こんばんは、さるあみです。
冬酒といえば、にごり。
にごり酒を楽しむ夜って、あったかいですよね。
というわけで今回は、秋田のにごり。
秋田県は大館市にある『北鹿』から、『北あきた にごり酒』をご紹介します。
北あきたのにごりって、通年販売されているので見たことはあるかもしれませんが、なかなか買う機会がないんですよね。
実は、私もそうです。
春は新酒、夏は冷酒、秋はひやおろしと、季節の日本酒に目がいってしまいます。
「味は気になるけど、自分で買って確かめたいとは思わない」
正直な話、『北あきた にごり酒』に抱いている印象ってそんな感じなのではないでしょうか。
それならば安心してください。
本記事は、実際に飲んでみた感想です。
にごりに縁のない私が飲んだ正直な感想となります。
どうぞ最後までゆっくりしていってくださいね。
- 北鹿『北あきた にごり酒』の味は?
- 北鹿『北あきた にごり酒』の商品情報
- 実は、北鹿『北あきた にごり酒』ってすごいお酒なんです
- 北鹿『北あきた にごり酒』以外でおすすめのにごり酒
- 北鹿『北あきた にごり酒』の感想・評価:まとめ
北鹿『北あきた にごり酒』の味は?
『北あきた にごり酒』が並んでいる売場って、720mlは大抵が常温、300mlは冷蔵ケースで売られていることが多いです。
ですので、まずは冷たいまま楽しんでみました。
感想としては、やっぱり甘い。
にごりの分だけ口当たりはやわらかくて、甘みはまろやか。
いちばん奥に苦みがあるので、甘苦いと感じるかもしれません。
けど、いちばん残る感想は『甘い』です。
冷たい状態だと、おいしいという感想は素直に出てはきませんでした。
ところがです。
ところがですよ。
ちょっとだけレンジでチン。たった20秒。これだけで印象がガラリと変わったんです。
“味がグンと引き締まる”
燗で生まれる辛さと、燗そのものの熱さ。
ふたつの刺激で世界が変わります。
両方の刺激が味をまとめてくれるんです。
“甘さにフタをする役割”を果たしてくれていて、急にバランスがよくなります。
うまい。
飲みやすいまま締まった味に、盃がスイスイ進んでしまいます。
北鹿『北あきた にごり酒』の商品情報
日本酒度は0~マイナスにいくほど甘みを感じます。
-7.5は立派な甘口。
にごり酒らしい数値といえます。
そして、あくまで参考価格になりますが、値段がとにかくお買い得!
- 1.8L瓶:1,443円(税別)
- 720ml瓶:700円(税別)
- 300ml瓶:300円(税別)
(ミリ)リッターあたり1円を切る勢いです。
この安さも魅力のひとつかと思います。
実は、北鹿『北あきた にごり酒』ってすごいお酒なんです
北鹿『北あきた にごり酒』って、実はすごいお酒だと知ってましたか?
燗向けの日本酒だけで競われる【全国燗酒コンテスト2019】。
なんと、その『特殊ぬる燗部門』において金賞を受賞した日本酒なんです。
出品数は94。
そのなかでも、金賞を獲得できたのは21銘柄しかありません。
北鹿『北あきた にごり酒』以外でおすすめのにごり酒
通年販売のにごり酒といえば『北あきた』ですが、季節限定品となるとまた違ってきます。
特に、秋から冬にかけて。
酒屋の冷蔵コーナーは『にごり』が活気を帯びます。
そんな賑わいある『にごり』コーナーからいくつかご紹介していきます。
奥田酒造『千代緑 活性本生 にごり酒』
こちらは活性なので微発泡。
甘みが少なく、ほんのりと苦みが楽しめる1本です。
鈴木酒造店『秀よし ささにごり しぼりたて純米酒生酒』
こちらは、『にごり』ではなく『ささにごり』。
『ささ』とは『薄い』の意味で、濃いにごりが苦手な方におすすめな1本です。
秋田清酒『出羽鶴 ぬぐだ丸』
おすすめかと問われれば『う~ん』と首をひねるのが、こちらの1本。
なぜなら、大きく好みが分かれるからです。
『ぬぐだ丸』には、にごりの強みと弱み、すべてが詰まっています。
北鹿『北あきた にごり酒』の感想・評価:まとめ
今回はじめて『北あきた にごり酒』を飲んでみましたが、正直、『冷やした状態』での味は苦手でした。
ですが、温めることで『うまい』と感じるほどの変化があった。
この事実にはおどろきを隠せません。
私は、日本酒の飲み方は自由でいいと思っています。
大吟醸を温めて飲んだっていいし、燗酒を冷やして飲んだっていいんです。
楽しみ方は人それぞれ。
プロのいう飲み方が、あなたにとってのいちばんかなんて誰にもわからないんですから。
ただ、それでも『北あきた にごり酒』は燗を推したいと思ってしまいました。
ぜひぜひ、興味をもっていただけたのなら温めて飲んでみてください。
レンジでちょこっと温めるだけでOKです。
燗も『こうしなきゃいけない』なんてルールはないので、飲みながら調節してみてくださいね。
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