あきたさけ!

秋田に生まれて34年。秋田市のグルメやカフェ、そして地酒の魅力をお伝えします。

【出羽の冨士 純米酒 宵乙女】の感想・評価:甘口だけどスッキリ後味。重みがあるのに飲みやすい。

出羽の冨士 純米酒 宵乙女の感想・評価

 

「安いと嬉しいけど、安すぎると不安になるんだよね」

 

こんばんは、さるあみです。

 

安価な日本酒ってありがたいけど、なかなか手が出せないですよね。

なぜなら、失敗が怖いから。

予算をしぼってリスクを負うくらいなら、平均的な価格で有名ブランドのものを選ぶ。

日本酒に関していえば、『冒険』とは、高値のものではなく『安価なもの』を買うことを指すのかもしれません。

 

その点でいえば、今回ご紹介するお酒は人によっては『冒険』にあたります。

 

【出羽の冨士 純米酒 宵乙女】

 

税込み1,078円の純米酒です。

 

あなたはきっと、今はまだ『不安』が勝っているはずです。

ですが、約束します。

この記事を読み終えるころには、その『不安』はなくなっています。

『不安』といっしょに持っているもの。『興味』のほうが勝ります。

ぜひ、宵乙女の詳細と味、そして出羽の冨士の一端にふれていただければ嬉しいです。

 

 

『出羽の冨士 純米酒 宵乙女』とは?

出羽の冨士 純米酒 宵乙女とは?

 

『出羽の冨士 純米酒 宵乙女』とは、2020年、七夕の日に発売された純米酒です。

 

ラベルは、先に発売された『涼音(すずのね)』を手掛けたママ蔵人さんによるデザイン。

天の川のごとき星空は、『七夕』『宵』のイメージによく合っています。

ラベル上部は右肩上がりにカットされていて、湾曲しているのが特徴です。

 

裏ラベルには、シンプルな情報にいろどりを添える水玉模様が。

色のやわらかさから、紫陽花のような印象も受けました。

さらに、首掛けには黄色いリボンがあしらわれていて、ママ蔵人さんの温かさが光ります。

 

低価格の純米酒となれば、ラベルにかけられるコストも限られるはずです。

できる範囲で細部までこだわった純米酒

それが、外見から受けとった印象でした。

 

※参考までに『涼音』ってこんなお酒

www.saruami-sake.work

 

『出羽の冨士 純米酒 宵乙女』の味は?

出羽の冨士 純米酒 宵乙女の味は?出

 

 『出羽の冨士 純米酒 宵乙女』はまず、香りが素敵です。

冷やしてグラスに注ぐと、しっかりとした甘酸っぱさのある香り。

フルーティーという表現よりも、果実感という言葉がよく似合います。

 

香りに『重み』を含んでいるからでしょうか。

軽快さのあるカタカナよりも、漢字表記のほうが合っているように感じました。

 

味わいは、感じるまでに層があるイメージ。

かならず味わいの前にまろやかさがあります。

 

舌で押しつぶすとサラッとした感触があって、そこが70%精米らしさかもしれません。

 

甘辛度でいえば、甘めです。

甘すぎない甘さ。

『甘み』と『酸味』と『うまみ』と『厚み』を、消えていく後味でスッキリと飲ませてくれます。

 

けっして派手な味ではないけど、うまい。うまいです。

 

伝統的な味わいの甘口でありながら、なぜか明るく魅せれられてしまう。

そんな、出羽の冨士らしさを感じる1本でした。

 

『出羽の冨士 純米酒 宵乙女』の商品情報

出羽の冨士 純米酒 宵乙女の商品情報

 

  • 特定名称区分:純米酒
  • 原材料:米(国産)・米麹(国産米)
  • アルコール分:16度
  • 原料米:秋田県産米100%
  • 精米歩合:70%
  • 内容量:720ml
  • 参考価格:1,078円(税込み)

 

日本酒度の表記はないのですが、甘口で間違いないかと思います。

 

『出羽の冨士』でほかにおすすめの商品は?

『出羽の冨士』には『涼音』のような季節限定酒もありますが、今回は通年商品のなかからオススメの2本をご紹介します。

 

『出羽の冨士 純米吟醸 AKITA雪国酵母仕込』

ひとつめが、『出羽の冨士 純米吟醸 AKITA雪国酵母仕込』です。

味わいは甘く女性的。

ジューシーな甘さは、はじめて日本酒を飲む女性にも勧めたくなる味わいです。

 

※詳しくはこちら

 

www.saruami-sake.work

 

『出羽の冨士 純米吟醸 三番』

ふたつめが、『出羽の冨士 純米吟醸 三番』です。

三番とは蔵のなかで見つかった酵母の名称で、ほかの蔵にはないもの。

つまり、出羽の冨士にしかつくれない味わいとなっています。

 

「こういうのでいいんだよなぁ」

 

と、湯船につかったときのような安心感のある1本です。

 

※詳しくはこちら

 

www.saruami-sake.work

 

『出羽の冨士 純米酒 宵乙女』の感想・評価:まとめ

出羽の冨士 純米酒 宵乙女の感想・評価:まとめ

 

個人の見解となってしまいますが、出羽の冨士さんは、

 

“日本酒業界にこれから必要となっていく2つのもの”

 

をいち早く取り入れた酒造だと考えています。

 

ひとつは、【女性のチカラ】

そしてもうひとつは、【それを受け入れる柔軟性】です。

 

全国に15000以上の銘柄があるとされる日本酒業界は、まさに群雄割拠。

なにもしなければ埋もれてしまいます。

どんなに味が良くても、手にとってもらわないことには始まりません。

女性ユーザーも増えてきました。

そんな状況下で必要とされるのは、女性の目線です。

 

デザインが大事だと理解していても、それを優先してこなかったのが過去。

今までやってこなかったことを新たに取り入れるのには、勇気以上に柔軟性が必要となります。

定石を崩すには、小さな変化では足りません。

わかってるけどできない。

それを変えるには、女性のチカラが必須だと考えています。

 

そして同時に、女性が輝ける環境も。

 

出る杭を打つのはなく、受け入れて、取り入れる。

今までへの固執ではなく、これからに目を向ける。

 

それを実行している出羽の冨士さんは、『杜氏』さん、『ママ蔵人』さん、どちらも凄いです。

もうね、見ていてとにかく楽しいんです。

伝統的な味わいと、新しいアイデア

出羽の冨士さんは、コロナ禍にあっても希望をみせてくれます。

 

宵乙女もそう。

ぜひ、あなたの夜を明るく照らす1本にしていただければうれしいです。

 

それでは今回はこのへんで。

ここまで読んでいただきありがとうございます。