あきたさけ!

秋田と日本酒をこよなく愛する男の地域活性化ブログです

なぜ今、福小町なのか。世界一の大吟醸のうまさに迫る。

こんばんは、さるあみです。

 

秋田を代表する『福小町』ですが、その名に至るまでの経緯を知っていますか?

私は調べるまでまったく知りませんでした。

秋田県民の面汚しです……。

 

というわけで、本題に入る前に少しだけ触れてみますね。

 

やがてはコンテスト常連となる『福小町』にも、最初は時代を表すような名前がつけられていました。

 

『男山』と。

 

いやチョット待って!

男山って他にもあるやん!

そう思うのは無理もありません。私もそう思いました。

北海道に本家男山、新潟に根知男山、福島に開当男山、兵庫にも男山というように、さまざまな地で耳にする音ですよね。

なぜ『男山』が人気の名称になったのか。

そこには、ある験担ぎのようなものがありました。

 

男山=美酒の代名詞

江戸時代は兵庫、伊丹の地『木綿屋山本本家』にて『男山』は生まれました。

同蔵が最盛期を迎えたころ、『男山』は八代将軍・吉宗のお膝酒に引き立てられたとされています。

そこから兵庫、灘の酒ブームが起こり、『男山』は“元服の祝い酒”とされるようになりました。

こうして、『男山』=『美酒』というイメージができあがり、多くの造り手がその名を冠した日本酒を造り上げます。

 

木村酒造も、その多くの造り手のひとつ。

明治14年明治天皇湯沢市を訪れた際、従侍長の宿泊先にあてられたのが木村酒造でした。

そこで振る舞われた日本酒が『男山』です。

評価は意外なものでした。

 

『甘くて香味がやさしい。男山というよりは女性的である』

 

という称賛を受けたのです。

そうして男らしさではなく、女性らしさをもった福娘という名を賜ることになります。

福娘』はやがて小野小町生誕の地であることにあやかり、『娘』を『小町』へ。

『福小町』は、こうして生まれました。

 

やわらかくて気品のある香りは、確かにまさに女性的。

f:id:saruami33:20190309213658j:plain

『福小町 大吟醸』は、香りが段違いです。

そそいだ勢いで香りが押し上げられて、ふわっと鼻をくすぐります。

グラスのなかで落ちついてからもその香りは健在。

鼻を近づける必要がないほど、遠方まで香ります。

香味はまるでマスカット。

吟醸香にある女性らしさは、まさに当時の従侍長がおっしゃるとおりです。

 

口に含むとゆるやかな辛口で、バランスがいいです。

舌のどこに乗せてもうまい。

五味すべての感覚に喜びがあります。

 

恐ろしく完成された1本。

陶器ではなくグラスでいただきたい、五感すべてで楽しみたい逸品でした。

 

誰におすすめするかと問われれば、胸を張ってこう言います。

『だれにでも』

KuraMasterやIWC【インターナショナル・ワイン・チャレンジ】など、国外のコンテストにおいても優れた賞をおさめてきたのが福小町です。

海外の方にも認められ、やがては本当に言われるはずです。

 

“世界中の誰が飲んでもおいしいSAKE”

 

もちろん、コンテストで賞を獲ったという“格”などなくても、この日本酒は絶品です。

秋田に木村酒造あり。

もしかしたら、外堀(世界)を埋めてから内側(日本)を落とす稀有な例になるかもしれませんよ。

その前にぜひ、飲んでみてくださいね。

 

原料米 山田錦100%

精米歩合 40%

アルコール度数 16.5度

まとめ

今回の記事はいかがだったでしょうか?

この大吟醸の美味さを語るには語彙が少なすぎて、もどかしさがあります。

桐箱からすべてが美しくて、ラベルは繊細。

わびさびの詰まった和酒です。

 

普段遣いで福小町をお探しの方にはこちらをオススメしていますので、合わせてどうぞ。

 

saruami-sake.hatenablog.com

 

それでは今回はこの辺で。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

みなさん、よい晩酌を!