あきたさけ!

秋田に生まれて35年。秋田市のカフェ、地酒、お得な情報をお届けします。

【飛囀スパークリング】の感想・評価:たりない。1本じゃたりない。

飛囀スパークリングの感想・評価

こんばんは、さるあみです。

 

飛良泉本舗のあたらしい試みとして飛囀シリーズがありますが、ついにスパークリングが発売となりましたね。

酸味を楽しく飲ませてくれる『飛囀』。

そのスパークリングともなると、嫌でもワクワクしてしまうというものです。

 

実は私、職場で試飲させていただいたのですが、その日の帰りに買いにいくほど気にいってしまいました。

驚きの飲みやすさ。

1杯で終わらせるだなんてとんでもない1本。

いろいろと感想があふれてきますが、まずはどんなお酒なのか触れていきます。

そのあと味の感想といきますので、ぜひ最後まで楽しんでいってくださいね。

 

それでは、いってみましょう。

 

 

『飛囀スパークリング』ってどんな日本酒?

『飛囀スパークリング』は、にかほ市にある飛良泉本舗がつくる『瓶内二次発酵』をさせた日本酒です。

 

『瓶内二次発酵』とは、文字どおり、瓶のなかで2度目の発酵をうながす方法。

瓶のなかで発酵することで炭酸ガスが発生して、あのシュワシュワとした感覚が生まれます。

つくりかたは、発酵中のもろみと荒走りを混ぜたり、酵母と糖をくわえたり、酒造によってさまざま。

アルコール度数にも蔵の個性がでるので、「日本酒に炭酸とか……」と突き放すにはもったいないジャンルです。

 

さて、そんな『スパークリング』というジャンルなのですが、『瓶のなかで発酵させる』と聞くと生酒のイメージが強いですよね。

ですが、飛良泉のスパークリングは驚くなかれ。

 

『火入れ』

 

なんです。

 

ほとんどのスパークリングが生酒であるなか、『火入れ』をするメリットって何があるんでしょうか。

その答えは、『安定』にあります。

 

『火入れ』をすると、酒は瓶内での発酵をやめます。

つまり、これ以上、味の変化が起こらなくなるんです。

厳密にいうと保管の方法や年月で変化はするのですが、数日、数か月での変化はほぼなくなると言えます。

 

飛良泉は、安定した味わいを提供するために、『火入れ』することを選びました。

 

でも、ちょっと待ってください。

実は、この火入れには大きな苦労が生じるんです。

なぜなら、温めると中身が膨張するから。

ただでさえ炭酸ガスで圧がかかっているのに、熱を加えることでガス圧がさらに高まってしまいます。

すると、瓶になにが起こるのか。

 

キャップが飛びます(笑)

 

ぽーん!と、いい音を立てて飛びます。

それを防ぐために『飛囀スパークリング』は、押し込み式のキャップでもスクリューキャップでもなく『王冠』を使用しています。

そのみためは、もはや生ビール。

栓抜きで開ける日本酒、という新ジャンルを生んでいます。

 

『飛囀スパークリング』の味はどうだった?

『飛囀スパークリング』の味わいをがんばってひとことで表すとこうなります。

 

激的な甘みを酸度の高さとスパークリングで飲ませる1本。

 

日本酒の甘辛度をあらわすとされる日本酒度は、驚異の-37!

-6より下が大甘口となるので、その数値の異常さが際立ちます。

 

さらに、酸度。

酸度も驚くなかれの3.3!

一般的な日本酒の酸度は1~2のあいだなので、これまた異常な数字をたたき出しています。

 

と、ここまで聞くと、異常な数値と異常な数値で、どえらい日本酒に聴こえてしまいますよね。

安心してください。

どえらい日本酒です。

 

マイナスとマイナスを掛け合わせるとプラスになるように、『飛囀スパークリング』はとんでもなくポジティブな1本。

激的な甘みを、酸度の高さとスパークリングで飲ませます。

さらにそこに、『口当たりのまろやかさ』と『低アルコール(10度)』も加わって、飲みやすさが加速するんです。

 

「内容量は500mlだけど王冠だし、開けたら飲みきらないと」

 

なんて心配、いりません。

むしろ足りないくらいです。

このうまさ、楽しさをシェアして飲めば、1本ではまず足りません。

あっという間に飲みきってしまう魔力が、『飛囀スパークリング』にはあります。

 

うまかった~~~!

 

女性にもおすすめしたい、というよりも、ぜひ女性におすすめしたい1本です。

飲みやすくて甘めの日本酒を探している女性の方は、いちど飲んでみてはいかがでしょうか。

 

『飛囀スパークリング』の商品情報

  • 内容量:500ml
  • ジャンル:山廃純米
  • 原料米:秋田酒こまち、美山錦
  • 精米歩合:60%
  • アルコール分:10度(原酒)
  • 酵母:きょうかい酵母No.77
  • 日本酒度:-37
  • 酸度:3.3

 

『飛囀スパークリング』の感想・評価まとめ

飛良泉本舗といえば、全国でみても3番目に古い酒造として知られています。

いわば、伝統の化身。

どこまでいっても、この古さが枕詞のようについて回ります。

 

ですが、変わらないことをもとめられているのかと問われれば、答えはきっとNOです。

 

時代は常に変化をもとめています。

飛良泉本舗もまたそう。

『飛囀』という新シリーズは、若き蔵元が生み出し、こうして飲む人に筆をとらせています。

少なくともこの1本は、私の心をふるわせました。

試飲してその日に買いにいくほど、ウキウキさせられたのですから。

 

だからこそ、ぜひこの経験を、あなたにも。

 

それでは、今回はこのへんで。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

 

※日本酒選びに迷ったら読んでみてください

 

www.saruami-sake.work

 

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