あきたさけ!

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【秋田の日本酒】福小町限定!本当におすすめしたい銘柄3選

【秋田の日本酒】福小町限定!本当におすすめしたい銘柄3選

こんばんは、さるあみです。

 

さまざまなコンクールで賞を獲得している木村酒造の『福小町』。

スーパーで買えるものもあれば地酒屋さん限定のものもあったりと、なかなか選ぶのが難しいですよね。

 

今回はそんな『福小町』を、実際に飲んでみたものから厳選して3本ご紹介します。

通販やスーパーでも買えるものを中心に選びました。

読んだあとすぐに買いに行けるものばかりです。

ぜひ、あなたの日本酒選びの参考にしてくださいね。

 

それでは、いってみましょう。

 

 

フランスで戦うMr.アベレージ『福小町 純米吟醸

まずは1本目。

秋田県内であればどこのスーパーでも買えてしまう、『いつもの純米吟醸』です。

純米吟醸』のポイントは3つあります。

 

  • どこでも買える
  • KuraMasterにて最高賞を獲得
  • 平均のレベルがとんでもなく高い

 

どこでも買える件についてはすでに触れてしまったので、2つ目からいきましょう。

 

『KuraMaster』とは、フランスで開催される日本酒コンクールの名称です。

そのコンセプトは、

 

“フランスの地でフランス人が選ぶ、フランス人のための品評会”

 

審査員も一般参加ではなく、プロフェッショナルの方々のみ。

フランスの飲食業界をリードする方ばかりです。

大袈裟かもしれませんが、世界最高峰の舌をもつ審査員と言っても過言ではありません。

なので、ここで評価されることは大きな意味をもちます。

 

言うなれば、“世界で戦えることの認定”です。

 

『福小町 純米吟醸』、そんなコンクールで最高賞の『プラチナ賞』を獲得。

世界で戦えることが認められました。

日本酒がフレンチにも持ち込めることを証明してくれたんです。

 

そんな1本の味わいを、私が語るなどおこがましいのかもしれません。

ですが、それでも言わせてください。

この『純米吟醸』、“とても平均的”です。

ただし、

 

“平均のレベルがとんでもなく高いんです”

 

口当たりはやわらかく、まろやかでなめらか。

やや辛口のはずですが、明るい香りとあわせて甘みが感じられます。

バランスがいい味わい。

全体的に尖るものがない、という印象です。

 

尖るものがないと聞くと、あまり良い印象がありませんよね。

ですが、今回の場合はむしろ良い意味で使いました。

より正確に伝えるのならこうなるでしょうか。

 

“尖ってることに気づかない”

 

香りも口当たりも味わいもすべてが尖っているので、尖っていることに気づかないんです。

どれでもおいしいから、尖った先でバランスが取れています。

こんなお酒が秋田のスーパーでも買えるのですから、まさに灯台下暗し。

日本酒売り場で5分以上悩むようでしたら、まず手に取っていただきたい1本です。

 

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秋田県内限定流通の“素朴さ”『福小町 特別純米酒

2本目は、地域密着の1本。

アンテナショップや地酒屋さんでのみ購入できる『特別純米酒』です。

この『特別純米酒』のポイントはただひとつ。

 

“素朴さ”

 

にあります。

 

まあ~~素朴。自然体な味わい。

おだやかで、甘みがほんわか。

都会的な華やかさはありません。

ですが、田舎ならではの“のどかさ”があります。

個人的には、桐箱入りの『大吟醸』よりも、剥き出しの『特別純米酒』のほうが好きです。

 

毎日飲むなら、こうがいい。

 

そんな風に思わせてくれます。

と、ここまでで書ききったような雰囲気を出していますが、さらに追い打ちをかけさせてください。

実はこの1本、思い入れが半端ではありません。

 

エピソードは10年ほど前まで遡ります。

私がまだスーパーで働いていた頃、仲間と飲みにいく機会がありました。

その仲間もお酒好き。

ですが、好みはまったくの別でした。

あちらはウイスキー党で、日本酒には『甘い』という苦手意識をもっていたんです。

彼には日本酒という選択肢がありませんでした。

 

とはいえ、日本酒にもいろいろあります。

私がカラオケで飲んだお酒によって日本酒を嫌いになったように、出会い方ひとつで印象は大きく変わるはずです。

私は彼に、その居酒屋の『3種飲み比べセット』を渡しました。

そして、そのなかの1本が彼に刺さったのです。

 

「うまいですね、これ」

 

心が震えました。

この素朴な1本が、人の心を動かしたんです。

なので、『福小町 特別純米酒』は私にとって特別な1本。

「福小町でいいのある?」と聞かれれば、まず先に名前を挙げる1本です。

 

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コロナ禍に現れた燗向け酒『福小町 純米酒 燗辛』

3本目は、時代。

アッサンブラージュという選択をした1本です。

アッサンブラージュとはワイン造りの技法で、ブレンドを意味します。

 

日本酒でブレンドといえば、あまり良いイメージはありませんよね。

古い時代を思い出すというか、『安かろう悪かろう』のイメージが消えません。

実際、まだ等級があった時代はブレンドが当たり前でした。

ただしそれは、ブレンドではなく『添加』。

コストを安くするための悪しき風習だったんです。

 

現代のブレンドはちがいます。

 

“日本酒同士のブレンド

 

カクテルのように。

ブレンデッドウイスキーのように。

品質を落とさずに新しい味わいを造りあげることが、新時代のブレンドなんです。

 

今回の『燗辛』もそうです。

石蔵で1年以上低温熟成させた『寒造り純米酒』がいくつかブレンドされています。

酵母もひとつではありません。

 

カクテルのようにレシピはなく、ウイスキーのようにブレンダーが常駐しない日本酒業界。

ゆえに、アッサンブラージュという技法はハイリスクです。

それは個人でやってみればわかります。

 

うまいまずいではなくて、何かがちがう。

 

その『何か』が大きな違和感となるなか、『福小町』は違和を感じさせない味に仕上げてきました。

 

『燗辛』の味わいは、70%精米+熟成感。

コクと重みがあるけれど、常温でも十分おいしくいただけます。

正直、「燗の手間を考えればこのままでも別に……」とも思いました。

 

が、しかし。

しかしです。

 

“熱々でもっと幸せになれるんです”

 

口当たりはややオイリーになって、辛さはほどけるよう。

酸味の余韻も大人の味わいです。

まったく食事の邪魔になりません。

 

発売時期は秋の終わり頃なので、まさに良い時期。

秋田らしい夜の訪れに、よく似合います。

さらに、価格も720ml:1,100円とコスパもGood!

季節があえばぜひ飲んでいただきたい、芯から温まれる1本です。

 

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まとめ:福小町限定!本当におすすめしたい銘柄3選

実は今回、3本にしぼるのにかなり難儀しました。

というのも、木村酒造のお酒っておいしいんですよ……。

一見すると雑に見える紙巻きの『号外』もですし、桐箱抜きでもう少しだけ安くしてほしい『大吟醸』だってそう。

『福小町』というブランドにさえこだわらなければ、『角右衛門』という選択肢だってあります。

 

それなのに、なぜ今回の3本なのか。

 

その理由は、やっぱり“買いやすさ”にあります。

より身近で。

より身近に感じられる1本を。

探しにいかなくても買えるような、すぐそこにある『おいしい』で選ばせていただきました。

ぜひぜひ、あなたの日本酒選びの参考にしてくださいね。

 

それでは、今回はこのへんで。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

 

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