こんばんは、さるあみです。
夏ですね。
いやってほど夏ですね。
こんな日はこちらの夏酒が恋しくなります。
鈴木酒造店『秀よし 爽快純米』
水色のボトルに、レトロ感のあるラベル。
まるでラムネを思わせるかのような清涼感に、あなたも一度は手にとったことがあるのではないでしょうか。
とはいえ、そこから購入に至るのにはやっぱり勇気がいりますよね。
なにせ、ちょっと安すぎます。
価格が品質に直結するイメージのある日本酒において、『安い』というのはかならずしもプラスに働くものではありません。
失敗したくないという気持ちは、誰しもが持っているものですから。
この記事は、実際に飲んでみた感想です。
上手な表現などはなく、ただありのままお伝えしていきます。
あなたが購入するため一押しはもちろん、購入しないための一押しにもなってくれるとうれしいです。
それでは、いってみましょう。
『秀よし 爽快純米』ってどんな日本酒?
『秀よし 爽快純米』は、大仙市の鈴木酒造店がつくる夏酒です。
夏酒といっても発売の時期は早く、5月中旬。
まだ春酒が残るころに、初夏の風を運んでくる1本となっています。
いちばんの大きな特徴はアルコール分の低さにあります。
その度数は、なんと13度。
一般的な日本酒が15~16度なので、かなり低めの数値となっています。
とはいえ、3%の差といわれても大したことがないように感じませんか?
缶チューハイで考えてみてください。
『ストロング系』から3%をひけば『氷結』に。
『氷結』から3%をひけば『ほろよい』になります。
そう考えると、この差は大きいですよね。
『秀よし 爽快純米』の味はどうだった?
精米歩合60%である爽快純米は、冷やすとほのかに香ります。
本当にほのか。
あわせる食事次第では食事のほうが勝ります。
呑み口はもちろん爽快。
その名に偽りありません。
60%とは思えない透きとおった味わいです。
もはやいくらでも飲めます。
アルコール度数の低さも助けてくれるので、ついつい飲みすぎていることを忘れてしまいます。
甘辛度でいうと、『甘すぎず辛くもない』というのが正直なところです。
クリアな味わいが、ただ喉を通りすぎていきます。
心地よい。
ズルいです、このお酒。
そしておもしろいことに、常温に戻ると味わいが変化します。
どう変化するかというと、
60%らしい米の味わいが顔を出すんです。
ふくらむと言えばいいでしょうか。
味にわずかにコクが生まれます。
テーブルの上に置いておくだけで味わいの変化が楽しめるなんて、おもしろいですよね。
『秀よし 爽快純米』の商品情報
- 精米歩合:60%
- アルコール分:13度
- 原料米:めんこいな
- 日本酒度:+1
- 酸度:1.8
『秀よし 爽快純米』を燗するとこうなります
爽快感ゼロ。
若干の苦みすら感じて、もはや不快です。
2口目ってこんなに遠いっけか……と後悔するほどでした。
ボトルのデザインは生酒のようですが、実は火入れのお酒です。
いけると思ったのですが、お酒に申し訳ないことをしてしまいました……。
『秀よし 爽快純米』の感想・評価まとめ
いかがだったでしょうか?
夏にしか飲めないお酒を夏に飲む。
当たり前のことですが、それってすごく魂にいいです。
「今年もまたこの季節がきたな!」
と、ポジティブな気持ちになれます。
いまを逃すとまた来年です。
ぜひ見かけたらササッと買って、キンキンに冷やして飲むことをおすすめします。
秋田の夏は、秋田の夏酒で。
あなたも夏の体調とうまく付き合っていきましょうね。
それでは今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
よい夏を!