得する、やさしい甘さがあります。
奥にはほんのりと黒糖感。
あくまでほんのりとです。
黒糖かりんとうの黒糖感を100とすると4。
「ほぼゼロやん」
ほんとそのくらい。
飲みきるまでの数日で変動する程度の感覚です。
ベタベタした甘さではないのですっきり感はありますが、後味にキレはあまり感じられません。
ただ、すっきりとした飲み口なので、いくらでも飲める飲みやすさがありますよ。
『一滴千両 純米大吟醸』の商品情報
- 原料米:秋田酒こまち
- 精米歩合:50%
- アルコール分:15~16度
- 日本酒度:+1
- 酸度:1.4
- 参考価格:1,180円(税抜)
おすすめの飲み方は、冷や~常温まで。
甘辛度でいえばちょうど中口にあたるお酒です。
純米大吟醸としては価格もかなり壊れているので、抵抗なく買える入門酒ともいえそうですね。
『一滴千両 純米大吟醸』以外で1500円以下のおすすめは?
おすすめの秋田の地酒といえばほぼすべてを推したくなるのですが、1500円以下となれば話は変わってきます。
『美酒爛漫 特別純米酒』
まずは、おなじ湯沢市から1本。
『美酒爛漫 特別純米酒』は、ワイングラスでおいしい日本酒アワードと全国燗酒コンテストの両方で最高金賞を獲得した日本酒です。
※詳細、味、商品情報はこちらの記事からどうぞ
『高清水 純米大吟醸』
おなじ酒米をつかった1本。
秋田酒こまちを45%までみがいた純米大吟醸です。
※詳細、味、商品情報はこちらの記事からどうぞ
『秋田晴 大吟醸』
飲みやすさの近い1本。
『秋田晴 大吟醸』は、ワイングラスでおいしい日本酒アワードにおいて最高金賞を獲得した日本酒です。
クリアーな甘さにはいくらでも飲めるだけのパワーを感じます。
※詳細、味、商品情報はこちらの記事からどうぞ
『一滴千両 純米大吟醸』の感想・評価:まとめ
最後にもう一度、『一滴千両 純米大吟醸』の味わいをひとことにまとめておきます。
“香りに米の重みと果実の軽さが混在している、上品な甘さの日本酒”
価格と味のバランスからみても、コストパフォーマンス申し分なしの1本です。
ただ、もしかしたら、ラベルのデザインがちょっとシンプルで取っつきにくいかもしれません。
実を言うと、私がそう感じていました。
「おっ、なにこれ!」
と、ワクワクして手にとらせるタイプの日本酒ではないです。
質実剛健。
あくまでも、中身のしっかりとした日本酒。
毎日の晩酌をいつもより楽しくしてくれる1本ですので、見かけたらぜひ手にとってみてくださいね。
それでは今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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