あきたさけ!

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【出羽鶴 純米酒 秋田豊穣】の評価・レビュー:甘み豊かなブレンデッド純米。

出羽鶴 純米酒 秋田豊穣の評価・レビュー:まとめ

こんばんは、さるあみです。

 

いつの間にか発売されていて、静かに売れていて、気にはなるけど安すぎて不安。

そんな1本、あなたにもあるかと思います。

きっとこの日本酒も、そう。

 

『出羽鶴 純米酒 秋田豊穣』

 

720ml:1,078円とコスパが良さそうだけど、情報がないからちょっと困りますよね。

実は、私も調べてみたのですが、大した情報は見つけられませんでした。

なのでこの1本は、紹介というよりは感想がメインとなります。

 

いま、あなたの目の前にあって買うか悩んでいるのであれば、きっと解決できます。

ぜひ、最後まで楽しんでいってくださいね。

 

 

『出羽鶴 純米酒 秋田豊穣』ってどんな日本酒?

情報のない日本酒とお伝えしましたが、ひとつだけ得られたポイントがあります。

それは、酒米です。

使用米がブレンデッド。

秋田酒こまちをメインに置いて、いくつかの酒米ブレンドされているのだそうです。

 

ということは、あなたに思い出してほしい2本があります。

 

www.saruami-sake.work

 

www.saruami-sake.work

 

『裏銀紋』は、両関酒造が3つの酒米ブレンドしたもの。

『燗辛』は、木村酒造が『寒造り 純米酒』を複数ブレンドしたものとなります。

いずれも、ブレンドゆえの低価格。

コスパにすぐれていて、複雑味をもつ1本です。

 

もしかしたら、

 

ブレンド? 日本酒って混ぜてもいいの?」

 

と思われたかもしれません。

 

これ実は、素人には本当におすすめできない方法なんです。

なぜなら、正解がないから。

 

例えばカクテルを想像してみてください。

カクテルには古くからレシピが存在しています。

そのレシピは、先人たちが失敗を繰り返し、苦労の結果たどりついたものです。

また、そのカクテルレシピをいまも受け継ぐプロたちがいます。

それがバーテンダー

“混ぜるプロ”です。

 

おなじくブレンドといえば、ウイスキーも忘れてはいけません。

ブレンデッドウイスキーの製造には、必ずブレンダーが存在します。

こちらも“混ぜるプロ”。

味わいをまとめることに長けたプロフェッショナルです。

 

では、日本酒は?

 

「日本酒は……」と考えると、そもそもの壁にぶち当たります。

なにせ、混ぜない。

もともと混ぜない飲み物です。

日本酒をブレンドするプロなんて職業、聞いたことありませんよね。

三増酒』をブレンドと捉えるなら話は別ですが、カクテル的な意味合いで捉えるのならばいないはずです。

 

だから、日本酒のブレンドには正解がありません。

レシピがありません。

ゆえに、素人が混ぜておいしくするのは難しいといえます。

 

ですが、もし。

もしも、日本酒造りのプロが混ぜたのなら。

そこに経験や勘、そして化学のチカラが加わったのなら。

 

『正解』

 

が、生まれるのではないかと考えます。

 

今回の1本もそうです。

日本酒造りのプロがブレンドした1本。

いかなる味わいになっているのか。

感想に移っていきましょう。

 

『出羽鶴 純米酒 秋田豊穣』の感想は?

『出羽鶴 純米酒 秋田豊穣』の味わいをひとことで表すのならこうなります。

 

“甘みと雑味あるうまみ”

 

香りはオイリーで、うまみと酸を感じます。

香りで感じた第一印象は、「燗でうまそう」でした。

 

味わいは、うまみある雑味。あるいは雑味のあるうまみ。

磨きあげた透明感こそありません。

でも、熟成を感じるコク。それと、舌ざわりの軽さでスイスイと飲ませます。

この軽さはアルコール度の低さ故でしょうか。

 

そして、やっぱり思うのは、ちょっと甘い。

しっかり甘いと感じられるので、日本酒度は-1、-2くらいあってもおかしくないように感じました。

 

熱燗だと、よりオイリーでうまみが豊かに。

ただ、やっぱり甘いです。

うまみを追い越していくので、最終的な印象は甘みに落ちつきます。

 

食中酒にしたいけど、合わせる料理が難しい。

ただ、価格帯と試みを考えるとおもしろさが勝る。

 

そんな印象の1本でした。

 

『出羽鶴 純米酒 秋田豊穣』の商品情報

  • 使用米:秋田酒こまち、他
  • 精米歩合:70%
  • 酵母:非公開
  • アルコール分:14度

 

『出羽鶴 純米酒 秋田豊穣』の評価・レビュー:まとめ

実際に飲んでみて感じたのは、“数値では測れない”ということです。

というのも、この『秋田豊穣』の精米歩合は70%。

ですが、私にはどうしてもそこまで低精白には感じませんでした。

これはポジティブな感想で、とても質が良く、やわらかな舌ざわりだったんです。

 

また、突き抜けた部分として『甘み』を挙げました。

2021年10月発売の『SWEET』ほど強い甘みではないのですが、それを思い出します。

あちらは本当に“そのためのお酒”といった感じで、限界まで甘さを引き出したものです。

 

秋田豊穣』はというと、複雑。

 

混じりっけのない甘さではなく、いろいろが混じった甘さでした。

なので、最終的にはやはり「おもしろい」が感想となります。

 

苦境の2年のなかでさまざまな試みを行ってきた酒造業界。

「もうアイデアは出尽くしたのではないか」を覆すような試みが、まだまだ出てきそうですね。

 

モノを買うでも価値を買うでもなく、アイデアを買う。

 

そんな楽しみ方をしてみるのもいいのではないでしょうか。

 

それでは、今回はこのへんで。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

 

 

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