こんにちは、さるあみです。
なんかこう……どうしても好きなお酒ってありますよね。
- 定期的に飲みたくなる
- 選べなくて悩んだときに手にとってしまう
- なぜか気がつけば手に持っている
「なんかこれ、先週も飲んだな……」
なんて、自分でも呆れてしまうほど思い入れのある日本酒。
今回ご紹介するのはそういう日本酒です。
毎年12月中旬発売、
栗林酒造【春霞 初しぼり生 純米酒】
この記事を読むことで、冬に飲みたいお酒が1本増えます。
しっかりと思い出に残るお酒。
それが春霞ですので、ぜひ最後まで読んでいただいて、日本酒選びの参考にしてもらえればうれしいです。
それではいってみましょう。
『春霞 初しぼり生 純米酒』ってどんな味?その評価は?
『春霞 初しぼり生 純米酒』をひとことで言えば、“思い出すお酒”です。
ほかの日本酒を飲んだときにふと、「そういえば、あれ、うまかったなぁ」って思い出すお酒。
それが『春霞 初しぼり生 純米酒』です。
香りは良くてさわやか。明るさすら感じます。
しかも、口にふくむと上質な酸が静かに跳ねるんです。
この控えめな感じがとても心地いい!
実はこの上質さ、いい意味でズルいんですよ。
すごく飲みやすいんです。
スッキリ感がない代わりに、しっかりとした味わいを生んでいるんです。余韻もしっかりしてる。
それなのに控えめな雰囲気をかもすんですよ、春霞って。
目立たないようにしている癖に、実力で勝手に見出される。そんな隠しきれない力があります。
だから、たまに思うんです。
ほかの日本酒を飲んでいる最中に、
「そういえば、あれ、うまかったなぁ」って。
ズルいですよね。
しっかり思い出として根付いているんです。
しかも、いい思い出として。
それが、『春霞』という地力のあるお酒です。
『春霞 初しぼり生 純米酒』の商品情報
ここで『春霞 初しぼり生 純米酒』のラベルをみていきましょう。
- 原材料名:米(国産)、米麹(国産米)
- 精米歩合:60%
- アルコール分:16度
- 保管方法:要冷蔵
※霞なような白いオリが含まれていることがありますが、新酒特有のものですのでご了承下さい。
ラベルから読み取れる数値は、純米酒としてはどれも平均的。
精米歩合60%といえば現代の純米酒の主流ですし、アルコール度数も平均的です。
使用している酒米は、記載がありませんが『美郷錦』だと推測します。
理由としては、
- 栗林酒造の6割以上に使用されていること
- 他の酒米を使用した場合はラベルに記載されていることが多いこと
- 「初しぼり」の元はベーシックな春霞であること
これら三点が挙げられます。
さらにこちらも記載はありませんが、酵母は『9号系酵母』かと思われます。
これもまた栗林酒造を象徴するものであり、違えば記載があるはずだからです。
しっかりとした芯のある味わいと、伸びやかさ。
もはや代名詞となった味わいは、『美郷錦』と『9号系酵母』の為せるワザだと考えます。
『春霞』で他におすすめの商品は?
『春霞』は、季節ごと時期ごとに限定品を出しているため、通年商品からは目が遠ざかりがちです。
【限定】という文字の誘惑には計り知れないものがありますよね。
ですが、伸ばした手が掴まなかった『春霞』もまたおいしいものばかり。
というわけ今回は、通年商品を2つと、春を告げる『春霞』を1つご紹介します。
『春霞 純米酒』
スーパーや量販店での取り扱いもあり、入手しやすいのが特徴です。
価格も1300円を切るほどでコスパも抜群。
ハマれば抜け出せない、普段づかいにもってこいの一本です。
『春霞 純米吟醸 緑ラベル』
私は「実質〇〇」という言い回しがあまり好きではありません。
ですが、あえて言わせていただきます。
『春霞 花ラベル 純米新酒』
「初しぼり」という冬が終われば、訪れるのは春。桜の季節です。
時を同じくして栗林酒造が発売するのが、この『春霞 花ラベル 純米新酒』です。
お花見にいかかでしょうか?
『春霞 初しぼり生 純米酒』の感想・評価:まとめ
派手さはないけど、たしかにうまい。そして、心に残る。
それが春霞です。
今回ご紹介した『春霞 初しぼり生 純米酒』は季節限定酒。
当たり前のことになってしまいますが、『初しぼり』が飲めるのは『初しぼり』の時期だけです。
新酒の時期が終われば棚からは消え、夏を意識した日本酒が増えます。
そうなる前に一度は飲んでおきたい一本ですね。
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