こんばんは、さるあみです。
建設会社がつくる日本酒ということで業界を賑わせた『福八』。
醸造を山本酒造に依頼したことでも話題をなりましたよね。
そんな大森建設の『福八』なのですが、なにやら大きな動きがあったようです。
というのも、銘柄の名前に横文字が使われはじめたんです。
その名も、『福八ジョエルロブション』
「!?」
どういうことなのか、ちょっと詳しく見ていきましょう。
『福八』と株式会社ルイRがコラボ
実は、大森建設『福八』の取り扱い先が変わりました。
その場所こそが、株式会社ルイR。
ルイRとはズバリ人名を指します。
その人こそが、ルイ・ロブション。
あのフレンチの皇帝『ジョエル・ロブション』氏の御子息です。
ルイ・ロブション氏の起こした株式会社ルイRの事業内容は下記のものとなります。
- ワインの輸入
- 日本酒の輸出
- 和食レストラン『L’ABYSSE』の運営
- フランスにて日本商品の商談会や展示会
他にも講演を行ったり、醸造、酒造を巡るインポーターとして活躍したりと、グローバルな活動をされています。
ルイ氏はもともと、幼少時代を福岡、大学時代を慶應義塾大学で過ごされた方です。
「なぜ日本酒なのか」
その問いへの答えは、日本酒のもつ可能性だけでなく、第二の母国への想いもあるのかもしれませんね。
さて、そんなルイ・ロブション氏とのコラボ。
いったいどんな日本酒が生まれたのでしょうか。
ラインナップを見てみましょう。
生まれ変わった『福八』のラインナップ
『福八』のラインナップは5つになりました。
まず『袋吊り』なのですが、これは贅沢の極みも極みです。
というのも、『袋吊り』とは驚くほど時間と手間のかかるしぼり方。
出品用のお酒につかわれる手法で、一般流通の日本酒ではまずお目にかかれません。
棚に並ぶものもありますが、通年ものはなく、数量限定品としての扱いがほとんです。
そんな贅沢なしぼり方をした『福八29.8ジョエルロブション』ですが、精米歩合も忘れてはいけません。
なんのための『29.8』なのか。
『ふくはち』ゆえの『29.8』にして、それがそのまま精米歩合になっているんです。
精米歩合30%を切る日本酒なんて、そうありません。
ここも贅沢。
贅沢で溢れかえっています。
さらに、『袋吊り』こそしていませんが、忘れてはいけないのが『純米大吟醸』です。
シンプルに『質』が優れています。
たとえば、とことんこだわった『秋田産』。
- 秋田酒こまちを使い
- 秋田杉の樽で仕込み
- 白神山地の雪でつくった室で貯蔵する
メイドイン秋田がここにあります。
そして、もう1本。
これまでの『福八』にはなかった『純米酒』ができました。
その名も、『福八80ジョエルロブション』。
これまでの流れでお察しのとおり、80は精米歩合を表します。
酒米に『改良信交』をつかっているところにあります。
『改良信交』は、1959年生まれの秋田の酒米です。
『美山錦』が生まれるまでは主力として活躍していて、今でも『新政』『ゆきの美人』では毎年みかけます。
ただ、秋田全体で見ると使っているところは少ないので、なかなか飲む機会のない酒米かもしれません。
とはいえ、『改良信交』もまた秋田の酒米。
なので、『福八80ジョエルロブション』もまた、秋田産にこだわった純米酒だと言えます。
『福八』はどこで買えるの?
現在、『福八』は株式会社ルイRのオンラインショップで購入可能です。
『福八』が生まれる経緯や、ルイ・ロブション氏の想いなども読むことができます。
気になった方、まずは『福八』の公式サイトだけでも読んでみてはいかがでしょうか。
『福八』公式サイトはこちら
『株式会社ルイR』公式サイトはこちら
まとめ:能代の日本酒『福八』とロブションがコラボ。精米歩合80%の純米酒も
いまフランスでは、フランス人のための日本酒コンクール『KuraMaster』が開催されたりと、日本酒への評価が高まっています。
日本酒の輸出量も増え、ブラジルやシンガポールなどでも飲まれるほど。
いつの間にか、日本酒は日本人だけのものではなくなりました。
その香り、その味わいが、世界まで。
『SAKE』が世界中で愛飲される日はそう遠くないのかもしれませんね。
それでは今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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