あきたさけ!

秋田と日本酒をこよなく愛する男の地域活性化ブログです

『秀よし 特別純米酒 山田錦100%仕込み』はラベルが素朴。味は深くて美味でした。

こんばんは、さるあみです。

 

今回は、ラベルがちょっと質素で情報が少ない1本を『秀よし』からご紹介。

酒担当者時代、入荷したその商品をみて「え?これ売れる?」と不安になったことを思い出します。

あまり不安だったので自分で買ってみたのですが、これがまんまと秀よしの術中に。

うまいんです。しっかりと。

毎年、秋深まるころに見かける1本ですので、そろそろ手にとった方も多いんじゃないでしょうか。

 

この記事を読むことで、同じような不安をもっている方の不安が消えます。むしろ興味が湧くはず。

というよりも、すでに興味をもっているから読んでくれているはずです。

その背中、後押しします。

 

それではいってみましょう。

最後までゆっくりしていってくださいね。

 

 

名は『秀よし 特別純米酒 山田錦100%仕込み』。ラベルは静かに語る。

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鈴木酒造店『秀よし 特別純米酒 山田錦100%仕込み』

どうですか、この静けさ。

はじめて見たときこう思いました。

 

「秀よしの…………何?」

 

ドカンと真ん中に『秀よし』の文字。ですが、大抵の秀よしのラベルには『秀よし』の文字が書いてあります。

それ以上の情報を、情報をください。

こちらも小売の人間。しかも酒部門の担当者です。

どうせ展開するならセールスポイントが欲しいじゃないですか。

 

「これってどういうお酒ですか?」

 

この質問に答えるのには、あまりにも情報が不足していました。

なにせ、書いてある情報といえば”山田錦100%”くらい。

残りの情報は、

これくらいなものです。

 

山田錦をつかっていることしか答えられない。

限定品とはいえ、ラベルに季節感はない。

数量限定品なのだろうと推測するも、スーパーに卸してる時点でけっこうな数量だと思われる。

 

「つまり……どゆこと?」

 

とても悩みました。

山田錦をつかっている秋田の日本酒はありますし、ウリがどうしてもわからなかったんです。

となると、自分で買って飲むのがいちばん早いですよね!

 

知りたいのは味、評判。飲んでみてどうだった?

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この秀よし、一言で表すならこうなります。

 

"素朴でありながらうまみが深い”

 

吟醸のようなフルーティーさこそ無けれど、甘酸っぱさが濃厚に香ります。

口に含むとファーストタッチがやわらかくて甘いっ。

舌先で甘みを感じ、中頃で酸味がうまれ、そこから確かな辛さが口いっぱいに広がりました。

 

飲み込んだあとに残るのは、辛味。

 

ふわっと広がる余韻にはもう甘みの文字はなく、「このお酒は辛口だ!」と言い切れてしまうほどです。

そして、この辛味にはキレがない。

よく伸びて余韻となるんです。

『福小町 特別純米酒』に似ているけれど、辛口の余韻が個性となっていますね!

 

伸びる辛口。

 

多少濃厚な料理にも負けない強さがありました。これは盃が進むやつ!

 

まとめ:数字でわかる楽しみもあれば、わからないのもまた楽しさのひとつ

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味とラベルとの共通点は『素朴』。

けど、散々ふれたとおり『山田錦』を使用しているんですよね。

酒米の王様。全国一位の生産量にして、最高の酒米です。

 

そこに質実剛健な『秀よし』が加われば、うまくて当然。

飲んできた『秀よし』の感想から得た意見になってしまいますが、どれもキレのある日本酒という印象はもちませんでした。

伸びやかな日本酒。

辛さを全面に押し出すような『秀よし』には出会ってきませんでした。

 

と考えれば、「これは辛口だ!」と言い切れる『秀よし』というのは、ちょっと珍しいのかもしれません。

 

いずれにしても、今しか飲めない『秀よし』です。

ぜひぜひ、取った手を戻さずに、そのままレジに持っていっていただけると嬉しいです。

 

それでは今回はこの辺で。

さるあみでした。

 

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