こんばんは、さるあみです。
酒造年度が変わる10月から仕込みがはじまり、約1か月。
新酒の季節です。
早いところでは『初しぼり』と銘打って、最初の1本が出回りはじめます。
出羽鶴もまたそう。
しぼったばかりの、若々しくも美しい生酒が発売されました。
その名も、
“出羽鶴 新米初しぼり 特別純米酒”
この記事では、『新米初しぼり』がどんなお酒で、どんな味わいだったのかに触れていきます。
今しか飲めない限定酒ですので、ぜひ飲み逃さないようにしてくださいね。
それでは、いってみましょう。
- 『出羽鶴 新米初しぼり 特別純米酒』ってどんなお酒?
- 『出羽鶴 新米初しぼり 特別純米酒』の味はどうだった?
- 『出羽鶴 新米初しぼり 特別純米酒』の商品情報
- 『出羽鶴 新米初しぼり 特別純米酒』の感想・レビュー:まとめ
『出羽鶴 新米初しぼり 特別純米酒』ってどんなお酒?
『出羽鶴 新米初しぼり 特別純米酒』は、秋田清酒の出羽鶴蔵がつくる季節ならではの1本です。
発売は、11月下旬。
精米歩合60%の特別純米酒ですが、720ml:1,320円(税込み)とお得感たっぷりの1本となっています。
「いや、1,320円って普通の値段じゃない?」
と思われたかもしれません。
ですが、想像してみてください。
いろいろな日本酒の売場を。
いまだに税抜き価格のほうを大きく表示しているお店が多いと思いませんか?
よく見かけるのは1,320円(税抜き)。
実際の価格は1,500円前後というパターンです。
そんななかで1,320円(税込み)というのは、コスパに優れているのではないかと思います。
さて、じゃあなぜコストを下げられるのでしょうか。
その秘密は、酒米にありました。
『出羽鶴 新米初しぼり』に使われている酒米は『ぎんさん』。
『ぎんさん』には大きな特徴が2つあります。
収穫量が多いことで比較的安く仕入れることができます。
さらに、酒米としての適性の高さ。
これらをあわせて、低コストですぐれた日本酒造りに一役買っています。
秋田の安価な特定名称酒にはよく使われているので、「この酒安いな!!」と思ったら原料米を確認してみてくださいね。
『出羽鶴 新米初しぼり 特別純米酒』の味はどうだった?
『出羽鶴 新酒初しぼり 特別純米酒』の味わいをひとことで表すのならこうなります。
“明るい、とにかく明るい”
天井を見上げたときの照明のように、まぶしさを感じる1本。
よく冷やして飲むことで、凛とした透明感が楽しめます。
味わいは若く、ほんのりとピリピリしたガス感があります。
酸と甘みのバランスはすこぶる良好。
舌に沈むようなうまみはなくて、水のようにやわらかく流れます。
余韻にはやや苦み。
「若い酒を飲んでる~~」
と、新酒ならではの感想が漏れます。
これはうまい。うまいです。
この季節ならでは。
今しか楽しめない『凛』がありました。
『出羽鶴 新米初しぼり 特別純米酒』の商品情報
- 原料米:ぎんさん
- 精米歩合:60%
- アルコール分:16~17度
- 日本酒度:+1
- 酸度:1.9
- 参考価格:720ml 1,320円(税込み)
『出羽鶴 新米初しぼり 特別純米酒』の感想・レビュー:まとめ
『新酒』って、心が躍る単語ですよね。
「また今年もこの季節がきたか」となります。
あなたもきっとそうなのではないでしょうか。
日本酒は、新しいからうまい。若いからうまい。
なんてことはありません。
古酒には古酒の良さがありますし、ひやおろしのように寝かせることで旨みを引き出す方法だってあります。
でも、飲みたいときってあるじゃないですか。
新しく仕込んで、新しくしぼった日本酒を。
季節がくれるその気持ちに正直になりましょう。
いまは、新酒がおいしい時期ですから。
それでは、今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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