こんばんは、さるあみです。
秋田のにごり酒といえば通年で販売されている『北鹿』が有名ですが、忘れてはいけないがこちらの1本。
『出羽鶴 ぬぐだ丸』です。
冬を思わせるデザインと、そこに感じる温かみ。
180ml缶での販売もしているので、手を出しやすいのもひとつの売りです。
とはいえ、にごり酒は好みが分かれます。
ミニ缶があるからといってもなかなか手が出ない、というのが本音ですよね。
ですので私、実際に買って飲んでみました。
「にごり酒ってどうなの?」
「私にも飲めるかな?」
そんな不安に応えていきますので、ぜひ最後まで楽しんでいってくださいね。
それではいってみましょう。
『出羽鶴 ぬぐだ丸』ってどんなお酒?
『出羽鶴 ぬぐだ丸』は、秋田は県南にある『秋田清酒』がつくる日本酒です。
もしかしたら、『秋田清酒』といわれるとピンとこないかもしれません。
ですが、こう言い換えたらどうでしょう?
“『刈穂』の蔵元”
あるいは、“『出羽鶴』『やまとしずく』の蔵元”
なんだか急に身近な存在に感じてきませんか?
特に『刈穂』は、秋田県内では手に入りやすく、価格も手頃。
季節モノにも強く、四季折々の顔をみせてくれることでも有名です。
県内スーパーやコンビニ、酒の英雄、やまやでの取り扱いもあるので、県民にとっては生活のそばにあるお酒ともいえそうですよね。
裏ラベルの商品説明にはこのようにあります。
このお酒は低音でじっくり発酵し、熟成したもろみを粗く濾して、白くにごったまま製品として仕上げたものです。蔵人でなければ味わえなかったにごり酒の風味、芳醇な香りとトロリとした酒蔵の味をお楽しみ下さい。
そうなんです。
にごり酒って、粗いだけで『濾している』んです。
だから、どぶろくよりも白さが穏やか。
にごりは沈み、上澄みとの層が生まれるのもひとつの特徴です。
『出羽鶴 ぬぐだ丸』の味わいは?
冬は燗がいいという方も多いとは思いますが、『ぬぐだ丸』は冷やがよく映えます。
味わいは、どっしりとした濃厚な甘み。
そして、濃厚なうまみ。
さらに、濃厚な雑味。
これら3つがまとめてズドンときます。
もうね、辛口好きな人は回れ右です!
ガス感のあるスッキリ系を好まれる方も回れ右!
「うわ、私は苦手だな……」
と、ひとくちで手が止まります。
ですが、“ありのままの日本酒を楽しんでみたい!”という方には、心からオススメしたい魅力があるのも事実です。
これが日本酒か。
これも日本酒か。
そんな風に、日本酒の幅が広がります。
記録しないと忘れてしまう味わいはありますが、『ぬぐだ丸』は記憶に残る味わい。
『季節を飲んだ』と、思い出に残る1本です。
『出羽鶴 ぬぐだ丸』の商品情報
分類上は『普通酒』となります。
まとめ:『出羽鶴 ぬぐだ丸』は濃厚な甘口。まずは180mlから
『出羽鶴 ぬぐだ丸』は、日本酒度を見てもわかるとおり、かなり濃厚な甘口となっています。
『刈穂』の定番酒を知っている人からすれば驚きの味わい。
「えっ、これも刈穂のところのお酒なんだ!」
と、蔵元の幅にも驚きの1本となっています。
そして、最後に言えることはただひとつ。
『まずは180mlからいきましょ』
やはり好みが分かれるお酒、というのが正直なところです。
日本酒を飲み慣れている方にとっては『幅を楽しめるお酒』。
ですが、はじめて日本酒を飲まれるのであればオススメはできません。
「これってどうなんだろう?」
「私にも飲めるかな……」
と、いま手にとって悩んでいるあなた。
そんなあなたにとって参考になる記事となっていたらうれしいです。
それでは今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
※あなたの好みに合う日本酒があればと思い、いくつかまとめてみました。
ぜひ、日本酒選びの参考にしてみてくださいね。