こんばんは、さるあみです。
女性蔵人の活躍が目ざましい佐藤酒造店から、春限定の日本酒がでました。
その名も、『花ごろも』
“花見の衣装”を意味するネーミングに、桜の景色が浮かびますね。
今年もコロナ禍おわらず。
ゆっくりと花を見ることは叶わないかもしれません。
ですが、短くなった時間を濃いものにすることはできるはずです。
この記事では、『花ごろも』がどんなお酒で、どんな味わいだったのかについて触れていきます。
ぜひ最後まで読んで、あなたの日本酒選びに役立ててくださいね。
それでは、いってみましょう。
- 『出羽の冨士 純米吟醸生酒 花ごろも』ってどんな日本酒?
- 『出羽の冨士 純米吟醸生酒 花ごろも』の感想は?
- 『出羽の冨士 純米吟醸生酒 花ごろも』の商品情報
- まとめ:『花ごろも』は、しっとりとした苦みある甘さがおいしい
『出羽の冨士 純米吟醸生酒 花ごろも』ってどんな日本酒?
『花ごろも』は、矢島町にある佐藤酒造店がつくる春酒です。
発売月は3月。
重く積もった冬の、終わりを期待させるデザインが目をひきます。
生酒という中身だけなく、外見からも新鮮さが見てとれるはうれしいですよね。
さて、そんな『花ごろも』ですが、特徴は『非公開』なところにあります。
というのも、『花ごろも』は
わかる情報としては、
- 精米歩合:60%
- アルコール度:16度
- 日本酒度:+1.5
これらが挙げられます。
なので、情報のない1本。
あるいは、推測を楽しめる1本と言い換えることのできる日本酒です。
たとえば、精米歩合。
60%ということは、55%精米のものと比べると磨きはひかえめです。
さらに日本酒度をみると、ほぼ中口。
「辛口に慣れている人であれば甘口に感じるかもしれないな」
そんな風に推測を楽しむことができます。
では、実際に飲んでみるとどう感じたのかを見ていきましょう。
『出羽の冨士 純米吟醸生酒 花ごろも』の感想は?
『花ごろも』の味わいを一言であらわすとすれば、こうなります。
“しっとりとした、苺のような苦みある甘さ”
まず香りなのですが、明るいです。
生酒のフレッシュ感が舞うように香ります。
ただ、アルコール感も乗っているので不思議な感覚。
舞うように明るい甘みと、アルコールの重み。
どちらも主張があって、嗅がなくてもいいほど鼻をくすぐります。
味わいは、スッキリ感よりもジューシーさが際立ちます。
出羽の冨士といえば、日本酒の甘みを大切にしている酒造というイメージですが、今回もそう。
しっとりとした、苺のような苦みある甘さがたまりません。
美郷錦でしょうか。
飲んだ感じの印象は、美郷錦を思わせました。
とはいえ、若いお酒に苦みはつきもの。
生酒のもつ苦みと合わされば、どの酒米にもあり得る味わいです。
推測の域はでません。
ただ、やっぱり出羽の冨士です。
日本酒の甘みをおいしく引き出してくれていて、やさしい気持ちになれる1本でした。
『出羽の冨士 純米吟醸生酒 花ごろも』の商品情報
まとめ:『花ごろも』は、しっとりとした苦みある甘さがおいしい
花見酒のできない春がおとずれ、季節を感じる術も減りました。
ブルーシートを敷いて、桜を見上げて大勢で飲むこともなかなかできません。
「春らしいこと、なんにもしてないな」
なんて思っていませんか?
そんな悲しいこと思わないでください。
春らしいことって、実は身近にあります。
たとえば、季節の食材をつかうだけでも春です。
そして、季節の酒を合わせるだけでも春なんです。
たけのこ、新玉ねぎ、春キャベツ。
タラの芽、菜の花なんかもいいです。
魚であれば、鯛なんて素敵だと思いませんか?
年間とおして食べられる鯛も、春には呼び名が変わります。
“桜鯛”
ほら、春だ。
おうち時間という言葉に嫌気がさしてきた今だからこそ、おうちで出来る新しい考え方をしてみてくださいね。
それでは、今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
※日本酒選びに迷ったらこちらもどうぞ